死は常に影に付き纏うことを知っていた
死は何よりも身近なのだと理解していた
不変に見える面白みのない日常を愛していた
穏やかな日常はいとも簡単に崩落する
朝を迎えるたびに感じる
一つ一つが崩れ、身体と心が剥離するのを知る
それでも足を止めなかったのは何故だろうか
「母さん、今度は映画でも一緒に行こう」
日常を取り戻す為ならば最早進まぬ理由はない
心(命)よ
例え風前に消えようとも全てを解放しろ

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