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    すいか寄りの召

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    すいか寄りの召

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    【kmt*杏千(?)】
    謎パラレル杏千(?) おばみつちゃんの会話ベース

    これはつい最近知ったことなのだけれど、私の大好きな御稽古の先輩のお家は所謂“ヤのつく自営業”と呼ばれているものをお仕事にしているらしい。
     その職業(?)の名前を耳にしたことは勿論あるし、それをテーマにした映画がたくさん出ていることも知っている。見たことはないけれど。
     このテーマの映画のコーナーってなんというか威圧感が凄いのよね! パッケージの絵も黒が多くて、役者さんも彫りが深くて! 主に眉間のしわ的な意味で。
     お嫁さんも黒い着物をビシッと着こなしてて、旦那様のことは立てるけれど、旦那様の部下の人たちのことは自分の子分みたいに扱うというか。姐御って実際に呼ばれてる人いるのかしら?
     うーん、私の中のヤのつく人たちってざっくりこんなイメージなんだけど、それに照らし合わせてみると、確かに先輩のお父様のお顔は強面だし、お母様もいつもピシッとお着物を着てはいるけれど、

    「でもでも、みんなとっても優しいのよ! 本当にそんな、なんか強そうなお仕事をしているのかしら?!」

     握った両拳を上下に振りながら私、甘露寺蜜璃は精一杯力説する。
     大人数で話すと語彙力が無いと呆れられてしまいがちな私だけれど、今は大丈夫。話のお相手は優しい伊黒さんだから。伊黒さんは私の気を抜くと擬音だらけになる話でも怒らないで聞いてくれるから大好き(心配はたまにされるけど)

    「それは当然だろう。ああいう世界の人間はもともと堅気には優しいものだからね。まあ、近年ではそういった品が削ぎ落とされて誰彼構わず噛み付いてくるような輩もいるのかもしれないが」

     お家が件の自営業をしている私の先輩、煉獄さんと伊黒さんは幼馴染なのだそう。
     正直、全然タイプの違う二人だから実は仲が良いって聞いたときは失礼だけど物凄く驚いちゃった。
     でも、煉獄さんは誰とでもすぐに打ち解けられちゃう人だし、知らない人には誤解されがちだけど、伊黒さんだって本当はとても優しい人だから、そう考えるとそこまで意外なことでもないのかな、なんて。
     いずれにしても、大好きな人同士が仲良しなんて私にとっても、とってもとっても素敵なことだわ!

    「あっ! 優しいと言えばね、この間、煉獄さんとたまたま図書室を出ようとするタイミングが一緒だったの。その時、私が煉獄さんの後ろを歩いていたんだけど、煉獄さん、自分が出てから私が戸を潜るまでずっと扉を押さえていてくれたのよ! それがすっごく格好良くて……ドキドキが暫く治らなかったの」
    「杏寿郎らしいな。あれは相手を問わずそういうことが出来る男だ。将来的にあいつが煉獄組を継いだら、舎弟になりたいと転がり込む奴等が今よりも爆発的に増えそうだ。良いのか、悪いのか」
    「煉獄組……やっぱりそういうチーム名みたいなものがあるのね!」

     全く知らない世界だわっ。
     煉獄さんが組を継ぐ。組を……あれ? 組を継ぐって具体的にはどういうことなのかしら?

    「あの〜、伊黒さん。組を継ぐってどういう状態になることを言うのかしら?」
    「そうだな、あまり甘露寺にこういう世界のことを教えるのは気が進まないんだが。簡単に言うと、今、杏寿郎の父親が管理している縄張りと部下を引き継いで、部下に仕事を割り振る立場になることを言う。時には少しきつい教育を部下にしないといけないこともあるだろうな。あとは周りとの関係性によって、親父って呼ばれたり、叔父貴って呼ばれるようになったりする」
    「え、煉獄さんが親父って呼ばれるようになるの? それはちょっと嫌だわ……」

     試しに“煉獄の親父”と呼ばれる煉獄さんを頭に思い浮かべてみる。うう、やっぱり違和感があるわ。だって、煉獄さんは親父なんかじゃなくてお兄様って感じだもの。もしも世代交代をしたら煉獄さんの代から部下の人達みんな“煉獄のお兄様”って呼ぶようになったりしないかしら。

