ラッキースケベは突然に「おや、随分とお早いですね………どうされましたか?」
放課後、ボドゲ部の部室
部室の扉を開け、中に入って来たアズールは先に中にいた、イデアに声をかけながらそう怪訝そうに、眉を顰める。
「ど、どうもしませんけど…?」
彼の言葉にイデアは何故か、机の影に隠れアズールの方を警戒しつつそう答えた。
「………そうですか、なら椅子に座ってください、僕は今日少し予定がありまして、一時間程したら帰りますので」
何時もの奇行だろうと、アズールは流しながらそう言って、棚から短時間用のボードゲームを取り出し、イデアが隠れている机の上に置く
「りょ、了解しましたぞ…」
アズールに促され、イデアはまだ何処か警戒しながらも、おずおずと椅子に座り彼を見つめるのであった。
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