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    竜樹(たつき)

    ちょっとR指定のある絵やBLのイラストを描きます。
    結局描いたものはちょくちょく載せるかも。
    よく描くものは
    FF7 のヴィンセントとクラウドです(=^ェ^=)

    リクエスト募集開始してみたけど秒でやめたので通知行ってしまった方すみません💦
    値段設定恐ろしく高かったのでやめてしまいました💦

    よろしくお願いします🥺

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    POIPOI 71

    竜樹(たつき)

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    カップリングものではなく、FF7のこういうお話があったらーと思って書いたもの。

    空の上ででザックスがクラウドのことを悲観したり
    背中を押したりする話

    思いのまま書いたのでグダグダかもしれませんが

    (クラウド出てきません。ザックスとエアリスが話してる感じ)

    #FF7
    #ファイナルファンタジー7
    finalFantasy7
    #ザックス
    sachs.
    #エアリス
    aerys.
    #小話
    brief(comic)Story

    君の笑顔のためになあ、どうしてこんなこと信じられる?

    アイツは尊敬してた、こうありたいって
    それだけ夢見てここまで来たんだ。

    なのに裏切られた。



    あんまりだ、こんなのってない・・・!!



    何もしてやれない、見ていることしかできない。
    このもどかしさはなんだよ。


    置いてきた者への罪なのか?




    あのニブルヘイムの調査で運命が壊れた。


    あの村はクラウドの故郷で、綺麗なお袋さんもいてそれはそれは優しそうなお袋さんだったよ。


    それが一晩で燃やされて、殺されて。


    俺は自分だったらと思うと
    身体が痺れて動けないくらいの衝撃だった。



    あまりの変化に、気が動転して
    護り切ることができなかった。


    あの時俺が、セフィロスにトドメをさせていたら
    こんな未来もなかったんだ!
    俺が死ぬことも・・・・っ!!!!!



    「ザックス、だめ。そんな事考えるの、良くない。」

    俺の肩をトントンと優しく叩くその手は
    あまりに小さくて優しい。


    「エアリス…ごめん。考えたら止まらなくなる。俺、クラウドに残酷な事、したから。」



    「俺の分も、生きろって言ったこと?


    仕方ないよ。でも、そのおかげでクラウド、頑張れたんだよ、大丈夫。」

    俺の背中を摩りながら、励ましてくれる。

    「だって、それを言ったら私だって、クラウドの前で死んじゃったもん。」

    「・・・・!!」


    「エアリスは、自分を責めたのか?
             今の俺みたいに………。」


    伏目がちに視線を落としていたエアリスは首を振った。


    「私は、クラウド達なら大丈夫って信じてた。
    クラウドにはちゃんと今、護ってくれる仲間がいるし、私の想いもちゃんと、わかってくれる。
    だから、わたしはわたしのできること、したから。」


    ははっ、とザックスはエアリスの言葉と表情を見て笑うことができた。

    「やっぱり、エアリスには敵わないな。
    俺、明るいことには自信があったけど。あまりに辛すぎて。
    前の俺だったら、エアリスと同じようにできたかもしれないけど・・・。」

    膝を抱えて頭を埋めながら、ザックスは呟く。

    「よしよし。大丈夫、クラウドにそんな姿見せられないでしょ^ ^
    ほら、立って、立って!!」

    「わっ、ちょっと俺柄にもなく落ち込んでるんですけど!!」

    背中をぐいぐい押してくるエアリスに俺はいつも救われている。


    死んでまで世話になってちゃ
    いけねぇよなあ。



    なあ、クラウド。

    俺はさ、お前が平穏に、できれば胸を張って
    未来を生きて欲しい。

    それだけなんだよ。


    あの教会で、待ってるから。

    それで、もう最後にするからさ。


    それまでお前の事、見護らせてくれ。



    そんで、お前に
    "頑張ったんだから自信持てよ“
    って俺たちの存在で伝えられたらさ。


    俺たちはきっと本当の意味で
    "お別れ"だけど。。。


    クラウド、俺たちも、きっとお前の仲間達もさ
    お前の事大好きなんだ。

    だから

    俺も最後にそれを伝えられたらさ、
    こんどこそ、本当に意味で天国に行けると思う。



    だからさ、、、あ〜もう、
    俺こういうの、締めるの苦手なんだよ、またな!
    有難う、クラウド。
    またどっかで、例えば次の人生とかあるならさ、
    絶対会いに行くからな!


    よし、おわり!!




    〜fin〜
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