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    わかば

    @wakabatteru
    ビリグレがすきな社会人

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    わかば

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    ショタ化ビリワ🍭

    ごつサブでビリワがショタ化しました
    庇護欲をばりごりに鷲掴まれたお兄ちゃんグレイに
    なぜか怒られるア🍗パイセン

    たぶんギャグです

    『教育にわるいでしょ!』



     ──────




    「突然だが、サブスタンスの影響で、ビリーが子供になってしまった」

     突如言い渡されたジェイからの宣告に、グレイは硬直した。

    「まぁ、研究チームと医療チームの見解では、およそ2日から……5日あたりで元に戻るそうだ、その間、ビリーの分の仕事も分担して行おう」

    「あァ!?何でクソガキの尻拭いなんざしなきゃならねんだよ!!」

    「しょうがないだろう、体だけではなく、どうやら精神年齢もいくらか逆行しているようだ、俺達のことは薄らと覚えてはいるみたいだが……」

     不機嫌さを隠さずに声を荒らげるアッシュを宥めたジェイが、ふと部屋の入り口に目をやって、

    「あぁ、すまない、怖がらせてしまったかな。入っておいで」

     ジェイにつられるようにして同じく入り口へと視線を向けたグレイの両目に写ったのは、
     およそ小学1年生くらいの、小さな男の子。
     しかしさらさらとした赤茶毛の髪と、海を連想させるような深いブルーの光彩、そして、猫のようにほんの少しつり上がったまなじり。

     おさなごの姿になろうとも、そこに居るのは間違いなく、ビリーであった。

    「ふぇ、ふぇぇん、ぱいしぇんがこわいよぉ」

    「あんだとこのクソガキ……!」

    「アッシュ!」

    「あ"ぁ!?」

    「やめて」

     ビリーをかばうようにアッシュの前へ立ち、静かに、グレイがアッシュと目を合わせる。

    「子供相手に、そんな言葉遣い、しちゃだめでしょ、アッシュ」

    「………………あ?」

     予想の斜め右上周辺あたりの注意に、アッシュは思わず面食らった。
     その様子にジェイが吹き出し、豪快な笑い声を上げる。

    「っふ、はははは!そうだな!グレイの言う通りだ!アッシュ、いくら相手が元は19歳のビリーとはいえ、今は子供なんだ。子供は大人の背中を見て育つんだぞ、丁寧な言葉遣いは大事だ」

    「赤信号とか、絶対ビリー君の前で渡らないで」

    「ああ"あ"!?んなことするわけねぇだろ!!バカにしてんのかギーク!!!道交法は守ってるっつーの!!!!」

    「ふぇぇぇ!ぐえいっ、ぐぇいぃい、ぱいしぇんがおこってるよぉお!ふわぁああん」

    「ごめんね、ごめんねビリー君、大丈夫だよ、ほら、こうすればこわいオバケはナイナイだ」

     本格的に泣き出してしまった幼いビリーに、グレイはやさしく声をかけ、涙で濡れた海色を両手で隠して、




    「誰が!バケモンだ!!!!!!!!!!」




     リビングに、本日一の叫びが轟いた。




     ─────
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