週三くらいで一緒に飲んでる飲み仲間の審神者と次郎太刀
たぶん好き同士なんだろうな〜って感じなのになかなかくっつかないから他の刀がちょっとお節介焼いて「次郎太刀は主とどうにかなりたいって思わないの?」って聞くんだけど次郎さんは
「まあねえ、主のことは可愛いと思うし正直どうにかしちまいたいって思うことがないわけじゃないけどさ。これでもアタシも男だからね!アッハッハ
でも今はさ、こうやって一緒に酒飲んでどうでもいい話して、たまに兄貴とかアンタらとみんなでどんちゃん騒いでさ、それだけで楽しいって思うのも本当なんだよねえ。
それにさあ愛の告白ってやつ? するなら流石のアタシだって素面で言いたいからさ。そのためには三日三晩は酒抜いて、こ〜んな次郎さんもどうだい?いつもより男前だろ?ってやってやりたいじゃないか。
でもさあ……あの子が疲れた〜って、次郎ちゃん今日はもう飲もうよ〜ってくるとさ、おうよ!飲まいでか っとこういっちゃうわけさ。そんなこんなで三日も酒抜くなんて無理無理!
男だ女だっていうよりさ、あの子が飲みたいなって思ったときにアタシのとこ来てな〜んにも考えずに酒飲んで馬鹿みたいに笑ってさ、終いにはヨダレ垂らして寝こけてんの見てるとさあ、あーこういうのがしあわせってヤツかなって。そう思っちゃうんだよ。アタシも重症だよねえ!アッハッハ!!!」
って笑うから、他の刀もそれならまあいいか〜ってなっちゃう。
けど
「まあ、アタシが無事三日三晩も酒抜いたらさ、次の日には三三九度よ。」
そん時は一番上等な酒で頼むよ! って笑う次郎さんの顔は一瞬だけ今まで見たことないくらい男前だったので、こんなん主が見たらどうなっちゃうのかなと思う刀たちであった。
〜完〜
おまけの太郎さん「次郎太刀は現世寄りですからね…」