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    デテに沼ってからlb7を読み返した時の叫びやメモ
    🔑:クリスマス

    // 主に主従そろってでている/話題になっている部分中心に抜粋
    // すべて個人の感想です

    ○呼び方
    デイビット
     おまえ、オマエ、ヤツ、テスカトリポカ、黒きテスカトリポカ、サーヴァント
    テスカトリポカ
     オマエ、兄弟、セムの男、デイビット、デイビット・ゼム・ヴォイド、マスター


    ○第9節
    「クリプター・デイビットが召喚したサーヴァント、神霊テスカトリポカ。」
    →並ぶ字面だけで興奮してきたな。スクショするか

    「この都市は悪くない! "生き抜こう" "良くなろう" というエネルギーに溢れている」
    「むしろこっちの方が、マスターやマシュに近いいろをしているわ!」
    →メヒコシティをつくったのはテスカトリポカ。その都市は汎人類史側の彩に似ている。やっぱり汎人類史側の神様なんだな…。ディノスのチチェン・イツァーはマヤ、オセロトルのメヒコはアステカ。

    「ウィツィロポチトリの神殿には召喚されたテスカトリポカの休む神座が。」
    「トラロックの神殿にはオセロトルの王の玉座があります。」
    →背景にみえるのは生贄の祭壇で、よく見ると上部の色が左は黒(青?)、右は赤になっている。祭壇から左右横に伸びているのがそれぞれの神殿の屋上に続く道? なので神殿は見切れている。仮に祭壇を正面側から見てるとしたら、文献にのっとると、左側に続く道の先にあるのがトラロックの神殿(オセロトルの玉座)、右側に続く道の先にあるのがウィツィロポチトリ(テスカトリポカの休む神座)の神殿になる。双子の神殿の背後は東だから、左が北で右が南ってこと? 公式設定資料ほしい。マテリアル本をずっと待ってる。

    「デイビット氏はメヒコシティにはあまり寄りつきません。」
    「街の事……ディノスとオセロトルの戦いはテスカトリポカ神に任せて、」
    「自分は趣味のフィールドワーク三昧、なんでしょう」
    →🐇の表情も相まって、家と子供のことを一方に任せて趣味やってるパートナーを持つ友人と、その友人がそれを許している状況に不満を持っているようにしか聞こえない。好き。第三者から見た二人の描写たすかる。好き。デイビットがメヒコに泊まるときはやっぱり神座の方に行くんだろう。イスカリとデイビットはあまり接触させたくないってあったし。

    「おまえたちのふねを見学に行ったのはサーヴァントの独断だ。」
    「オレは別件で余所にいた。メヒコシティにはいま帰ってきたばかりだ。」
    →サーヴァント呼びたすかる。メヒコシティは帰る場所。

    シオンとカドックとの会話全般
    →なにもいえない。ここのやり取り全部好き。

    「おまえたちを捕らえたのはテスカトリポカだ。オレじゃない。」
    「ヤツにはヤツの思想、目的がある。それを、遅れてきたオレが横取りするのはどうもな。」
    「―――まあ、先を越された、とも言えるか。」
    →先を越されたってことはデイビットも艦を見に行く予定だったんだろうか。
    「ヤツにはヤツの思想、目的」は1年テスカトリポカを創りその心臓をORTへのオーダーに使う(同時にモテクソマに続きを与えどうなるか見守る)ってこと? それにしても、デイビットはテスカトリポカのことを尊重してるってわかる発言だな…。デイビットとテスカトリポカの最終的な目的が一致しているから、そしてそのすり合わせがちゃんとできているんだろう。仲いいじゃん…。まさに目的の遂行に関しては一蓮托生って感じ。

