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    〜テディとヴィレルの出会い〜3日目✌️

    前の話と同じくらくがきで自己満用なので、誤字脱字、文章力が死んでる

    ⛈️🐯の出会って3日目「で?」

    翌日、買い物も済んで、ヴィレルと俺は人気など全くない日本は今は夜の9時だとして、そこから反対におよそ12時間の差がある場所の平原にいる。
    その理由は彼の正体を確かめるため。

    彼には彼を派遣している社長(主人(神))がいるらしいが、彼がホームとしている場所はどうやらその社長の場所、いわば天界。当然部外者の俺は連れて行くことは出来ない。神とご対面なんてそりゃあできるわけない。当然だ。

    「まずは礼装に」

    彼は少し体を浮かせると全身が眩く光ると、見たことのない衣装を着飾っていた。
    神聖な衣装を身に纏い、背中からは黄金色の翼が六つ。尾は二つ裂けた猫又。その姿に呆気に取られらていると、コンっと金属と鉱石が混ざった音が響いた。

    「…………………それは…………、お前の武器なのか?」

    「ああ、雷水晶とオリハルコンで作られた人の姿でいる時の俺専用の槍」

    「雷水晶とオリハルコンって………あんたはサンダーバードって言ったか、別名は雷神鳥………もう今の姿だけでも納得してもいいけども……」

    凄まじく、間違いなく神々しい。

    光が届かない真っ暗闇の中でも、彼だけは輝いているのだろう。

    「元の姿になったら、俺の背中に乗ってもいいんだぞ?」

    「そんな、恐れ多い………」

    彼は再び眩く光ると、大鷲の姿へと変身した。

    「………、、、思ったより大きいな………」

    「どうぞ背中に乗って」

    とは言うけど、それより

    「………普通に乗る前に少し、良いか?」

    大鷲とはいえど、鳥……
    胸毛のもふもふが半端なく気になる

    「あぁ、………どうぞ😊」

    ヴィレルが安定的にウェルカムなので羽毛に埋まる。

    「モッフモフゥ………」

    胸の羽毛に頭を擦り付けていると、クスクスと微笑する声が聞こえた。

    「気に入った?」

    ヴィレルが大きな嘴を俺の頬に擦ってきた。

    「………気に入った。………毎日触ってたいくらい」

    「そりゃあ良かった」

    ヴィレルの嘴を撫でて、色々と満足したので背中に乗ることにする。

    「こんな感じでいいの?」

    「うん、いいよ。そのまましっかり捕まってて」

    「?………おぉぉ、?!」

    俺を乗せたまま翼を羽ばたき、いとも容易く宙へと身を乗り出す。そのまま空へと飛び、陸を上から見渡す。

    「すげー、空飛んでる」

    ヴィレルの背中から見る景色は絶景だった。
    そう思っているのもつかの間で、あたりは突然雲行きが怪しくなり、冷たい風が吹いてくる。

    「捕まってて」

    彼はそう言って、雨嵐の雷雲の中を慣れた動きで突き進んでいく。

    「………、っ……ッ」

    ────雨の匂いが違う。

    サンダーバード、雷神鳥。
    雷を自在に操る巨鳥

    この雲は彼が作り出したもので、彼が操っているのだ。


    俺には自然の力をどうこうするなんてのはできない。ヴィレルはまさに神になった鳥だ。
    それに彼は一度古代の皇帝と魂の契約をした後、その皇帝もまた魂が不滅であるため、彼は不死鳥となったと言っていた。

    (もう、人間の理解の範疇を超えている)