    「部下の人たちの教育は煉獄さんならきっと少しきついと言っても優しいに決まっているから、指導してもらえる人たちは幸運よね!」
    「……そうだな。まあ、うん。弟絡みでなければ大丈夫だろう、多分」

     あら? 何か今、伊黒さんの歯切れが悪かったような気が。気のせいかしら。

    「弟って千寿郎くん? あの二人はいつも凄く仲良しよね〜! うちも下の子たちと仲良いけど、あの二人のラブラブ感には負けちゃうかも」
    「まあ、十年くらい前に弟が誘拐されかけた時、咄嗟に仏壇の蝋燭に火を付けてそれを手に単身で犯人に突っ込んでいったくらいだからな。仲は良いだろう」

     煉獄さんと少し歳の離れた弟の千寿郎くん、お互いがお互いのことを大好きなのが周りの空気で分かるくらい熱々で可愛い兄弟なの……って、ん?

    「誘拐? 仏壇?? 蝋燭???」
    「別の会の輩が千を人質に父親を呼び出そうとしたらしいんだが、未だ齢二桁にも満たない杏寿郎に溶けた蝋を顔中に浴びせかけられながら『ドスじゃないだけ良かったと思ってとっとと去ね』と追い返されたらしい。あの事件以来、組の中でも杏寿郎はキレさせたらヤバい人間と認識されているとか。ちなみに千は姫と呼ばれている。内緒だが」
    「???」

     ちょっと短時間での情報量が多過ぎて消化しきれないわ。
     えっと、煉獄さんがキレさせちゃいけない人って言ったかしら、伊黒さん。で、千寿郎くんが人質で姫(内緒)、でいいのよね。
     これはスーパーなんとかブラザーズ的なゲームの話ではなかったわよね?

    「煉獄さんって意外と怒りやすかったりするのかしら……」
    「いやいやいや、そうじゃない。杏寿郎が甘露寺にキレることは絶対にないから、そこは安心していい。というか初めにも言ったが、彼らはもともと堅気――一般人には優しいんだ。大丈夫、杏寿郎は先週末も怒った千にバランスボールを何度も投げつけられていたが、それでも笑顔だった」
    「千寿郎くんそんな怒り方するの!?」

     はうああぁぁぁ、聞けば聞くほど煉獄さんたちのことがよく分からなくなっちゃうわ。
     伊黒さんも次から次へと煉獄さんの新しいエピソードを投入してくるんだもの。
     もしかして、ずっと誰かに話したかった、とかだったりするのかしら。確かにちょっと刺激が強いから話す相手は選んじゃうわよね。
     でも、もしそうだとしたら、折角話してくれたんだもの私はきちんと受け止めてあげなくちゃ。

    「伊黒さん、煉獄さんのお話いっぱい知ってるのね。私にはちょっといろんな意味で刺激が強かったけど、面白かったわ。聞かせてくれてありがとう〜」
    「いや……甘露寺は反応が分かりやすくて面白いから、つい喋り過ぎてしまうんだ。怖がらせていたらすまない……」
    「ううん、大丈夫よ。確かにちょっと私の中の煉獄さん像が迷子になりかけたけれど、その分はまた自分の目で見たものを信じていけばいいんだものね」

     ね、と笑いかけると伊黒さんは優しく頷いてくれた。

     本当は一番ショックだったのは、煉獄さんのお家がヤのつく自営業だったことよりも、いつも優しくて可愛い千寿郎くんが怒るとバランスボールを煉獄さんに投げつけるってことの方だったけれど、そこは流石に今深く掘り下げる勇気は涌いてこないわ。
     煉獄さん、いったい千寿郎くんに何をしてそんなに怒られていたのかしら。
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    すいか寄りの召

    DOODLE【kmt*twitter小噺詰】
    CPは杏千のみ あとはいろいろ

    🔥先生「すまん! 採点の時に弟の握ってくれたおにぎりのご飯粒を落として答案用紙にシミが出来てしまった。許してくれるか?」

    許す👍️✨
    【こういうシチュエーションが好き】

    🔥「せんじゅろ、おはよう!!」(襖スパァァァン)
    🧹「へ?! 兄上!?」(裸なう)
    🔥「む、着替え中だったか。……」
    🧹「あ、あの……早く襖を閉めてもらえますか……」
    🔥「ああ、そうだな」(襖パタン)
    🧹「?? 兄上はどうして部屋の中に?」

     🧹の身支度を後ろでじっくり観察する🔥

    🧹(????)