    「ヤツは出かけるとき、何も言わないタイプでね。ひょっこり帰ってきたかと思えば、」
    「『ああ、悪いがオマエの預金は全部使ったぜ』なんて、シレッとのたまうんだ。」
    →惚気。
    ひょっこり、とか、シレッと、とか、「何も言わないタイプでね」とか言葉の端端にふたりが重ねた時間を見れて楽しくなる。こんな些細な出来事(全預金使われたのは些細じゃないかもしれないけど)でも、デイビットはテスカトリポカに関する情報を選択して記憶してるんだな~だいすきか? だいすきな、大切な相手ができるとその人で1日の記憶がいっぱいになっちゃうことあるもんね、かわいいね。
    ここからは私の願いの部分が大きいけれど、デイビットの記憶はテスカトリポカを召喚してから色彩づいてそう。
    ずっとひとりで、オーダー(善いことをする、ただし宇宙的視座)を実行するために過ごしていて、Aチームの時は少し心安らぐ時間はあったと思うけど、やっぱり彼らと自分の間には「人類側と人類の敵」という壁がある。表面上はコミュニケーションをとれているようでも、デイビットの中ではずっと彼らは自分と根本的に違うという意識があった。実際にデイビットの計画の全貌を知ったカドックにはそこまで……と言われている。キリシュタリアには詳細を知らせてはしていなかっただろうし。
    そんな中、自分が実行したい善いことをすべて打ち明けた上で、人類の善悪を超えて全力で支援してくれる相手ができたら。しかも最高だ! なんて笑って言ってくれる。ひとりの自分を「兄弟」と呼んでくれる。ひとりではないと思わせてくれる存在が形をもって隣に立ってくれたら、そりゃ、いっぱいになっちゃうよなあ。わりと「自分の」って意識が強そう。
    バーサーカーを望んでいたことからおそらく自分の計画にサーヴァント側の理解を必要とはしてなかったんだろう。ところが実際にはおしゃべり大好きなルーラーが来たわけで、計画を打ち明けたら最高だって言ってくれたわけで……運命か? なんかもう運命って何回もこの後言ってしまいそうだけど本当運命のふたりじゃない?

    「ああ。大したサーヴァントだよ、ヤツは。」
    →微笑みながら言うと本当に惚気にしか聞こえない。もっと聞きたい。

    「地球外生命に支配されていたこのミクトランに、わずか1年で汎人類史のルールを定着させた。」
    →地球外生命=マィヤ

    「実際、メヒコシティはヤツの街だ。」
    →そのメヒコシティが帰るところ…

    「ヤツが神殿を召喚し、オセロトルたちを育て、都市を築かせ、都市の王を選んだ。」
    →神殿を召喚はテノチティトランのこと? それともそのままの意味…?

    「オレはテスカトリポカの召喚者にすぎない。」
    「カルデアがこの異聞帯と戦う、というのであれば、」
    「その場合、倒すべき敵はオレではなく、テスカトリポカとなるだろう。」
    →ディノス達は滅びを受け入れる、カルデアに選定されることを受け入れるために敵にはならない。なるとしたら、"生き抜こう" "良くなろう" とするオセロトルのほう。なので異聞帯と戦う=オセロトルとの生存競争になる。それにオセロトルが滅んでもテスカトリポカがいる限り、オセロトルにしたようにまた新しく始めるのでテスカトリポカをどうにかしないと異聞帯は選定できない。ってこと?


    ○第10節
    狙い通りに牽制できてウキウキなのかわいい。

    「さっさと終わらせて楽になれ。回りくどい考えは、オレたちだけで充分だ。」
    →回りくどい考え=ORTを修復して起こしオーダーを与えて惑星を喰わせること
    オレたちだけで充分だ。
    オ レ た ち だ け で 充 分 だ 。

    「神霊を召喚することは難しいからな。」
    「オレなりに裏技を使って、デイビットのフォローをしてやったんだよ。」
    →いや~~~~~~………………………………。
    なんて言えばいいんだろう。デイビットは人理側のサーヴァントは呼べない。人の理から外れた存在なので。それを、報いられるべき戦士である(あとすっごい派手な滅亡を見せてくれる)から召喚のルールから外れない裏技を使い応えるって。しかもそれを「そうするべきだから」「自分のルールに当てはまっている戦士だから」やってるんだもんな。その行いを慈悲、慈愛、仁慈だって思うのは人間であるこちらの感情だからであって、テスカトリポカ自身は考慮してない。ただそうであるからやっているだけ。本当に、本当に神様。
    ちょっと肩入れしすぎてない?って最初思ってたけど、デイビットの背景(5分間の信念)を知ってからは納得しかなかった。デイビットがテスカトリポカを名指しで召喚した経緯も考慮するとまさに運命としか言いようがない。並んだ姿がしっくりきすぎる。お互いがお互いの理想……うーん、理想はちょっと違う、なんだろうやっぱり運命としか言えないかもしれない。
    あと散々、滅亡と再生のサイクルを視てきたところに、「そのサイクルごと壊す。滅亡の先にこの惑星の再生はない、星の最期を見せる。理由はやりたいからやる。それがオレにとっての善だからやる。力を貸してもらう」って最高の戦士に言われたらそりゃ、期待いっぱいになるしウキウキで手を貸すよねって。

