yktukiDONE遊ロア。逆襲のシャイン放送前捏造。砕けてもダイアモンド様々な事情から遊我、ロア、ネイルの3人チームでのラッシュデュエル大会の出場が決まった夕刻、今日はチーム登録を済ませるだけで解散だと各々の家へと帰ろうとした遊我の腕をロミンがぐいとひっぱった。「どうしたの、ロミン」「ロアのやつ、何でもないみたいな顔してるけどきっと凄く落ち込んでると思うの」「そうかな」「そうよ!」こそこそと話すロミンの横ではルークが明日に向けて今夜はラーメンで乾杯だ!と腕を振り上げ、ラーメンは飲み物ではありませんよと学人が苦笑いを浮かべている。「私が一緒にいるべきかもしれないけど、ルークの奴がチームで決起集会だって言うから…」どうしたどうしたとこちらに寄ってくるルークに見えないように手を合わせて頭を下げるロミンに、なるほどと笑って遊我は頷いた。「分かった、ロアはボクのチームメイトでもあるしね」「流石遊我!ありがと!」「なんの話だ?俺たちは今からラッシュラーメンを食べに行く。チームの決起集会ではあるが?遊我がどーーーしても来たいというなら仕方がない一緒に――」胸を張りながらもチラチラとこちらを伺うルークに申し訳なく思いながらも 4090 yktukiDONE知らぬ間に同人誌が発行される鍾タルの話。10割モブしか話してないです。それでも筆を取るのでしょう 桃白は瑠璃亭で働く従業員の一人だ。店内の清掃に始まり、倉庫の整理、入荷伝票の確認、接客、会計、顧客の管理まで幅広くこなすことを要求される瑠璃亭の従業員の中でも勤務期間で言えばちょうど中堅といえるような従業員である。大きなミスもなく、調理師や管理人との仲も悪くもなく、もちろん同じ従業員たちのなかでも“普通に優秀”と言われるような、瑠璃亭の従業員であることに恥じない品行方正な人間であると自負している。 そんな桃白の最近の悩みの種であり生きる糧でもあるのが、作家活動である。 …作家などとおこがましいのだが、他にどう言って良いのか分からない。同好の士が集まる中で更に同じ趣味嗜好を持つ同人たちで活動を行っており、桃白は文字を綴り、本を作っているというだけの話であることは最初に言わせて貰いたい。 自分で言うのもどうかと思うのだが、桃白は手際が良く仕事を苦だと思ったことはない。なので、その傍らで活動をしていても今までは全く問題がなかったのだが、最近はそういうわけにもいかなくなった。 その理由の一つが璃月の変化である。迎仙儀式を機に暗雲が立ちこめはじめた璃 6778 yktukiDONE鍾タルは添えるだけ。誤字脱字は後々直します。智の渦に溺れるなかれ香菱がいる時の万民堂に外れはない、と言うのは璃月では知る人ぞ知る有名な話ではあるが、大衆食堂という形式をとっている以上それが例外になる場面は稀にある。 例えば、千客万来で店が一等忙しいとき。それかお酒が回った客がはしゃぎすぎたとき。そしてなにより、今。「はじまりました!万民堂格付けチェック!今日の特別ゲストはスネージナヤの使節様だよ!」いや、なんだこれ。 仕事が終わった足で旅人に呼ばれるままにタルタリヤが万民堂に来てみれば、夜の璃月には珍しくもない酔っ払いたちの真ん中で万民堂の人気を支える件の看板娘が木べらを片手に椅子の上で音頭をとっていた。お行儀が悪いから止めた方が良い。 その直ぐ横には香菱の言葉に併せて楽器をかき鳴らす娘さん(たしか辛炎と言ったか)がこちらもご機嫌に身体を揺らし、その横ではニコニコと笑う少年が暢気に茶を啜っていた。「提供は飛雲商会さん!代表代理として行秋君から一言どうぞ!」「皆さん頑張ってください。あと僕の独断なので兄たちにはご内密にお願いします」いや、なに言ってんの本当。 重ねて言うが、仕事が終わった足でここに訪れたタルタ 5408 1