up to fate 闇鍋の始まり突然だった、本当に突然だった
待ち合わせ場所に向かう所だった。気温38.2猛暑、建物からの照り返しがきつい。
飲んだスポドリも体に糖質やミネラルを残して吐き出される。
「あちぃ」
こんな暑かったら黒色の車のボンネットで目玉焼き作れるかも、なんてどうでもいいことを考え始めてしまうくらいにあちぃ。
足が縺れる、めまい?暑くてめまいは初めてだ。
目に見えるもの全てぐにゃぐにゃに見え立っていられない。
その場で腰を下ろそうとしたときアスファルトは細かく割れ、隙間から見たことのない白い実のついた植物。なんだこれと思ったそのとき足元から飛び出た太い何かが見えた。
見たと同時に倒れた。刺さった気がする。避けた気もする。一瞬固まった。
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