    「―――デイビット! 構わん、やれ!」
    「令呪を以て命じよう! 人の身体であろうと、その権能ちからを使え、黒きテスカトリポカ!」
    →構わん=神からの許可、ここすき。
    身体って言葉の表現がいい…。なんか隅々まで知ってそうで。
    身体は肉体を含め意思や思考、活動する主体をまとめて指す言葉だから、その意味で使っているんだろうな。だとすると、やっぱり少しばかり人に寄っているのかなって思う。
    黒きテスカトリポカって呼び方好き。

    「ならゲームくらい嗜んでいるよな?」
    →ミクトランパにゲームが輸入される。銃はからきしだけど刃物・投擲だと無双するテスカトリポカ。デイビットは効率が良いので銃を使っているが、その様子を見た隣の神様はちょっとだけしょぼくれる。

    「クリプター、デイビット・ゼム・ヴォイド。『異星の神』も予想しなかった、この料理人の腕前をな。」
    →初見の時、ここの表情はもっと笑顔かと思ってたら違っていてちょっと驚いた。

    「カルデアの基地は無に帰すだろう。天球は喰われるだろう。」
    「ソレは惑星上に自らの巣を拡げていき、サイクルなどせず、この天体にトドメを刺す。」
    →天球=カルデアス、天体=地球。なのでテスカトリポカもカルデアス=異星だって理解しているんだな。人理側からの知識というよりはデイビットからの知識か?

    「クリプターとしての役割を遂行する。すべてが空洞になる前に、この惑星を破壊する。」
    →デイビットの目的は、(宇宙的視座でみると)人類が汚名を被るだろうマリスビリーが考えた人理保障を完成させないこと。だから、マリスビリーによる人理保障が完成する前に、この惑星を破壊するって意味かな。人理保障ですべてが空洞になるってどういうことなの…。すべてには宇宙も含まれる?

    滅亡の前借を見れてウキウキな神様かわいい。

    「事象の入れ替えは今の兄様には負担が大きい、ので。」
    他の四肢・・・・に痛みがあるようでしたら、クリプターに命じて治療をさせますが。」
    「いらん。ヤツに余計なペナルティは与えられん。万全の状態で冥界行めいかいこうをさせたい。」
    →痛みがないとは言っていないので、結構全身ぼろぼろなんだろうか。もしかしたら息を吸うたびに、動くたびに痛みはあったのかも。アステカでは神に生贄をささげていたけど、神自体が生贄になってたりするので、人間でも神でも代償のルールは適用されるんだろうな。比率(価値?重さ?)が違うだけで。

    ここまで読んできてデイビットについて一回もマイナスな評価してない。オセロトルには低能サル、無駄死に、イスカリやテノチティトランについても良いところは評価しつつダメ出しはしてる。でもデイビットに関しては本当にない。逆も然りだけど。
    オセロトルに関して無駄死にって言ったのが少し引っかかったけれど、戦で死んでいないからってことかな。前借のシーンでは戦士として支援して育てたのにORTによって死に絶えてたので。…本当のオセロトルの最期をミクトランパで見たときは笑顔で頷いてそう。


    〇第14節
    何回も繰り返し見てしまう節。

    「彼の居た空間は常に暗く、光がなかった」
    「そこにあるのに無い。そこにあるのに見えない。」
    「原子密度が極めて薄い、無物質の空洞のように。」
    →ダークマターのようだってことかな。そこになにかある(そうでないと理論上成り立たない)けど観測できない、宇宙の大部分を占める空洞。でもデイビットの5分を知った今だと、逆に密度がありすぎて穴に見えるブラックホールの方があってる気がする。

