クリスマス、一緒に過ごせなかった🔥と🎴最悪だ。
炭治郎と同棲して初めて二人とも休みのはずだったクリスマス・イヴ。
なのに昼に会社に「緊急案件」とやらで呼び出され。数時間で帰れると思ったのに、コトを隠蔽していた後輩の尻拭いに奔走し、気づけば時計は午後11時。
「お仕事じゃあ仕方ないですよ。俺、明日もお休みなんで大丈夫です」
そう寂しげに笑った炭治郎の表情が頭から離れない。
あんな顔をさせたくはなかった。まったくもって不甲斐ない。
自責の念に駆られながら帰り道を急ぐ。繁華街から離れると、とたんに喧騒は収まり、冬の夜特有の静けさに包まれる。灯りは乏しく、吐く息だけが白い。
炭治郎。もう寝てしまっただろうか。こんな不実な恋人なんて待たずに寝ていて欲しいという気持ちに偽りは無いが、どこかで待っていてくれるのではないかという期待も顔を覗かせる。
部屋の鍵を開け、音のしないよう、そっとドアを開ける。
明かりが着いたままのリビング。きれいに片付けられたテーブル。炭治郎の姿は無い。
ふと、寝室から明かりが漏れている事に気づく。近寄ってみれば、中で動く気配。
起きて待っていてくれたのか。
何とも言えない感情にじんわりと満たされた。
扉に手をかけ、開ける。
「あれぇ~?煉獄さん?煉獄さんだぁ~。やったぁ。会いたかったです~」
炭治郎がいた。ワイングラスを片手に、呂律が回らない炭治郎がいた。赤と白を基調にした、いわゆる“サンタコス”を着ている。サイドテーブルにはブッシュ・ド・ノエルとワインボトル。中身は大分空いているようだ。
「今日は~クリスマスですよぉ~。はい、ケーキです。あーん。」
四つん這いになりながら、フォークに刺したブッシュ・ド・ノエルを差し出してくる。
それはいい。そこまではいい。
問題は格好だ。
サンタコスとは言うが、どう考えても真冬の屋外では耐えられないだろうと言うくらい、布が無い。
肩からかけてるのはケープか?丈が短くて可愛い乳首が丸見えだ。ぷっくりとしてピンク色がなまめかしい。毎晩俺が丹念に育てた結果、最近では乳首だけでイけるようになった。それが俺の眼前にさらされている。
下半身を覆うのは超ミニ丈のショートパンツ。しかもベルトは外されチャックは下りて、いつでも脱げそうだ。それだけでなく、炭治郎の可愛いプルプルのぺニスが少し見えている。まだ柔らかいままだが、キスでもしてやればすぐにピン!と立ち上がり、触って欲しいと腰を揺らす。一昨日だって、腰をくねらせて何度も何度も間欠泉の様に潮を吹いていた。
ああもう、君は一体俺をどうしたいんだ。会社にイヴを潰された怒り。炭治郎への申し訳なさ。自分の不甲斐なさ。眼前にさらけ出されたこれ以上ないご馳走。
それら全てが獰猛な性欲となって体を駆け巡る。
すまない、炭治郎。到底優しく抱いてはやれない。君が俺しか知らない淫らな声を上げ、その体の奥に枯れ果てるまで何度も精を注がなければ止まらないだろう。
俺はベッドに膝を乗せ、ネクタイに手をかける。
さあ炭治郎。覚悟はいいか?