独占欲⑥完 先輩の腕がの腰に回り、太ももに顔を埋められた。
「ぼく…傷ついた…」
なんて、態とらしくいうから思わず笑ってしまう。
「ははは、先輩の僕呼び似合わないね」
「もう!僕、怒ってるんだからね!」
「ごめんって…」
先輩の連絡を無視しいて、てっきり怒られるか飽きられるかするかと思えば、悄気られた。
こんなに元気のなさそうな彼をみると、心の底から申し訳なくなるけど、可愛くて、つい笑ってしまう。
「今日は、お仕置きだから。僕の好きなようにするから」
「え?」
そう言われて、急に怖くなる。やっぱり、悄気ているのではなく、怒ってる?
先輩に腰を強く抱き締められ身動きが取れない。彼の頭が、俺の股間へと近づくと、これからされる"お仕置き"が何か想像してしまう。
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