    カマソッソ戦、令呪を1画使用して何やったんだろう。かなり息を乱しているから相当なことをしたはず。

    「だが代償はいただこう。クリプター。デイビット・ゼム・ヴォイド。」
    「オマエたちの神話を語れ。オマエたちの神話を知りたい。」
    →令呪を使用した後、カマソッソは「貴様の血はとても(中略)不味い。」といった。そしてデイビットの名前を呼んでいる。カラクムルに踏み入る代償として神話を語る時間=デイビットの時間をもらった。デイビットの性質を理解していないと出来ないことだけど、本当なにした? 自分の中身でもぶちまけた…?

    「次にここに入れるのは1年後だ。それまでに準備を進める必要がある。」
    「…………。」
    ぶか。」
    →判断がはやい。
    1年後までにORTを修復する必要がある。が、自分ひとりでは間に合わない。協力者が必要だ、なので喚ぶ。

    「異聞帯といえど、ここはミクトラン。触媒は充分だろう。」
    「オレが人類とカウントされずとも、土地の力でサーヴァントを召喚する。」
    「オレのような男の声に応えるもの。善悪の上にあるもの。その上で、戦を良しとするもの。」
    「―――即ち、全能神テスカトリポカ。オマエの力を貸してもらおう。」
    →名指し召喚ってロマン。そして応えてくれるんだもんな~~。語彙力がなくなってしまう。運命じゃん。パズルのピース、比翼連理、水魚の交わり。
    今までずっとひとりでオーダーをこなしていたデイビットが、初めて力を貸せと手を伸ばした相手がテスカトリポカで。そしてその手を掴んでくれた。変な声出る。くるいそう。
    あと、力を貸してくれ、じゃなくて力を貸してもらおう、なのクソ度胸。好き。たぶん、バーサーカーが来ると思っていたからかもしれないけど。この時の口調と、シオン・カドックにテスカトリポカのことを話している口調を比べて語彙力なくなった。この時だけテスカトリポカを「オマエ」、これ以降の時間軸では「おまえ」

    「うっわ。信じられねぇ。わざわざ憑依先の人間からだを作ってまで召喚に応じてやったのかよ。」
    →その通り過ぎてもう何も言えない。

    「そんなに面白い男だったのか? 我がことながら、試練の判定が甘いんだよテメエ。」
    →試練の判定が甘い。絆礼装のテキストを見てもそうなんだけど、その人間ひとりひとりに合った尺度で試練の判定をしてそうなんだよな。そしてその試練/戦いに備える/挑むものを戦士とする。そんな感じ。やはりこの神様慈悲深すぎでは。

    「まあいい。おまえがそっちの味方をするなら、俺はこっちの味方をする。」
    →そっち:デイビット側、滅ぼす側、宇宙側
     こっち:滅ぼされる側、地球側?

    「よう兄弟。オレの用意したメヒコはどうだい?」
    →ちゃんと支援相手の感想を聞くんだよな…。真面目か。

    「さすがは全能神。『今できる事はすべて可能にする』だけはある。」
    →ここで微笑むのずるいと思う。
    テスカトリポカの支援が手厚い。オセロトルを組織(文明と武器を与える)してディノスの心臓を狩れる環境を整備、ディノスの心臓をORTまで供給する地下水路を整備、オーダーを与える最後の生贄も用意……完璧では? そりゃ、デイビットも「大したサーヴァントだよ」って言うわ。
    これだけやってるってことは右肺以外にもいろいろと代償にしてそう。献身が過ぎる。なにこれ。

    「この惑星を破壊し、人類の痕跡を消す。これからの1年はそのために使おう。」
    「……だが他のクリプターはいいのか?」
    「オマエの計画は『異星の神』とやらの思惑とは違うものだが。」
    →人類の痕跡を消す≠異星の神の思惑。異星の神は地球を破壊したいわけではない、人理を破り捨て去りたいわけではない。

