貴方とずっと明日はナナミンの誕生日である。
明日の為に俺は先生や同輩達、いや、高専全員を巻き込んでサプライズを計画している。
俺が学生の頃に告白して、最初は歳の差や性別でこの思いを尊敬と勘違いしていると断られたけれど諦めずにアタックして、紆余曲折ありながらもナナミンま俺の思いを受け止めてくれて晴れて恋人になった。
俺が高専を卒業してからは一緒に暮らしており、システムキッチンのついた広めのこの部屋ですれ違う時もあるけれど、なんやかんや上手く生活している。
ちなみに今年、俺の20歳の誕生日にはナナミンは腕時計をプレゼントしてくれた。大人っぽいそれに似合わないと言うと、似合うしあって当たり前に思えるようになる日が来るとも言ってくれた。
4422