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    秀二🐻‍❄️

    ヘキの墓場🪦
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    書くか、ショタ猫耳…②

    変な転生現代
    一般的なサラリーマン月島さんちの猫、音之進くん(身長145cm)

    転生ショタ之進を「閣下」とか「音之進さま」とか呼ぶ月島さんが大ヘキです。なんかもうそれだけですけべで尊くて。

    ねこのしん(小)「閣下、もう寝るんですか」
    「うぅん、まだ……」
    「そんな眠そうな顔で」
    「んん……?」

     遠いようで近くから、月島の声が聞こえた。私は両眼を閉じたままその声を聞いている。月島の声が柔らかく耳に染み込んでいく。

     今日は月島と色んな場所に行った。新しくオープンしたスイーツ屋や服屋、インテリアショップ。
     久しぶりに思い切り走りたかったから、広い公園にも連れて行ってもらった。青々とした芝が生えた場所。芝生の上を走り、走り疲れたら大の字で寝そべり澄み渡った空を見上げた。笑いたくなるほど気持ちが良かった。
     月島は面倒くさそうな顔で駆けてきて、私の隣に腰かける。その顔が満更でもなさげだったのは私だけの秘密だ。

     心地いい疲れが全身を包み込んでいる。月島は明日も休みなのだから、まだ眠りたくない。だから、目を閉じて、休んでいるだけなのだ。

    「……」
    「閣下」
    「ふ……」
    「……音之進さま」

     懐かしい音。この音が好きだ。私の中にある、特別な場所をくすぐってくる。それが嬉しくて、あたたかくて、なんだか泣きたくなる。今の私が猫だからだろうか。

    「明日も楽しみですね、ゆっくりおやすみなさい」
    「……ん」

     インテリアショップで新しく買ってきた夏用のシーツ。ひんやりとしていたそれは私たちの体温を吸い込んで、やさしい温度になる。

     夜が更けた頃、冷えた爪先を月島の膝の裏に挟んだ。驚くほど熱く私は笑った。
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