「歯医者」「変態」「マントヒヒ」山のふもとに歯医者があった。チビの頃は年に一回検診に行った。歯医者の隣には卵と野菜の無人販売所があり、週に一度、晴れた日には坂を下り買い物に行くのが俺の大事な役目だった。俺を送り出す父さんが「初めてのおつかいだなぁ！」と笑い、「全然初めてじゃないじゃん」と言って出発するのがお約束だった。
無人販売所というのは看板にそう書いてあったからだ。父さんの喋る声と同じ調子の、デカくて太くて勢いのある字の看板だった。けれども、そこにはいつもお婆さんがひとり座っていた。看板に偽りありだ。大ありだ。座っているお婆さんの顔は皺くちゃだった。図鑑に載っているマントヒヒを思い出したが、もちろんそのことを伝えた記憶はない。ヒヒ婆さんは色があせた小花柄のシャツに紺色のチェックのもんぺを着て、擦りきれた草履を履いていた。毎回同じ服だったように思うのだけど、俺の記憶違いなのか、それとも本当に同じ服ばかり持っていたのかは分からない。

4人のイサンとCoC┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


HO1 あなたは「理想」だ。自分の理想を追い求めているが他のものには見向きもしない。理想に必要な技能○個にプラスそれ以外の技能にマイナス補正。

HO2 あなたは「以上」だ。あらゆる物事を人並み以上にできるが長続きしない。○回クリチケのような確定成功宣言ができるが以降はその技能を一切使えなくなる。

HO3 あなたは「李箱」だ。歴史に名を残すクラスの優秀な作家だが常に金銭面が怪しい。語学系と芸術系にプラス補正がかかるがシナリオ中金銭を使う行動ができない。(または交渉系技能マイナス)

HO4 あなたは「異常」だ。常に他者を警戒しているため周囲の些細な変化にも気づくが神経の消耗が激しい。目星/心理学/回避/にプラス補正、sanにマイナス補正。