    こんなに風も強く雨だって冷たいはずだが、ヴィレルの背中は暖かかい。

    俺もパイロキネシスでよく雷を操る方が多いからなのか、彼とは相性がいいのかもしれない。

    「ヴィレル、俺はお前が好きだ。本当にずっと一緒にいてくれるか?」

    「もちろん。そう誓約をした。君の魂が向かう先へ、俺もついて行くよ。そして守る」

    「………ありがとう。嬉しい」

    「例え生身として現存できなくとも、俺はずっと君のそばにいると約束するよ」

    「それだけでも、心強いよ。ありがとう。愛してる」

    嵐雲の中を抜け、元の場所へ戻って来て平原へと降り立つ。腰を低くしたヴィレルの背中から降りると、ヴィレルは人の姿へと変えた。

    俺の濡れた髪を触り、お辞儀をするように顔を近づけると、彼は頬と頬を擦り寄せた。

    「俺も愛してる。テディ」

    チュッとリップ音を立てて頬にキスをする。
    彼は俺が欲しいものをくれる。
    与えて満たしてくれる。

    こんなに貰っていいのか……

    耳が熱くなる。

    「びしょびしょになったね。帰ろうか」

    クスクス笑って、ずぶ濡れの俺を見るヴィレルも、多少濡れている。

    「ヴィルも結構濡れてるけど」

    「テディ程でもないけどね」

    二人微笑みながら、眩い光に包まれマンションの住まいに帰る。

    ───────────────────
    3LDKのマンション。

    俺のベッドはヴィレルが仕事中に届く。
    それまで俺はヴィレルのベッドにお世話に………、
    なんか言い方がおかしいな。

    それまで俺はヴィレルのベッドで一緒に寝ることに。まぁ、ヴィレルが仕事中は一人なんだけど。

    口座とかカードとか、好きに使って、とりあえず家具思うように買い揃えていいとも言われたので、思う存分とまでは行かないが、まぁ住める環境として整えるつもりではあるが………

    「もう充分では」

    「それは、俺のベッドで一生寝るってこと?」

    「ここ二日寝て気づいたんだけど、お前の匂い落ち着くしめっちゃ熟睡できるんだが……」

    「あー………、まぁ、じゃあ、ベッドはいいとしても、なんかパソコンとか、やりたいことやっていいんだよ?」

    「つってもなぁ………」

    「テディはでも、外で何かするタイプだよね……」

    「んー、………、、、バイクとか」

    「それは、免許取りに行かないとまずいね」

    「車も?」

    「いぇすいぇす」

    「はぁ……あのクソだるいやつをやるのか」

    日本なら免許試験があるんだったか……

    「でもテディなら一発じゃない?」

    「まぁ、そうだが……この時代のって工程が少し面倒くさそうじゃん」

    「テディなら大丈夫だよ👍✨」

    まぁ、どの道杞憂なんだろうな……

    「………なぁ、今日で俺を拾ってから休日も三日目なんだよな」

    ソファに二人とも腰を落ち着かせ、確認をする。

    「うん。そうだよ」

    「なら明後日の夜、……抱いてくれない?」

    「君がいいなら」

    「うん、いい……」

    少しだけ緊張する。答えはわかっていても、こんなこと真正面と向かって言うのは慣れてないから。いつも雰囲気で誘って、それだけ。

    ヴィレルの方へ凭れて、リラックスした状態になる。一日中誰かと一緒にいることなんてない。しかも3日間も…。あと2日もいられる。
    拾われる前はクマが酷かった目元は、ヴィレルに拾われた後はすっかりとなくなっていた。