    「異論があるなら言ってくれ、テスカトリポカ。方針の変更は今なら間に合う。」
    「まさか。オマエの案は最高だ。一度は惑星ほしの終わりってヤツを見たかった。」
    →ウキウキでかわいい。
    デイビットは自分を人類の敵と認識している。そんな自分の案に人類史側の神様がノリノリで乗っかって支援してくれるのほんと……。ケツァル・コアトルの連鎖召喚ができなくて謝っていたの、心からそう思ってるんだろうな。戦神だから戦う相手(ライバル)がいたら善かった(目的までの道程を楽しめた)だろうに出来なくて申し訳ない、みたいな。

    「―――では始めよう、セムの男。オレたちの戦争。オレたちの滅亡。オレたちの饗宴きょうえんをな。」
    →徹頭徹尾、最初から最後まですべて、ふたりだけのための時間。ワァ……


    〇第15節
    第二臨すき。ネコチャン。口が開いている霊衣も欲しい。

    「神を名乗った以上、自らを偽るんじゃあない。」
    「クソ、かつてないほど腹が立つ! 戦士の仮面を着けていられないほどに!」
    →真面目か。Uの神を名乗っておきながら人間のように揺らいでルールを曲げてる様が、自分を偽っている様が本当に嫌いなんだろうな。真面目か。

    「オマエたちもオマエたちだ! この女の正体を知っていながら黙っていた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
    「小賢しい嘘でいつまでこの女を利用する気だ。それが優しさなどとでも思ったか?」
    →刺さりすぎてぐうの音も出なかった。神様に罪を暴かれるような感覚。

    「アイツは俺たちの中でも、なんだ、一番ろくでもない? っていうの?」
    「『戦争をするなら、親子だろうと恋人だろうと平等に武器を与える』」
    「なんてひっでぇコトをキメ顔で言うヤツだぞ? 人の心がありすぎて無いんだよ、アレ。」
    →なんと言うか本当にデイビットとテスカトリポカって似てる。
    ORT起動手前の、デイビットがUへ言った言葉は人の情緒を理解しているからこそ出てくるもので、でもそれをはっきりと本人に突きつけるあたり人の心がありすぎて無い。


    〇第16節
    「(うん。ミクトランからしたら、真っ先に殺したいのはデイビットとテスカトリポカ)」
    →ふたりぼっちすぎて笑う。お互い以外全員敵じゃん。最高。

    「おっと。勝利の王の凱旋だ。おかえり、イスカリ。あっちのオレは殺したか?」
    →ちゃんとおかえりって言ってくれる神様すき。物騒とやさしさが混在していてとても良い。

    「分かるな? 絶滅させる時はどちらも残すな。すべてを一新するための大事業だ。」
    →自分がそうしてきたように、それがテスカトリポカのルールだから。在り方がなんとも…人間の尺度で感想を述べるのは烏滸おこがましいけれど、すこしかなしい。そしてセピア色をしていて砂と霧、煙る情景がよく似合う。
    個人的に好きになる音楽や文章、作品はどこかセピア色をしたものが多いんだけど、こんなに刺さったのも型月のテスカトリポカがセピア色をしているからかもしれない。

    「最後の仕上げだ。樹海そとでデイビットが待っている。ORTのひつぎおがみに行こう。」
    →外で彼氏が車を用意して待ってるってことだった。

    〇第17節
    「2004年7月。『記録:5分』」
    →F/snが2004年2月で2004年夏にhaなのでそことかぶっている可能性? でもそもそもF/GOは「月姫世界かFate世界かどっちつかずの世界」らしいので関係ないかも。F/GO内で「最初の聖杯戦争が起きたのは2004年」なので奏章やこれから先詳細について言及があったらいいな。

    「砂嵐だ。以前にはなかったが、これもおまえの仕業か、テスカトリポカ?」
    「なんだそりゃあ! ヤバめな状況に出くわしたらぜんぶオレのせいってかぁ!?」
    →デイビットがマスターの時も幸運Cっぽい。

