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    たまにおえかき

    さの(sn_zcz)のらくがきおきば

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    たまにおえかき

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    公爵お誕生日おめでとう🎉🎉

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    recommended works

    のくたの諸々倉庫

    DONE去りゆくお前の手を掴めない/鍾タル

    死ネタとか諸々。何でも許せる方のみどうぞ〜
    「実のところさ、先生結構優柔不断でしょ」
    「む、どうしてそう思った」
    「えぇ? だって最近……先生ずっと何か迷ってる気がするんだよね。買い物するときも一緒にご飯食べる時もさ」
     ──こういうこと、してる時も。
     言ってするりと伸ばされた手が、俺の頬を撫でてからぱたり、とシーツに落ちる。あるいは好きにしてくれというように、けれどまたあるいはあきれてしまうように。
    「俺を前にしてさ、何を迷うことがあるのさ。言いたいことは言って、したいことはすればいい。俺は簡単には壊れないよ」
    「……そうは、言ってもな」
     ほらまた、とけらけら笑う彼にしかめた眉は、彼が笑ったことによってその腹に力が入ったからだということにしてほしい。
    「……俺はね先生、先生の何もかもを愛してるわけじゃないし……先生より大切なものだっていくつもあるけどさ。こうして一緒にいられるのは、幸せだって思うんだよ」
     だからと濁った目が、けれどまっすぐに俺を見る。
    「ね、せんせ。俺のこと、どう思ってるの」



    「……愛して、いるさ。これ以上、ないほど」
     思えばあの時、俺はどのように言葉を返しただろうか。今更の告白はとうに届くはずも 876

    yktuki

    DONE鍾タルは添えるだけ。
    誤字脱字は後々直します。
    智の渦に溺れるなかれ

    香菱がいる時の万民堂に外れはない、と言うのは璃月では知る人ぞ知る有名な話ではあるが、大衆食堂という形式をとっている以上それが例外になる場面は稀にある。
     例えば、千客万来で店が一等忙しいとき。それかお酒が回った客がはしゃぎすぎたとき。そしてなにより、今。
    「はじまりました!万民堂格付けチェック!今日の特別ゲストはスネージナヤの使節様だよ!」
    いや、なんだこれ。
     仕事が終わった足で旅人に呼ばれるままにタルタリヤが万民堂に来てみれば、夜の璃月には珍しくもない酔っ払いたちの真ん中で万民堂の人気を支える件の看板娘が木べらを片手に椅子の上で音頭をとっていた。お行儀が悪いから止めた方が良い。
     その直ぐ横には香菱の言葉に併せて楽器をかき鳴らす娘さん(たしか辛炎と言ったか)がこちらもご機嫌に身体を揺らし、その横ではニコニコと笑う少年が暢気に茶を啜っていた。
    「提供は飛雲商会さん!代表代理として行秋君から一言どうぞ!」
    「皆さん頑張ってください。あと僕の独断なので兄たちにはご内密にお願いします」
    いや、なに言ってんの本当。
     重ねて言うが、仕事が終わった足でここに訪れたタルタ 5408

    zeppei27

    DONEハサアオ最終話です。ハッサクにじわじわと『普通』を侵食されたアオキが、ちょっとしたお節介から後に戻れなくなるお話。ハッサクの暴走回だよ!アオキがハッサクに意地悪だったり強気になったりするのも良いですね……。

    前話 #3
    >https://poipiku.com/271957/8193864.html

    最後まで読んでくださりありがとうございました!絵文字もいつもありがとうございます……!
    正しさの証明 #4 湖に小石が投げ込まれ、水面に波紋を広げる。小石が岩となり雨霰と降り注ごうとも、しばらくすれば湖は元通りの静けさを取り戻し、何事もなかったかのように全て忘れ去っていくだろう。日常とは一見左右されがちな脆弱な存在だが、長い目で見れば何よりも力強い。いずれ全ては回帰してゆくのだし、多少変化があろうともそれすら全て飲み込んでしまうものだ。アオキの『普通』の日常もまた然りである。

     ハッサクにより引っ掻き回され、機を窺って掻き乱し返す他愛もないやりとりは、数え切れないほど繰り返してもはやアオキの日常の一部と化していた。大変申し訳ない話だが、彼が長々と時間を割く説教の大半は効力を発揮していない。髪型やらシャツやらネクタイやら、その他いくらかは一理あるのといじられることに耐えかねて変えた(改善とは呼びたくない)ものの、アオキの本質はハッサクと初めて出会った時のままだ。
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