アニカム!
膝枕とかアシリパさんの地獄に落ちる覚悟とか、尾形のこの銃だって〜、生きちょりゃよかなどなど大好きなシーンたくさんあるのですが
「嘘でも心配したらどうですか」の声音に脳をぐわんぐわんに揺さぶられました。
直前までの少尉殿への優しさが滲む声音。からのつるちゅへのその…そんな…すごい。ほんとに?
しかもつるちゅが見てるのは少尉殿じゃなくて軍曹…その事実に膝から崩れ落ちます。バレてるよ軍曹…見られてるのは貴方です…。
必死の「離れろ!」も素晴らしかった…焦りとおい何してるんだという苛立ちが見えてすごい…。
スランプと私生活のあれそれでだいぶやられてましたが、やっぱり推し作品や推しカプの存在って大切ですね。本当に生かされてます。
最近へちゃへちゃなのにコメントなどもいただけて、そちらでもすごくすごく元気になってます!やさしい…。
嬉しくてスクショして百度見してます。ありがとうございます…!この気持ちをどう伝えたらいいのか。
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情けんなか…の少尉殿に触発され、ふわっとおくるみされてるショタ坊ちゃんの坊メ。
息をするように一緒に寝ている。
今更ですが弊社坊メはふんわり現代ファンタジージャパンにお住まいです。
「うぅ、つきしまぁ」
小学校に上がって久しいが、坊ちゃんはたまに夜中にぐずる。日付も変わった真夜中。隣に眠るあたたかい身体がもぞつく気配で目覚めた。坊ちゃんはベッドシーツをくしゃくしゃに乱し、つるりとした眉間に皺を寄せている。
「やだぁ、つきしま、いくな」
伸ばした両手は何度も空を切っている。普段は朝までぐっすりと眠る坊ちゃんだが、時折このように夢に苦しんでいる。医者にも相談したことがある。しかし原因ははっきりとせずストレスであろうという話になった。これが毎晩のことであれば話は違ったのだろうが、坊ちゃんを苦しめるこの夢は落ち着いた頃に姿を見せる。忘れるなと言っているかのように。
「いかんで、つきしま、いったら」
「……月島はここにいますよ」
臍の辺りをゆっくりと撫でさすってやる。寝巻き越しに柔らかな腹の感触が伝わってきた。子供特有の柔らかさ。貴方はこんな小さな身体に一体何を隠しているんですか。どうして俺の名前を呼ぶんですか。教えてください。貴方の苦しみを理解したい。どうすればその悪夢から貴方を連れ出せるんですか。
「ん……つきしぁ……」
「大丈夫」
「んん……」
「私がついてます」
腹を撫でてやると次第に眉間の皺がなくなり、呼吸が穏やかになってくる。坊ちゃんは唇をむにむにと動かしながらこちらを向いて寝返りを打った。無意識だろうに、俺の寝巻きを掴んでくる。これも魘されている時の癖だ。何がいいのか俺の寝巻きや枕を手繰り寄せる。普段から一緒にいるからか恐らく心を落ち着ける作用があるのだと思う。
坊ちゃんを起こさないよう寝巻きを脱ぐ。ボタンが付いている服でよかった。袖を抜き脱ぎ去っても坊ちゃんは目覚めない。ぐっすりと眠っているがあの夢を見た夜は油断できない。またいつ魘され始めるとも分からないからだ。
「坊ちゃん」
「……んぅ」
寝巻きと薄いシーツで坊ちゃんの身体をゆるく包んでやる。赤ん坊のようにおとなしく包まれた坊ちゃんは、俺の寝巻きに頬擦りをして微笑んだ。無垢な寝顔。今夜はもう魘されないといいのだが。
「つき、しまぁ」
「はい」
「おいの、ん」
おやすみなさい、坊ちゃん。