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    海底_

    滾ったものを吐き出す気まぐれな何かです。
    成人済。

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    海底_

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    30日CPチャレンジ「18.Doing Something Together:好きな事をする」
    銀博♂です。
    とある成分入りボディソープを使ったことで起こったトラブルの話。

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    ☺🙏💕
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    DONE30日CPチャレンジ1日目
    Holding hands 手をつなぐ
    ———
    原作軸(地獄昇柱〜最終試験前)
    CJがヴェネツィアで喧嘩したり仲直りしたり特別な気持ちに気づいたりする話
    1:Holding hands 継続は力なりという諺の通り、アドリア海に浮かぶエア・サプレーナ島に到着してから連日怠ることなくジョセフとシーザーは波紋の修行に励んでいる。これも全てはジョセフの体内に埋め込まれた毒薬のリングを取り除くため、そして現代に復活してしまった柱の男たちを倒すため。限られた時間で最大限の成果を上げるべく、二人は文字通り死に物狂いでリサリサを始めとする師匠たちの厳しい指導に食いつこうと日々もがいている。
     この日も二人は熱っぽい潮風が吹き抜ける炎天下で厳しい鍛錬に励んでいた。朝早くから遠泳に組み手とハードスケジュールでトレーニングをこなせば、まだ太陽は南中すらしていないのに二人の身体はとてつもない疲労に悲鳴をあげ始める。これでもこの島に来た当初に比べれば体力も続くようになった方ではあるが、やはり圧倒的な強さを誇る柱の男たちに対抗するにはまだまだ力不足を感じる。ジョセフにしてもシーザーにしても、一刻も早く力を身につけたいという気持ちは同じで、限界を訴える身体を無視して次の鍛錬は何だと決意に煌めく瞳を自らの師に向ける。
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    nbsk_pk

    DOODLEしっぽドライヤーしてもらえてご満悦な銀博
    もふもふの魅力は抗いがたし 時間つぶしにと読み始めた書類からふと顔を上げ、ドクターははデジタル時計の示した数字にやや困惑の表情を浮かべた。

     彼がシャワールームに入ってからもうずいぶんと時間が経っている。いつもならばそろそろ端末を取り上げられ寝室へと連れ込まれていてもおかしくないというのに、水音の消えたシャワールームの扉はかたく閉ざされたまま。まさか倒れてなどいやしないよなと振り返った耳にはかすかにドライヤーの音が聞こえてきたため、生命にかかわるトラブルが発生したわけではなさそうだった。だがそれにしても長すぎる。少なくとも何かしら不測の事態が起こってはいるのだろう。冷え始めた足先を室内履きに乱雑に突っ込んで、ドクターはソファから身を起こした。コートもフェイスガードも纏わぬ身はひどく軽く、よく見知った自室であるというのにどこか無防備ささえ感じてしまう。ましてや今この身に纏っているのはシャツ一枚――自身よりも二回りは大きいサイズのそれが一体誰のものかなんて野暮なことは聞かないで欲しい――だけであるからして当然ではあるのだが。ぱたりと室内履きの音を響かせればほんの数歩の距離にあるシャワールームへと続く扉の前で、ドクターはゆっくりと口を開いた。
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    nbsk_pk

    DOODLE銀博未来捏造、ナチュラルに結婚してる銀博がいちゃついてるだけの話
     旦那様が長年の猛アタックの末にようやく迎えられた奥様は、今までずっとロドスという企業の陸上艦でテラ全土を飛び回る生活をなさっていたらしい。そんな方ですから心配になってしまうのです。イェラグの長い冬、家から出ることすら難しい雪と氷しかない長い冬に退屈してしまわれるのではないかと。

    「まさか仕事が忙しすぎて執務室にこもってたら、退屈すぎて仕事に逃避した人間だと思われていたとはね……」
    「彼女たちも悪気があったわけではないのですが」
    「うん、純粋に心配してくれただけなのはわかってるよ」
     ただ因果関係が逆なだけで。苦笑するマッターホルンから受け取ったカップにほっと一息をついて、私は朝から座りっぱなしだった椅子の上でうーんと伸びをした。ぱきぱきと鳴る背骨にさすがに根を詰めすぎただろうか、いやいやロドスではこのくらいは日常茶飯事だったしと首を振っていると、すかさず追加のお茶請けが並べられる。昔は一部の神殿関係者や巫女しか口にすることができなかったという伝統菓子は、舌が痺れるほどの甘さなのに花の上品な香りが鼻に抜ける。これが必要だったってことは昔から彼女たちも激務だったのだろう。なら大丈夫。問題ない。マッターホルンのため息を無視しながら二つ目に手を伸ばしつつ、目下の心配事について話を続ける。
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