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    春園ひなた

    @hinata_kr

    アカウントは鍵付きですがポイピクのURLを公開アカウントでツイートするのは(晒し目的などでなければ)問題ありませんのでご自由にどうぞ。

    基本的にはある程度溜まったらpixivにアップしますのでこちらを必ずチェックする必要はありません。

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    POIPOI 13

    春園ひなた

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    北師弟、カプなし

    叱られる側が背が高いので見下ろしてくることに怒っちゃうお母さん というツイートを見て

    ##pixiv収録済み

     それはオズとフィガロが並んで立ったまま双子の説教を聞いている時だった。弟子たちの顔を見上げてくどくどとイヤミったらしい言葉を並べ立てていた二人は、急に何か思いついたように顔を見合わせた。
    「≪ノスコムニア≫」
     揃ったかわいらしい声と共に、ずしゃりと音を立ててオズとフィガロは床に押さえつけられた。上から強い力をかけられているような感覚で、とても腕力で抗えそうにない。かといって魔法ではねのければ機嫌を損ねて余計に面倒なことになりそうだった。そのようなことをフィガロは考えながら、そしてオズはおそらく考えもせず、二人ともかろうじて双子の顔を見上げる。そこには冷たく弧を描く三日月が二つ並んでいた。
    「頭が高すぎたのでのう」
    「自分の立場が分かっておらぬようだったのでのう」
    「拾ってやった時はあんなに小さかったのに、図体ばかり大きくなりおって」
    「見つけてやった時はあんなにか弱かったのに、態度ばかり大きくなりおって」
     代わる代わる開いた口は一度閉じ、それから同時に開かれた。
    「久々にしっかりしつけてやるとしよう」
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    Replies from the creator

    春園ひなた

    DOODLE「猫の瞳」晶フィ
    ナンジャ第二弾かわいすぎたので、何番煎じかつ自分でも過去に書いてるんですが猫に変身ネタを書きました。
    重心としては猫以外の方に寄っていますが……。
     猫になったフィガロを見て、俺は目を輝かせてしまった。
    「わああ!」
     毛足が長くて、整った顔立ちをしている。ふわふわした尾を優美に振って、こちらに目配せしながら顔を洗ってみせる。サービスの良さも、きれいな榛と灰の瞳も、これがフィガロであることを物語っているのだが、そうやって意識しないと忘れてしまいそうなくらい、俺は目の前の猫に心を奪われていた。
    「触っていいですか? わっ」
     聞き終わる前に向こうから手にすり寄ってきてくれて俺は感動する。うっとりするほどやわらかくなめらかな毛並みだった。
    「はあ……ふわふわ……すべすべ……すごいねえ」
     一度触れてしまうと離すのが惜しくて、俺は両の手で猫を撫で回す。気持ちよさそうにゴロゴロと喉を鳴らしてくれるのがたまらない。しまいに腹を出してくれたので、かがみ込むように顔を近づけた。このまま頬ずりしてしまいたい。吸ってしまいたい。にゃあん、と甘く鳴かれる。いいよと言ってくれているんだろうな、と思いながらも顔をうかがって、改めてその瞳に見惚れた。
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    りう_

    DONE11/14逆トリオンリー「月よりのエトランゼ」で展示していた作品です。
    逆トリで晶くんの世界にやって来たフィガロと晶くんが買い物デートして二人でダーツをしています。
    ご都合主義なので、厄災がどうにかなって、二人はお互いの世界を行き来出来るようになっている…という想定です。
    ※ちょっとだけフィガロ親愛ストのネタバレがあります。
    勝者の願い そこそこ人の多い、昼下がりの商店街。自分と同じく買い物に出ている人や外食に来ている人が多いのだろう。
     彼と連れ立って歩くとちらちらとすれ違う人たちの視線を感じた。その視線は、俺では無く隣を歩く人へと一心に向けられている。それはそうだろう、俺の横にはこの国では見かけない珍しい色彩と、頭一つ飛びぬけた長身、それに整った顔立ちを持った麗人が居るのだから。
     そっと斜め上を見遣ると、彼は珍しそうに立ち並ぶ建物たちを眺めているようだった。色とりどりの看板がひしめき合うように集まり、その身を光らせ主張している。建物の入り口には所々のぼりがあるのも見えた。
     その一つ一つに書かれた文字を確認するように、時折フィガロの唇が開いては、音もなく動く。どうやら看板に書かれた文字を読み取っているようだ。
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