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    竜樹(たつき)

    ちょっとR指定のある絵やBLのイラストを描きます。
    結局描いたものはちょくちょく載せるかも。
    よく描くものは
    FF7 のヴィンセントとクラウドです(=^ェ^=)

    リクエスト募集開始してみたけど秒でやめたので通知行ってしまった方すみません💦
    値段設定恐ろしく高かったのでやめてしまいました💦

    よろしくお願いします🥺

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    竜樹(たつき)

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    クラウド×ヴィンセントの話をダラダラと書いただけの小説。
    最後の方ちゅっちゅしてるので苦手な方はUターン(⌒-⌒; )


    カップル要素も入れたいと最後の方にイチャイチャさせてみたけど変かも(^◇^;)


    おっ!?この小説機能、タップすると文字が明朝体になって背景が暗くなるの発見✨
    雰囲気出ていいなあ✨

    #クラヴィン
    clavin.
    #FF7
    #ヴィンクラ
    vinkla
    #ヴィンセント×クラウド
    #ヴィンセント
    vincent.
    #クラウド
    cloud
    #BL
    #小説
    novel
    #腐向け
    Rot

    夢を見る



    いつも、泣いているその後ろ姿。


    大切な人をただ、笑顔にしたかった。
    それなのにいつも守れずに。


    彼女は、奴のことを本当に恨んでいたのだろうか?
    私は、力尽くで彼女を守ることができなかったのはその部分なのだろう。


    しかし、彼女は幸せではない。
    それだけは変わらない真実であった。




    そして夢の終わりはいつも
    不敵に笑うあの男、宝条の姿と悲しそうな彼女の立ち去る姿であった。



    「・・・・・・っ!ルクレツィア!!」

    呼び止めようと叫ぶ。
    しかし、目の前には見慣れた部屋の壁。

    「っ、また夢を見てしまったのか。」
    項垂れると、拳を握る。

    この、化け物と共に生きるしかなくなった自身を戒めとして、長い時を生きているが、終わりはきっと誰よりも永く、今の大切なものと共に時を終えることは出来ない。

    この悲しみは寂しさ以外の何者でもないだろう。

    隣で眠る、儚く弱い彼もきっと
    私よりも先に終えるのであろう。


    「すまないな、せめて私と共にある間は護りたい。後悔ばかりで生きてきた私に力を与えてくれた。お前(クラウド)や、仲間たちの為に。」


    だが、その後は化け物に身体を委ねるかもしれない。
    人として生き抜くかもしれない。


    どちらも選択肢の一つではある。



    だが、彼らの護りたかったモノを
    守っていきたい。


    この星は間違いなく彼女と彼らが護ったモノだ。



    もの思いに耽っていたヴィンセントであったが、隣で寝ていたはずのクラウドがこちらを見ている事に気付いて、少し困惑する。



    「なんだ、私の顔に何かついてるのか?」

    クラウドが少し悲しそうにこちらを見上げてくるので、私はそう尋ねた。


    「ヴィンセント、俺はお前だって苦しんでほしくない。ヴィンは俺たちを守ろうと思ってるのはわかるけど、
    俺たちだって、ヴィンを救いたいんだ。」


    「クラウド、心配させてしまったのか。すまない私は大丈夫だ。
    ただいつも悪夢に魘されているのに
    いつも隣で寝てくれなくてもいいんだぞ?
    クラウドが寝られないだろう?」

    「ヴィンセントが一人でうなされてるよりずっといい。俺は今まで一人だった分を取り返したいだけだから」

    何がここまで彼を動かしたのだろう?

    私は初めこそ、惹かれるものに素直に受け入れただけだったが、
    クラウドを助けたいと思うようになった。

    それは彼も同じだったのかもしれないが、自分の事をここまで救おうとしてくれるのか、やはり自分ではわからない。


    「ヴィンセント、俺だって大切な人を失った。

    それはそれは悲しい別れだったんだ。
    ヴィンセントだってそれは同じ筈なのに。

    じぶんの体質のせいでそれを余計に拗らせてる。
    俺はそれを救いたい。
    理解したい。ダメか?」

    クラウドを愛おしいと思う気持ちと、今クラウドが話してくれた事は多分別物だ。
    しかし、、

    きっと切っては離せない事であるのも事実。


    「ばかな奴だ。私よりももっといい奴はいるだろうに。」
    フ、とらしくない笑みをこぼすヴィンセント。
    言うとクラウドの肩を抱き寄せ、
    ちゅ、と軽く口づける。

    「ヴィンセントがいい。俺の傷もお前なら触れてくれて構わない、だから・・・」
    「ん・・・、んぅ、」

    絡めとるような深いキス、こんな積極的だったか?とヴィンセントが不思議に思っていたが、
    私が教えたのだったか、と
    思い返すとクラウドを押し倒す。


    「煽ると、どうなっても知らないぞ。」

    ヴィンセントは慣れた手付きで
    クラウドの衣服に手をかけていく。
    「んっ!息ができなっ////ふっ///」

    止まらぬキスの嵐に溺れているのは
    果たしてどちらなのだろう。



    〜fin〜
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    Replies from the creator

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    竜樹(たつき)

    DONEヴィンクラ
    初めての事後の後の話。
    上の話はピクスケであげたから割愛w

    完成しました^ - ^
    ん…?


    久しぶりに深い眠りについた気がする。

    そういえば昨日、関係を持ったんだったか…
    ーー、そんなことを思っていた時だった。

    足元に生暖かい感触が漂ってくる。
    まるでそれは人の体温に近い。


    俺はハッとして状態を起こすと、
    隣にいるはずの彼を探して、声をかけた。

    「ヴィ、ヴィンセント!?どこに…!」
    叫ぼうとしたが、
    それは彼の声で遮られる。
    「大丈夫だ、油断しただけ…」

    そういう彼の口には吐血した後が見える。

    「ヴィンセント、大丈夫なのか⁉︎」
    ヴィンセントは肩で息をしていて、俺の足元あたりで蹲っている。
    足元に感じた生暖かい感触は
    ヴィンセントの血だったのだ。

    「月に一度くらい、あるんだ…
    全身の血を入れ替えるという生理現象がな。

    だが、今日はちょっと深く眠りすぎたせいか、その状態になるのに気づけなかった、すまない。」

    ヴィンセントはクラウドを驚かせた事を詫びた。


    「無事ならいいけど…」
    クラウドはヴィンセントの背中をさする。

    「クラウド、あまり私に近づかない方がいい。
    この状態の時に誰かを部屋に入れたことはない。
    何が起こるか、わからないぞ。」


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