師子王くんが歌仙くんの育ててる花にお水あげたり育てる手伝いをするようになって、
「なあなあ この花が咲いたら一輪だけでいいからもらってもいい?」って言うから
「ああ それは君が育ててくれたようなものだしね でもどうするんだい?」って聞いたら
「あげたいヤツがいるんだ!」ってすっごく嬉しそうな顔をするから、
歌仙くんは野暮だなって思って誰にあげるのかは聞かずに
「僕は部屋に活ける分があればいい 好きなだけ持って行くといいよ」って言うと
「えっ いーの!?やったぜ!ありがとな!!!」ってますます笑顔になって、
「あいつ喜ぶかな」
ってつぶやく。
清光あたりがこっそり歌仙に「主のおつかいで行った店の近くに住んでる子ね なんか困ってるところを師子王が助けてあげて仲良くなったらしいよ」って耳打ちしてきて、平安おじいちゃんたちが「はっはっは 春だな」「大包平あたりは喜んで冷かすだろうな」って微笑ましそうにしてる
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