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    かんてん

    ポイポイ放り込んでます。
    ものすごくアナログだったりします。
    それでも放り込める気楽さがいいですね。
    見づらいのは申し訳ない。

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    かんてん

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    ラギーと監督生♀のプラス的な夢
    リアル夢で見たものを友達に説明するのに打った文章そのままです。
    最近何も上げてないし、せっかく打ったのだから上げとけ精神。

    2021.4.29の夢

    ・夢を見た当人の存在は夢の中に無い。完全カメラ視点。漫画のコマ割りのような、シーン毎に位置も角度も距離も変わる視点だった。
    ・監督生は女子だが、普段男装である。しかし、ラギーは女子と知っている様子。
    ・監督生の顔ははっきりとは分からなかった。だが男装の件もあって中性的だと思う。
    ・夢を見てる最中、わいはずっとニヤニヤしてたはっきり分かる。
    ・書き出してみたら、どこまでが夢でどこからが妄想か分からねえ。夢で見たものを忠実に再現しようとしたらこうなった。夢の映像時間ではほんの数秒の事がこの文章。

    【夢の内容】
    薄暗くなってきた街。闇の割合の方が多い頃合の夕方。面識の無い何者かに追われてる監督生。撒こうと思い裏道に入るが悪手である。土地勘も乏しく、着実に追いつかれている。もう間もなくあいつらに捕まる。そんな時に、走りすぎようとした細い路地から手が伸びてくる。不意をつかれ呆気なく路地に引きずり込まれる監督生。その勢いのまま体を抱え込まれる。自由に動けない状態だが、監督生の顔に驚きはあるものの不安は無かった。抱え込まれた体勢がお互いの顔を向けている状態のため、すぐに正体が分かったからである。ラギーだった。ラギーは自身の口元に指を一本立て『静かに』と伝えている。ラギーの背は先程監督生が逃げるため走っていた道の方に向いていて、監督生を隠すような位置取りだ。
    その道を、監督生は抱え込まれている状態のため見ることは出来ない。ラギーも背を向けているので視認は無理である。だが、ラギーははっきりと認識していた。その道からこちらの様子を伺っている奴がいると。そもそも相手はこちらへ姿を見せる位置に居ない。一人、裏路地へ入る角の壁に隠れるようにして足音が途絶えた。もう二人は、そのまま道の先へ行ったようだ。その状況からして相手の本命は道の方。こちらの路地は『様子見』であるだろう。ここをやり過ごせれば一旦は驚異から遠ざかれる。だが、『様子見』されるという事は相手にとって確認せねばならない不安要素があるという事。当然ラギーがただ一人で背を向けて立っているなら歯牙にもかけず通り過ぎただろう。しかし一人ではない。影の落ちる路地で監督生を隠すように抱えていたとしても、それは『誰か』が分からない程度であって『もう一人いる』事は隠せない。考える。元々何か計画があって行動した訳では無い。助けに入ったのも、既の所で追われる監督生が捕まりそうな状況を目にしたからだ。咄嗟のことで、何故助けに入ったかラギー自身でもよく分かってない。まあ、恩に着せて後で報酬を頂こう くらいに思っている。そういった後のことは今をどうにかしないとなのだが。今の状況。暗がりの路地に人目を阻むかのように居る二人組。争っている訳でなく何よりこの体勢である。思いついた方法はごまかし方としてベタではあるが、それだけ見受けられるのも事実だ。壁向こうの相手に気取られないように、監督生に囁くように言う。「こっち見られてるんで、ごまかすっスよ。ちょっと失礼するけど、大人しくしてて欲しいっス。」そう言われた直後監督生はラギーの顔が見えなくなった。何事かと思ったが、ラギーがどこかへ行った訳では無くむしろ逆である。それまで監督生は抱えられるような状態でもお互いの顔が見えるくらいの距離でいた。それが今監督生の視界に入るのはラギーの鎖骨辺りである。完全な密着状態だ。ラギーは腕を監督生の頭に回して自身の体へ押し当てるようにして抱きしめていた。監督生はわずかながら身を屈めるような体勢になる。そしてラギーの顔はどこへ行ったかと言うと、監督生の頭の上である。監督生は自身の額の上くらいにラギーの顎が当たっているのを感じる。それを認識した瞬間、追われている身だというのに、耳まで赤くなってしまった。その熱は密着した体を通してラギーにも伝わるが、えぇ…思ったよりウブだな… という感想に留まった。ラギーとしてはこれで終わらせるつもりは無かった。と言うのも、まだ『様子見』が続いている。まあそれらしい振る舞いはほぼ何もして無いようなものなので当たり前である。ただ監督生のこの様子からしてあまり大胆な事は出来ないと判断した。とりあえず、監督生の頭に回した腕はそのままに、手だけを動かして軽く髪を撫でた。ついでに監督生の頭に乗せた顎も動かした。こっちは多少強めにゴリゴリと押し付けてやった。今更ながら、面倒事に巻き込まれた、と思っての意趣返しだ。勝手にしゃしゃり出たのはラギー自身である、と分かってやっている。そんな事をしつつももう一方の腕は監督生の腰へと回しており、そこから背中、肩へと優しく撫でるように上げていき、また同じようにして下ろしていく。なんだかガキをあやした時を思い出す。あやされてる側の監督生は、気恥ずかしさからか、それとも事前に言い含めらていたからか、またはこちらを見張っているという何者かに恐怖してか、その全部かもしれない。全く身動きしようとせず大人しくされるがままである。しかして、その間も熱は引くこと無く伝わっている。何をこんなハイエナ相手に緊張する事あるんだか。そうでなくとも嫌がって突き放す可能性があったから大人しくしてろと言ったのだ。ラギーはそんな事を考えつつ、場違いな感情が込み上げてくる。先程はガキと比喩したものの撫でる先の感触は似て非なるもので、別物だ。その上こんな熱を上げられて、年頃の男子である。なんというか、楽しくない訳が無い。「ああーーなんかもったいね〜!!」と内心叫びつつ、警戒は解かない。そう、まだ解くわけにいかない。まだこちらの様子を伺っている。いっそ早く終わらせたい…と思いながら、何故まだ様子を伺われているか考える。ふと考え至ったのが、大人しくしている監督生だった。ラギーは素早く手短に小声で言った。「リアクションして」大人しくされるがままの監督生であるが、この行動が危機を回避するためであるというのは理解していた。ここまで何もしなかったのは、自分が動かずにラギー任せた方が良いと思った事と、そもそも突然の密着に戸惑っていたのが大きい。だが、ラギーに言われてすぐに気がついた。その密着への抱き寄せの時に、思わず腕を前に、自分自身の胸の上で手を重ねる形で置いていたのである。なので、監督生の腕は監督生自身の体とラギーの体の間に挟まれている状態である。密着状態とは言え、この体勢のままは自然ではない。監督生は腕を滑らせるようにしてラギーの背中へと手を回し、抱きしめる形になった。監督生の顔は誰にも見えないが、火が出てるのではないかと思うほど熱かった。ラギーは「本当にもったいねぇ…」と内心で呟いたし顔にも出ていた。監督生の行動が功を奏したか、道からこちらを覗いていた人物は興味を失ったように離れていった。引っ掛けの事も考えて、足音が遠くへ行ったのを注意深く確認してからラギーは監督生から離れた。

    以上
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