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    ho_kei_trab

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    ho_kei_trab

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    鹿(犬)さんの童貞を殺すセーターを着せられた若モのぐだ若を書かせていただきました

    童貞を殺すセーターを着せられた若モ 成人男性の太腿など硬いだけではないだろうかと内心思いながら、ルーラーのモリアーティは縋るマスターの黒髪をよしよしと撫でている。

    「うううー……疲れたよぉー……モリアーティー」
    「うんうん、今回もマスターは頑張ってくれたね。えらいえらい」

     この度与えられたのは随分と困難な任務だった。自分も助けられたら良かったのだがらあいにくモリアーティにはレイシフト適正がなかった。その代わり他のサーヴァント達が頑張ってくれたのだが、何度も命の危機もあり見ていたモリアーティも肝を冷やしていた。
     無事に帰って来たことはこの上なく喜ばしい。ダ・ヴィンチ嬢から直々に「少し甘やかしてやってくれ」と頼まれてもいるしとその髪を指で甘く漉いていく。
     友人のような関係に、と言ったが友人にしては少々距離が近すぎないだろうか、とも思う。しかしマスターに気に入られていることは素直に喜ばしい。

    「お願いがあるんだけど」

     ひとしきり撫でられ終えたマスターが顔を上げる。やけに真面目な顔をしていた。

    「僕にできることなら」
    「モリアーティにしかできないんだ!」

     自分だけに。このカルデアに何百騎もいるサーヴァントの中で、自分だけ。それはまだ何者にもなれていないモリアーティの虚な胸を擽った。

    「この霊衣を…着て欲しい」
    「え、いいけど……それだけ?」

     畳まれたそれは一見するとごく普通のセーターに見える。だからモリアーティも安請け合いして頷いた。しかしーー

    「……こ、これは……?」

     その服はごく短いワンピースのような形をしていた。袖はなく、引っ張って伸ばさないと尻が出てしまうほどに短い。しかも胸元と背中は大胆に空いており、これは女性用の服ではないだろうかとファッションに疎いモリアーティでも分かる。

    「最高……可愛い……えっちだ………」

     しかしマスターは大喜びで頭の先から爪先までモリアーティの身体を舐め回すようにして眺めた。

    「おっぱいでっか……女の子と同じくらいありそう」
    「わっ」

     マスターの指が、ふに、とモリアーティの胸に触れる。女性のような柔らかさはないものの、むっちりもっちりとしており中身がしっかりと詰まった触り心地を堪能されている。

    「やっ♥はず、かし……♥」

     男だからこんな所を触られてもどうってことはない。そう思っていたが、パスの繋がったマスターからの接触は身体の内側から熱くなってしまう。

    「乳首、勃ってる」

     厚手のニット越しにもそこが主張しているのが傍目にも分かってしまい、また顔が熱くなる。当然のように指先でクリクリと乳首を弄られて、布越しの焦ったい刺激が甘く脳を蕩かせる。

    「や、やらぁ♥♥ますたー、なんで、こんな…♥♥」

     首を振ってみるが、力が抜けてろくな拒絶もできないまま。ぷっくりと腫れ上がった乳首を彼に差し出すような体勢になってしまっているのは完全に無意識だった。
     マスターを突き飛ばして逃げる、という選択肢は残されていたはずが、なぜかそれができない。

    「好きだよ、ジェームズ」
    「っ、〜〜!?♥♥♥」

     そう耳元で囁かれた瞬間、見事に腰が抜けた。それを予測していたかのように腕を取られてベッドに押し倒された。

    「んぁっ♥」
    「そういえば、女神を取り込んでるんだっけ」

     下半身に軽く触れたマスターが低く笑う。モリアーティのそこは本来あるべき男性器はなく、代わりに女性器がついている。大きく体勢を崩したせいでこれまでの愛撫に反応して分泌されていた愛液がドロリと太腿を濡らしていた。

    「おっぱい触られて感じちゃった? 可愛い……」
    「ま、すたー……らめ、こんなの……♥っ、!」

     過ぎた混乱と快楽のせいで目尻からはらりと雫がこぼれ落ちていく。息を飲む音の後に、ぼやけた視界越しでも分かるほど彼の表情から血の気が引いていくのが見て取れる。

    「……ごめん、オレ……なんて、ことを」

     ないはずの母性本能が刺激されてきゅんきゅんと腹が疼く。彼を癒してくれ、と頼まれたからではない。自分自身が彼を癒したいと思った。その為にこの身体が役に立つならば、いくらでも使えばいい。
     彼の頬に手を触れる。過酷な任務で少しやつれただろうか。自ら起き上がって、震える彼の唇と自分のものを重ねた。
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