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    ゆな୨୧*

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    ゆな୨୧*

    TRAINING!三上と桐ケ谷
    !三上カドスト未読あり
    !イベスト、桐ケ谷カドストバレあり
    !先輩と後輩的な感じ。二人ともコンミスのことが好き。
    ガーネット・スター「よぉ」
    菩提樹寮の玄関で三上を呼び止めたのは桐ケ谷であった。先程、木蓮館で別れた以来だった。
    「どうしたんですか」
    「お前、この後予定あったりする?」
     桐ケ谷が立つ傍らには、彼の愛車があった。三上も時々洗車を手伝ったりしている。
    「予定といっても……まあ、練習はしようと思ってましたけど、それくらいです」
     三上は桐ケ谷の方を見て答えた。三上はそんなことを聞いてくる桐ケ谷の意図が読めなかった。
    「そっか。じゃあ、今から付き合えよ。荷物置いて、もう一度ここに集合」
    「え、いきなりなんですか」
    「こいつ走らせようと思って。お前も付き合え。ほらほら、早く」
     桐ケ谷は三上の肩をポンと押して、急いで支度しろと目で訴えた。三上は訳が分からなかったが、こうなった桐ケ谷は自分が何を言っても聞いてくれないような気がして、渋々荷物を部屋へ置きに向かった。幸い、他のメンバーに顔を合わせることなく再度玄関へ戻ることが出来た。何か聞かれたときに、この状況を説明するのはひどく面倒に思った。玄関へ戻ると、桐ケ谷がすでにフルフェイスのヘルメットを被り、スタンバイをしていた。三上に気づくと、来たな、と言って座席の方に視線をずらした。
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    しんや

    DONE篠唯/『翻る花びらのように』の幕間、篠森先生視点の話。

    篠森先生と過去作のとあるキャラとの対話が主で、唯ちゃんは登場しないようなものです。一貫性がなかった篠森先生の発言の補足をしたかった。

    ※篠森先生SRカードスト、ホームボイス、他イベスト等のネタバレ、そこから読み取り考えた独自の妄想設定などを多く含みます。
    恋の音色を鳴らせ 卒業式の日。高校生活の最後の時を惜しむ生徒たちに帰路を促し、別れを告げ、教員としての業務を終えた後。私は木蓮館の事務室に赴いた。スターライトオーケストラのステージマネージャーとしての仕事で、特に急ぎのものがあった訳ではない。
     式の前にも、後にも。あの生徒……朝日奈唯と、顔を合わせることが一切なかった。それが気がかりだったからだ。
     彼女は、受け持ちのティンパニ専攻の生徒でもなければ、そもそも音楽科ですらなかった。普通科、楽器はヴァイオリン。そんな朝日奈と関わる機会など、彼女がコンミスを務めることとなりスタオケの活動が始まってからの二年間しかなかった。
     オケの音楽監督が体調不良で使い物にならなくなった際、一時的な代役として彼女に指導を行ったこともあったが、その回数は両手で数えて指が余る程度だった。その数少ない機会でさえ、優しくした覚えなど全くない。
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