「にこにこねくと！」雑多感想【前半】《ストーリーについて》
　ついに海外に行きました。まあハロー、ハッピーワールド！なので、いつか海外に行くとは思ったよ。ワールドワイドなバンドなのでっていうのもあるし、「世界を笑顔に！」と“ハロー、ハッピーワールド！”というバンド名から、寧ろ海外……世界へ羽ばたくのは最早必然的だったんじゃないかなと。

　今回のストーリーを通して、ハロー、ハッピーワールド！という名前がより鮮明なものになりました。
　“手放したくない”と思ったものが特別で、そんな特別な人たちとの間に生まれた楽しいもやっぱり特別で、もらったものをまた誰かにあげて、そうして笑顔になれる世界を見れるように。笑顔になった人たちが、また誰かにもらったものを渡せるように。そうして世界は繋がってるから。ハロハピで笑顔になった人たちが、同じように誰かを笑顔にしてくれるから。そうやって笑顔が繋がっていくから。世界が笑顔になっていくから。
　「世界を笑顔に！」の一つの集大成……というか、世界を笑顔にすることがどういうことなのか、一つの答えを見れた気がした。そういう意味で今回はハロハピにとって大きな収穫になったんじゃないかな。

　ストーリー全体としてはハロハピらしいはちゃめちゃなやりとりや小気味のいい漫才も挟みつつで笑う箇所が何度もあったのは嬉しかったな。
　既に公開済みのAfterglow、Pastel*Palettesの三章を読んだ時、もしハロハピも誰か外部の人に嫌なことを言われたり、攻撃されたりしたらどうしよう。そんな不安がありました。こころが涙を流す原因が、誰か知らない他者であって欲しくはないな、と。
　実際蓋を開けてみれば、ハロハピ全員が「離れ離れになりたくない！」ってしてるストーリーだったのでそこは安心しました。ハロハピが大好きな彼女たちが愛おしいです。

　こころが「手の届く範囲なら笑顔にしていく」と言っていましたが、六人居れば何処へだって手が届くし、いつかきっと宇宙まで飛び立って笑顔にしてくれると断言できます。だってハロハピなので。
　笑えて、泣けて、優しい気持ちで満たされて。ハロハピらしい御伽噺のようなストーリーでした。
　あとストーリーの最後をあの台詞で締めてくれたこと、クラフトエッグくんに対して安心と信頼の感想しか出てこない。ハロハピ推しで良かった。

　あと余談ですが、今回の事件の発端はこころの純粋な一言からっていうのと、お姫様の警護について喧嘩しちゃうくらいピュアな衛兵さんに掛けて、ピュア編成になってたりします？？？


《楽曲について》
　「にこにこねくと！」まず曲名で泣きます。取り敢えずジャケットイラストについての話から始めていいですか？浬はジャケ絵が大好きなので……。

　まず目を引くのは六つのニコニコマーク。六色しっかりあるところに“ハロハピは六人”であることを主張してくれています。
　そして五人が手を繋ぐデザイン。一応当たり前の話をしますが、奥沢くんの手はこの中にはありません。何故なら奥沢くんとミッシェルは同時に存在しないので……。
　これ単純に手を繋いでいるデザインな訳ではなくて、手の向きが受け止める手と差し伸べる手になっているんですよね。エモ……。まさに“もらった色々なものをまた誰かにあげて、そうして世界は繋がっていく”な訳で。
　フォロワーのツイートで気付いたのですが、五人が手を繋ぐことで星の形になっている＝ハロハピ座を象っているんですよね……。このハロハピ座が囲むのは世界（地球）。このジャケットイラスト一枚で“世界を笑顔で繋げていく”を表現しきっていて、この一枚で三章そのものを表していて、たいへんに天才的なんですね……。

　曲自体の話。印象に残ったのはサビ前の輪唱部分。今回もきっとそれぞれのソロパートはあるだろうな〜と楽しみにしていたのですが、輪唱は予想外でした。その部分も「キミからボクへ」「ボクからキミへ」と続く歌詞で“繋がり”を強く表しているなぁと。しかもキミからボクへに“こんにちは”なんですよ……。こんにちははハロー……ハロー、ハッピーワールド！……。
　あんまり音楽詳しくないので楽器とかの専門的なことは語れないのですが、前奏の壮大な感じはワールドワイドな感じがするなと思いました。（小並感）なんか夢の国の入り口とかで流れてそうな音楽ですよね（？？？）
　早くフルで聴きたいし、歌詞をちゃんと見たい。サビの一番最初のコーラス（にこにこねくと！世界一周へ〜、の前）がなんて歌ってるのかすごく気になる。何回聴いても私のリスニング力じゃ分からない。誰か助けて。
　細かい話になるけど、みーくんパートの「こんにちは」の「は〜♪」がすごく優しい声で大好き。

　MVの話。金が掛かっている！！！！！が第一印象。「HELLO,SMILE♪」のはぐちゃん合流前部分がデカデカと元気いっぱいな文字で可愛い愛おしい。
　こころ一人でフロートに乗りスタートして、ハロハピメンバーが一人ずつ合流していく構成。これハロハピ結成時の加入順でフロートに乗り込んでるんですよね。
　MVで私の中で一番衝撃的だったのが奥沢くんが出てたところです。MVに出ることは無いと思っていたので感動。みんなで手を振って奥沢くんを迎えに行く的な演出なのも号泣。制服姿で学校帰りっぽかったのに、急に衣装着てクソデカフロートに乗ったバンドメンバーが現れたら、そりゃ引き攣った顔にもなるでしょう。LOVE。その後の顔をひょっこり覗かせているところとか、ミッシェルに入った後の満更でも無さそうな笑顔とかめっちゃ可愛いですね。あとミッシェルになってからの動きがたいへんあざとい。なんだサビのあの胸に両手を当てた横揺れ。
　最後、初期衣装カラーのバルーンによってフロートごと宙へ飛び立った時、瀬田くんがしっかり顔真っ青なのめっちゃ笑いました。可愛いなおまえは。コネクトの名に相応しく手を繋いで締めるのも、ハロハピらしくて笑顔になれました。ハロハピはおてて繋ぐの似合うね……。