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    寝る前の妄想の産物

    リオンの死後、教会に入り込んでくる人は兵士や野党や、フレンリーゼのような賞金稼ぎというかハンターの類ばかりじゃなく、迷子とかもいたりして、
    たまたま教会奥のリオンの遺体を見た子供が遺体に花を手向けた事で死者に花を捧げる事を知り、その後毎年花の咲く時期にリオンの骨を包むように花を敷き詰める習慣がついたディミス。
    枯れた花は教会裏の花畑に埋めるとまた次の年の花を育てる肥料になる、それは誰に教わったわけでもなく自然と身についた知識だった。
    時の流れが曖昧になってゆく日々の中で季節の一巡りを知らせ、茫洋としつつある心に楔をうつささやかな儀式。
    明るい色の花に包まれた青白い彼の身体はいつもと変わらず冷たいが、どこか笑みを綻ばせたような錯覚を覚える。
    春の日差しに照らされた教会の外は暖かそうに見えるがまだまだ風は冷たい時期だった。

    みたいな事あったりしないかなぁ。

    ---

    元々、というかリオンが出会った頃からのディミスの体は機械の駆動で生じる放熱はあるので身を寄せ合えば暖かさを感じるものの、根本的には病弱で体温の低いリオンとはまた別物の表面や末端の冷たさを感じた筈なのに、
    檻に来てからというもの、どうしてかディミスは姿に変わりはないのにまるで体温の高い人間の様に熱い肌を持つ様になり、檻では自分だけが知っているその変化にドキドキしたり、生前は純粋な愛着や愛しさ、甘えや信頼といった感情ばかりで触れていた筈のその肌に、無自覚に情欲が上乗せされた「触れたい」という感情が胸の内から沸き立つ様になり、
    城にいた頃に申し訳程度に刷り込まれた世継ぎを残す為の知識や閨の作法などまったく意味を成さない、子供じみた拙いアプローチで触れ方もわからないまま、生まれたままの姿で、一糸纏わぬ男の腕に包まれて、
    「熱砂に身を埋めるような心地だ」と呟いて、頭の奥が蕩けていくような感覚の意味も知らないまま寝落ちていくリオンの背や肩を撫でながら、
    これ以上姿形も変わらず性徴が訪れることもないであろうリオンという器の底に芽生え燻る愛欲が、幼いままに死んだその形を突き破るほどに育つ事があるならば、その時は歳の概念を亡くしたこの「男」を本当に抱いてしまっても良いのではないかという考えが過り、
    檻に来る前ならリオンが肌を晒した意味すら理解しなかったかもしれない自分がそんなにも彼の心の変化や機微を、あたかも成熟した人間のように俯瞰的に悟っている事に驚きを感じながら、
    何を解ったつもりでいるのやら、今の考えはおそらくこれまでに見た人の行動の模倣にすぎないと自身の「感情」を戒めるような、僅かな焦りと動揺も孕む言葉を頭の中で紡ぎながら、
    気を逸らすつもりでさすった腕の中の深い寝息を立てる白い肌に、得体の知れない生々しさを感じてしまい、
    ディミスもまた、リオンの知らないところで自分の変化に翻弄されつつあ

    (どうもここまで書いたところで寝落ちたらしくこの後何書こうとしたのかが思い出せない)
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    non

    MEMOディミリオ推しの腐女子視点で考えた、なんとなく気になった事の覚書リオンのデフォルト衣装のディティールはヨルハっぽさが強いけど、
    コートのシルエット自体はレプリカントの仮面の街の民族衣装っぽい

    と思ったらメモリーの「心ト心」のアイコンの絵でリオンが王の仮面を持っている

    物語に対応する檻の景色が砂、荒野の三人(砂を連想)、リオンは王族
    +仮面の王もリオンも扱う武器は基本長柄のもの

    オートマタに登場する団地に住む機械生命体達(仮面の街の民族衣装を着ている)から生まれた
    アダムとイヴがリンゴを食べるシーンがある→死の間近にリオンが口にしたものもリンゴ

    仮面の街も団地も周辺は砂漠地帯→砂

    などと共通点がちらほらあるのを踏まえた上で見ると、
    ディミスの容姿というか髪と目の感じが
    ゲシュタルト体の時のロック(狼の長)に似ている気がする

    別の次元では言葉が通じず敵対した二人が違う世界では仲間になった?
    みたいな要素が含まれているんじゃないかと、
    メモリーが開放されてから悶々と考えてる。

    威風堂々のアイコンも仮面の王が試練で仮面を手に入れた時の構図に似ているし、
    心ト心のストーリーテキストの王に対し国民が機械のようと揶揄るのも
    オートマタで 877