    「ヒュウ、やるなデイビット! こんなドラテクどこで覚えた? ハリウッドか!?」
    「あいにく通信教育ペーパードライバーだ。映画は好きだったが、もう数年見ていない。」
    →デイビットの出身がネバダ州。仮に南のラスベガス付近に住んでいたとしたらハリウッドまでは車で片道約4時間らしい。
    ペーパードライバーとクソエイム、かわいいね。
    ところでデイビット、ネバダカラキマシタって歌知ってる? 歌ってくれない? テスカトリポカとテノチを脇に置いて歌ってほしい。茶番込みで。
    映画は好きだった・・・、なのでデイビットではなく  のことかな。そうだとしても、もう数年見ていない映画を楽園でたくさん見てほしい。

    「さながら兵器の女神、といったところか。知り合いか?」
    「知らん。だが最悪だ。オレでは勝ち筋が見えん。」
    「―――そうか。」
    「ではイスカリを連れて行けテスカトリポカ。おまえが辿り着ければそれでいい。」

    「―――了解した。じゃあな、マスター」
    →間!!!!!!間!!!!!!!!!!!その間!!!!!!!!!!!
    テキストログにもちゃんとあるその間に、ふたりの時間がすべてが詰まっていて泣きそうになる。表情も最高。そして最初で最後のマスター呼び。もうoverkill
    テスカトリポカは別れるとき(相手を殺す時)じゃあなって言っているので、ここがふたりの別れの時だってふたりとも理解したんだろうな。ミ°……………………………

    おそらく退去時の言葉から、ふたりはそれぞれ案を出し合って、お互いに一番成功率が高く思想にあった案を同時並行に遂行していた。これって相当信頼してないとできない。

    あとこの章を初めて読んだとき、イスカリくんが(実際は違うけど)うんざりしたような表情でふたりに挟まれる図に笑った記憶がある。カップルに挟まれる知り合いじゃんて。


    〇第19節
    「マジかよ。」
    「デイビットの判断には舌を巻く。まさか、道を知っているオレと同着とはな。」
    →ほめる神、好き。

    「『一度死ねばそれきりであるかどうか・・・・・・・・・・・・・・・・』なんじゃないかと、テスカトリポカ思うワケ。」
    →言っていることは確かに~ってなるんだけどその語尾でなんにも頭に入ってこないんだわ。ギャルか???

    「だが不死はダメだ。死なないヤツは命じゃない。現象だよ。」
    →表情も相まって自分のことを含めて言ってそうだな。

    「そうかぁ? どう見ても助けただろアレ。だいたいなあ、ヤツが守っているのは自分だけだ。」
    (中略)
    「違うんだよイスカリ。すまん、オレも悪かった。神にあこがれる思春期の気持ちってヤツを失念してた。」
    →ここほんと人の心がありすぎてない。

    「ルールだ。神に意見をするのなら、命を使え。」
    →神様…………。
    イスカリとの問答から見ても、このテスカトリポカはデイビットのテスカトリポカなんだなって改めて思った。

    「オレは成果なき犠牲は払わん。いさぎよくここで消える。」
    →成果には犠牲たいかを。それに当てはまらないのであれば自身は何もすることはない。

    「こちらの案は失敗した。あとはオマエの案だ、デイビット。」
    「好きにやれ。死者の楽園でまた会おう。」
    →好きにやれ、だなんて、デイビットへの最大級の賛辞と鼓舞、鼓吹じゃない。そっと背に掌をあてて、じんわりと体温が灯ったころ静かに押して手放してあげる。そんな感じ。
    まあ、デイビットはその手放そうとしている手を引っ掴んで連れていくタイプだけど。

    「テスカトリポカを退しりぞけたのか。やるとは思っていたが―――」
    「実際に目の当たりにすると、ショックが大きいな。」
    →ここ本当に驚いた。まさか感情を言葉にすると思っていなかった。
    ここまで誰かから問われて所感を述べたことはあるけど、まさか、思わず口から零れたように感情を言ったのは初めてじゃないか…? おそらく内心結構動揺している? と言うのもデイビットにとってテスカトリポカは本当に唯一無二の存在だと思っているので、そんな存在が目の前で退去したらいくらなんでも動揺するよなって。