    【ハァハァ……せ、千寿郎くんの疚しい物ってな、なんだい???(モブ作者)】

    🧹<疚しいものが隠してあるときの部屋に兄上が湯たんぽとか持ってきてくれるの控えめに言って地獄

    🧹<ベッドメイキングとかしてくれなくていいですから!!

    🧹<ひっ……ベッドの下覗かないでー!!!

    🧹<あっあっ、その箱の中は見ちゃいやぁ……!!

    🧹<ベッドメイキングラブとかふざけてるんですか……ち、ちょっと……!





    【テスト作成合宿なんてないかな……ないよな……】

    『出来たー!!!』
    💎「まあ、俺と冨岡はテストプレイしただけだけどな」
    🍃「定期試験をゲーム感覚にするのやめろォ」
    🌊「……もう頭が回らない」
    🐍「作ってい 1076

    すいか寄りの召

    MOURNING【kmt*杏千】
    支部に投稿した(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=14525846)の続きの書きかけのようなもの。途中まで書いたけど、これは前のを読んでくれた方々に自由に続きを想像してもらった方が生きると思ったので、供養。
    正午、起床してキッチンに向かうと、そこにはまだ兄上が目を覚ました形跡はなかった。やっぱり宇髄さんの言う通り、兄上は二日酔いになっているのだろうか。それとも、単純に疲れて眠り込んでいるだけなのか。
     両親もまだ帰ってはいなかった。ただ、こちらは帰宅するのは早くても今日の夕方と聞いているから別に不思議なことではない。そう大丈夫、時間はちゃんと進んでいるのだ。あと数時間もすれば両親は帰ってくるし、自分も、そして兄上もきっと笑顔でそれを迎え入れるだろう。自分たちの関係はこれからも何も変わらず、何も、変わらず。

    「……っ、……」

     やっぱり無理だった。
     ぼぅっとしていると否が応にも、昨夜の出来事が頭を過ぎって、心の内側がぐちゃぐちゃに掻き乱されてしまう。あの熱くて生々しい、兄上の手と舌の感触が肌の上に蘇って。自分では意識して触れたこともない場所を舌で擦られて、感情の整理も出来ないまま声を上げてしまった。それも、自分でも聞いたことのないような鼻にかかった声をしていた。その声を聞いた瞬間、兄上の口の端が笑うように上げられたのを見てしまった。あれは一体どんな気持ちだったんだろう。触れられた場所か 3267

    すいか寄りの召

    DOODLE【kmt*杏千】
    謎設定 後半急に駆け足になるじゃん
    ゲームでスキル発動するときに急に告白してくるやつ偶にいるよねっていう話だったんですけど、なんだこれ。なんだこれ。
    某テニスの3DSのゲームみたいに背中が9つのブロックに分かれてて、3つだけタッチ出来るから、勘でキャラのイイトコを突け!みたいなトチくr(ゲームがkmtでも出たらいいのにな。嫌か。
    俺の兄上がゲームのキャラクターに抜擢された。それも所謂乙女ゲームというジャンルの作品らしい。
     え、実在の人間がどうして乙女ゲームのキャラクターに?
     そう問う声もあるだろう。だけど、落ち着いて聞いてほしい。それは俺が一番知りたい疑問ですよ。
     ただもうリリースされてしまったものはしょうがないので、俺はウォッチリストの通知が来た瞬間にダウンロードしました。あ、今更ですがこれはアプリゲームです。課金は計画的にいきましょう。
     ゲームの内容としてはストーリーと、あとリズムゲームの要素があるみたいですね。一部のストーリーはこのリズムゲームで一定のスコアを出さないと解放されないみたいです。
     とにかく、説明を読み込むよりもまずは一回やってみましょうか。チュートリアルですね。兄上はメインキャラクターの一人ということになっているので、チュートリアルでも使わせてもらえるみたいです。兄上を使う、なんて恐れ多い気もしますがここはゲームということでどうか一つよろしくお願いします兄上!
     あ、音楽が始まりました。画面の横に出てるゲージが満タンになるとスキルが自動的に発動されるらしいけど――――あ、貯まりそう 5443

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