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    夜塗@紅くん

    オリ若センシティブ用だぞう

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    夜塗@紅くん

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    襲い受け🐳🐺
    媚薬盛られた🐺師匠
    致してないからえっちじゃない精神で生きる

    その日、藍は尊敬する師匠である憂炎の空桑に招かれていた。
    いつものように稽古をつけてもらった後、ひょんなことから「うちの空桑に来るか?」と誘われたのである。
    生まれて初めての他人のお家へのお呼ばれ。
    自分などが行って迷惑ではないかと困惑する藍を他所に、盛り上がった憂炎は日付と時間まで全て決めてしまっていた。
    断ることもおこがましいからと流される形で承諾し、今日に至るのだが……

    「師匠は留守なのか」

    「悪りぃな、今憂炎は外出中だがや。暫くしたら帰ってくるはずやで、中で待っとってくれ」

    「ああ」

    どうやら憂炎は外出中のようだった。
    自分で誘っておいて外出してしまうあたりが師匠らしいとぽわぽわしながら、藍は案内された客間で憂炎の帰りを待った。





    数十分後、ガタガタと騒がしい音とともに憂炎が帰宅した。
    普段よりも少し乱暴に客間の扉を開けた憂炎は、そのままソファに座っていた藍を抱きしめるように倒れ込む。

    「師匠……?」

    肩口に感じる吐息の熱さに、藍は思わず肩をすくめた。

    「どうした、体調が悪いのか?」

    荒い息と心なしか高い体温。
    あまり人と触れ合ったことのない藍でも違和感を感じるほど、憂炎の様子はおかしかった。

    「はっ、悪ぃ……」

    苦しげに耳元で囁かれた声に、藍は妙な気分になっていくのを感じていた。
    いや、原因は声だけではない。
    倒れ込んできた際、反射的に回した手から感じる腰の細さだとか。
    首を掠める柔らかな髪の感触のくすぐったさだとか。
    ふんわり香るシャンプーの香りだとか。
    そんな情報の一つひとつが、藍を妙な気持ちにさせていく。
    藍にはその気持ちがなんなのか分からなかったが、それが抱いてはいけないものだということはなんとなく感じとれた。

    「師匠、体調が悪いなら布団に……」

    「なぁ、っは、藍」

    藍の言葉を遮るように憂炎が言葉を発する。

    「っ、今、割と限界でな……」

    すり、と身体を寄せられて藍は思わず身じろいだ。
    先ほどよりさらに密着した身体から感じる、同じ男性であることが信じられないほどに柔らかな感触。
    しかしそれはすぐに離されてしまう。
    離れた熱に喪失感を味わう間もなく、炎のように揺らめく憂炎の瞳が藍の瞳と合わさった。

    「ちょっとだけ、んっ、手伝って、くれんか?」

    甘やかに潤んだ瞳の意味も知らぬまま、気付けば藍はこくりと頷いていた。
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    夜塗@紅くん

    DONE襲い受け🐳🐺
    媚薬盛られた🐺師匠
    致してないからえっちじゃない精神で生きる
    その日、藍は尊敬する師匠である憂炎の空桑に招かれていた。
    いつものように稽古をつけてもらった後、ひょんなことから「うちの空桑に来るか?」と誘われたのである。
    生まれて初めての他人のお家へのお呼ばれ。
    自分などが行って迷惑ではないかと困惑する藍を他所に、盛り上がった憂炎は日付と時間まで全て決めてしまっていた。
    断ることもおこがましいからと流される形で承諾し、今日に至るのだが……

    「師匠は留守なのか」

    「悪りぃな、今憂炎は外出中だがや。暫くしたら帰ってくるはずやで、中で待っとってくれ」

    「ああ」

    どうやら憂炎は外出中のようだった。
    自分で誘っておいて外出してしまうあたりが師匠らしいとぽわぽわしながら、藍は案内された客間で憂炎の帰りを待った。





    数十分後、ガタガタと騒がしい音とともに憂炎が帰宅した。
    普段よりも少し乱暴に客間の扉を開けた憂炎は、そのままソファに座っていた藍を抱きしめるように倒れ込む。

    「師匠……?」

    肩口に感じる吐息の熱さに、藍は思わず肩をすくめた。

    「どうした、体調が悪いのか?」

    荒い息と心なしか高い体温。
    あまり人と触れ合ったことのない藍でも違和感 1000

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