    デイビットのお父さんの髪色さ…。

    「オレの相棒が無茶を言ってな。アンタの心臓を自分に移植したいんだと。」
    「こんなもの、触れるだけでもおっかないのにな。言い出したら聞かない男でオレも困ってる。」
    →散々批評したんだろうな。でも言い出したら聞かないので取ってくると、愛じゃん。やってること物騒すぎるけれども。

    「心臓を生きたまま引き抜く、テスカトリポカの得意技だ。」
    →そんでこのマスターよ。やっぱり相性ばっちりだよふたりとも。
    一見、捕まえられて振り回されている側に見えるが実はがっちり捕まえて振り回している方で、捕まえて振り回している側に見える方ががっちり雁字搦めに捕まえられて振り回されている方だったって言うの、とても興奮する。よい文明。

    「その理由が分かったよ、オルガマリー所長。君は『弱いままの自分がいい』と思ったんだね。」
    「なんとも、愚かなゆめだ。」
    →オルガマリー所長と呼んで、微笑みながら言うあたり人の心がありすぎてない。
    デイビットも人だったが人以外の存在になった経緯をもっているわけで、オルガマリー所長の心情はおそらく誰よりも理解できる。だからこその言葉なんだろう。
    デイビットがそれをゆめと言えるまで、どれだけの時間があったんだろうか。


    〇第23節
    ジャガー道場

    「という訳だ。カルデアはORTを止めたよ、テスカトリポカ。」
    (中略)
    「……と、お客さんだ。待ち人来たり、だぜデイビット。」
    →始まりのデイビットの言葉も相まって某タイガー道場を彷彿とさせる。ケツァル・コアトルを呼んでこよう、に対してカンベンだって返すのあまりにも好き。何度も言ってしまうけれど、やり取りの間にふたりだけの時間が見れるのがとても好き。

    「オレの場合は―――どうなんだ、テスカトリポカ?」
    「そりゃ生き返ってもう一度、だ。なんならオレを召喚したあたりまで時間を戻してもいい。」
    →最終戦しかりデイビットってテスカトリポカの名前を呼ぶの好きだよね。
    それにしても大判振る舞いすぎないか。ペナルティー受けそうな範囲になるんじゃ? でも、だとしても、やるんだろうな。自身が神性を失って人間となるとしても、その戦士がそれに値するならば迷わず実行する。それがテスカトリポカなので。

    「それがオレには看過できん。戦いで死ぬ者は、等しく報われるべきだからだ。」
    →厳しく冷たいけれどどこまでも深い神様。自然みたい。そうなのかも。

    「そもそもテスカトリポカ1騎だけというのはどうなんだ?」
    「全能神なら眷属がいるだろう。ジャガーマンくらいは連鎖召喚してほしかったな。」
    →デイビットうしろ。
    ケツァル・コアトルの連鎖召喚ができなくて申し訳ない、からのこれ。~したい、~してほしいをしっかり言えるデイビットいい。そしてそれに応えるテスカトリポカ。わりと本気で叶えられなかったことに関して傷ついてそう。かわいいね。

    「オレは基本、戦うものすべてに肩入れする。今回はその中でもデイビットに賭けていた。」
    →戦うもの・・、なので人間とか関係なくすべてってことか。そしてその数多無数の存在の中でデイビットは賭けるに値する最高の戦士だった。

    「それがなにか、分かるかい?」
    →問いかける言葉がやわらかくてすき。

    「オマエたちは時間を計るものと捉えがちだ。時間とは積み重なるもの。それだけで意義の有るもの。」
    →この言葉を見てからずっと胸に刻んで生きてる。

    「終わりはない。失われるものはあっても、この惑星ほしの誰もが役目を終えても―――時間みらいは、いつまでも続いていくのさ。」
    →これを、この言葉を、意思をもって地上から消された文明/神話の神様が言ってくれる。
    マスターを戦士と認めてくれたからかもしれない。各異聞帯を消してきたマスターにとってこれほど救いになる言葉はないと思う。しかもそれをアステカ神話の最高神が言うんだもの。
    この神様、送り出す/背中を押すのがうますぎる。


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