魅力「伊地知君の魅力ですか?」
満開の桜も過ぎ、繁忙期とはいかないが忙しさはまだまだ収まらない…そんな季節。伊地知はこれからお願いする任務の資料を呪術師の待機する部屋に届ける為扉に手をかけようとしたところだった。
「どうしてまた?…失礼ですが…」
「あー!!違います!違います!!!私は七海×伊地知派です!七伊派です!!」
「アナタ何を言っているか解ってるんですか…」
この会話から察するにどうやら七海と呪術師が会話している様だった。七海から見た伊地知の魅力を聞いているようである。このまま聞きたい様な、そんな事を聞くと今日これからが仕事にならなくなる様な複雑さ気分である…(乙女でもあるまいし…)伊地知は小さく深呼吸をすると扉を引いたのだった。
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