    「あんたといると、性衝動より先に甘えたくなるな………凄く魅力的なんだけど、あんた優しいから……」

    「なんだそれ(クスクス)………それでもテディが穏やかでいられてるっていうなら、俺は本望だな……」

    俺の頭を撫でる大きな手。

    「そういえば、テディの能力を見せてもらった時、黄炎と黒雷だったね。………ハニーちゃん🐝」

    「ぶっ」

    仮に二つ名でも雷虎だったぞ。

    「ハニーちゃんって………」

    「雷虎はカッコイイけど、俺の前だと可愛くなっちゃうしな」

    「可愛くって…………」

    「俺からしたらただの猫ちゃんって意味で」

    「……ははっ、はははっ……確かに、雷神鳥と虎だったらそうだな……ふふふは、いいよ、ハニーちゃんでもなんでも、あんたには敵わないし、俺もあんたに身を任せたい」

    好きだなぁ。

    彼を斜め下から見上げるように見つめる。
    暖かな幸せを感じる。

    この間も彼は何かを考えているのだろうか。
    全くそんな感じには見えないが

    「なぁ、ヴィルは普段、どんなことを考えてるんだ」

    「突然だね。……どんなこと……か。んー、普段というか、今だとそうだなぁ、仕事土産何買ってこようかな〜……くらい」

    「仕事土産って……💧別にいいのに……」

    「だからだよ。テディが別にいいっていうもの、俺が逆に買ってあげたくなっちゃうんだよ」

    ケラケラ笑ってそう話すヴィレル。

    「うわぁ、世話好き人間」

    ソファから一度立ち上がると、
    そんなヴィレルに乗っかって、キスをする。

    「………もっかい?」

    「うん」

    今度はヴィレルから俺に。

    「もっと、気持ちいいの」

    「それは明後日に取っておかないの?」

    「…………キスは別」

    「そうなの?」

    深いキスを強請ると、また唇を重ねて口内で舌を絡ませ、深く中を探る。

    「………、ん………っ」

    水音が部屋に響く。こんなキス、久しぶりで気持ちがいい。

    「は、………………んっ……」

    唇と唇の間から吐息が漏れる。
    思ったより、ヴィレルの舌遣いが上手い。

    勃ちそう。でも、もう少し………

    キスに夢中になっていると、ヴィレルが俺の腰にそっと手をかけて、気がつく。

    「あ、………ごめん。がっついた…」

    「気持ちよかった?……キス好きだよね」

    「ん、好き。セックスの時にされるとイッちゃうかも。ヴィルのキス、すっごくエロい」

    「明後日じゃなくても、してあげるのに」

    「そう言われると我慢できなくなるからダメだ。俺だって何も準備してないのは少し………あんたにはちょっと……💧」

    「えー?気にしないよ俺〜」

    「〜〜〜〜ッ、あんたのこと、こんな形で好きになっていいのかって、……俺だって心の準備みたいなのがある。その、匿ってくれてるというか、助けてくれたとか……こんなに優しくされて、………いいのかって」

    「ごめん。言葉が足りなかった。………テディ、俺だって適当に君を助けたわけじゃないし、気まぐれに君と誓約した訳でもない。君が進む道を俺は見ていたいんだ。君が誰かの心を変えて動かせる力を持っているからだよ。俺はそれの手助けをしたいんだ。俺は直接人々に干渉することはできないから」

    「!………………何年かけてでもいいから、やろうとしていたこと…………あんたはなんでも見抜くんだな……」

    「利用するつもりもないけれど、テディが今後生まれ変わったとしても、歩こうとしている道はまた茨の道だから……俺が君のパートナーになりたい」

    パートナー………

    「パートナーって………💧」

    「魂のね」


    魂のパートナー…………って、おいおい。

    俺は、とんでもない誓いを立てさせてしまったのか。

    「…………わかった。でも、やっぱり一度決めたことは変えたくない」

    「うん、了解。でも、我慢はしないでね。俺の今の仕事は、簡単にはやめられないから……」

    「毛時目を付けたいだけで、わがままを言いたいわけじゃないんだ。俺だって子どもじゃないし、自分でできることは自分でするし………って」

    なんだかニヤニヤしだすヴィレル。

    「…………ふーん?……………なるほど、AGってこと」

    「?!?!!」

    なんでバレた。

    「俺の形が欲しかったら作るよ?」

    「いや、いい………らなくもないか……」

    なんでも買ってもいいと言うから、せっかく清潔な場所に一人でお留守番というし、自分の性欲処理が必要な時は自分でしようと思っていたとこだったんだが。

    「と言っても、あんたが仕事でいない時だけだけど………、俺だって枯れてるわけじゃない。中は散々弄られまくった方で体が忘れる訳でもないし」

    「わかってる。その色気は俺には隠せないし」

    色気………………

    「ただ、テディが一途なのが俺は一番嬉しいんだよ」

    花が舞うようなキラキラした笑顔。
    最高級品。

    「あんたが傍にずっといてくれるって言うなら、俺はあんたの気配をずっと意識して、途絶えさせない。俺はあんたを信じる。ヴィル、俺はずっとあんたを愛すよ。あと、感謝もしてる」

    額をくっつけて、ヴィレルの瞳を見ると、ヴィレルも俺の瞳を見つめていた。

    「テディ、君の自分の瞳の色を忘れないで。今の君が願うことこそが、君の瞳の持つ色の真意だ」

    ────金色の、暖かな幸せ……みんなが真のままでいられるように。

    復讐はもうやめだ。憎しみも、苦しみもだ。

    本当のことを隠すのはやめよう。

    薄暗い中にいるのは、もう嫌だから。

    誰もそれを望んでいるわけではないから。

    俺とヴィレルの思うことは、同じだった。

    「ヴィレル………」

    「なに?」

    「お前が好き。好きで好きでたまらないよ」

    ────みんなが、光の眩く愛で幸せでいてくれればいい。

    「…………俺も好きだよテディ。どこまでも愛してる」

    「うん…………愛してて、俺が、お前のこと見えなくなっても、愛してて、声を掛け続けて、きっとお前のこといつまでも好きだから、忘れはしないだろうから」

    「当然。当たり前だよ。いつまでもどこまでも君のことを愛すよ」

    傍から見ればバカップルの極みなんだろうが、幸いここはプライベートな一室。

    散々イチャイチャできるのである。
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