美味しいですよね支部は勿論、ポイピクまで見てくださってる方々には感謝の100乗という感じです。
定期的に言わなければ伝わっていないかも…と思ってしまうので言います。
お付き合いくださりありがとうございます!
変な妄想ばかりですが、読んでいただけるの本当に嬉しいです。壁打ちだとしても書きますがやっぱり見てもらえると「これは独り言じゃない…!」とじーんとします。
ここを見てくださってる方はどんなものがお好きなんですかね?
フシギからショタ攻め、変なすけべまで書いてるので、だいぶごちゃごちゃしてる自覚があります。
本当はこんなの見たいよ!などあれば伺いたいのですが、自分の書きたいものと書きかけのもので埋もれてるので中々できず…。
人生そんなもんですね。わっしょい!
ウインナーが美味しかったので、ウインナーごはんの鯉月。
「いい時代になりましたね」
月島はテレビを眺めながら呟いた。そのまま麦茶を一口。小さな喉仏が動いている。私は喉仏を見ながら聞き返した。
「急にどうした」
「さっきのCMですよ」
月島は何ともなしにテレビを眺めていたが、私はスマホを見ていた。キボシイワハイラックスとケープハイラックスの違いを調べるのに夢中で、テレビのことは全く気にしていなかった。
「気になるものでも映っていたか」
「ウインナーのCMが」
「ウインナーか」
我が家では加工肉をあまり食べない。好まないわけではなく、私も月島も生肉を調理したものを好んでいるからだ。二日前は冷しゃぶを食べた。冷しゃぶと野菜はおそろしく相性が良く、ふたりで胃が軽く出るほどに食べてしまった。たまにソーセージを食べるが、思えばCMで流れているようなウインナーはとんと食べていない。
「私は随分と食べてないな」
「俺はひとりの時たまに食べてましたよ。米と合うんです」
「なに」
白い飯とウインナー。私の人生では出会ったことがない組み合わせだ。母がたまに朝食に出すことがあったが、その時はパンだった。あるいはポトフに入っていることもあったが、やはり主食はパンだったように思う。
「茹でたウインナーで飯を食べるんです。さっきのCMもそうでしたよ」
「その組み合わせは食べたことないぞ」
「もったいないですね。ああやって米のおかずとしてCMやってくれると、いい時代になったなと思いますよ」
茹でたてのウインナーの旨みが米に合うらしい。月島が美味いというなら間違いないだろう。米のことなら月島に任せておけば正解を出してくれる。
「よし、今夜はウインナーごはんにするぞ」
「じゃあスーパー行きましょう」
月島といると発見が多い。また新しいことが知れて嬉しく思う。百年経ってもこの世は知らないことだらけだ。
スーパーでホットドッグ用の大きなウインナーを買おうとしたら、月島に全力で止められた。なるほど、これは違うのか。奥深きウインナーごはんの世界よ。