Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    視力検査のC

    @savoy192

    らくがきや作業進捗など上げます〜

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 179

    視力検査のC

    ☆quiet follow

    領主ジョナさんと教皇DIO様の話(ツイログ+α)①

    一応DI.Oジョナ

    領主ジョナさんが領土内教会の十分の一税の悪質な徴収方法について当事者間では埒が明かないから教皇DIO様に謁見する感じの中世もどきパロ ほのぼのギャグだよ 小説の体裁を整えていないよ ホントにしょーもないので流し読みしてほしい

    領主ジョナさんと教皇DIO様の話(ツイログ+α)①

    一応DI.Oジョナ

    領主ジョナさんが領土内教会の十分の一税の悪質な徴収方法について当事者間では埒が明かないから教皇DIO様に謁見する感じの中世もどきパロ ほのぼのギャグだよ 小説の体裁を整えていないよ ホントにしょーもないので流し読みしてほしい

    ※一応念のため申し置きしておくと、このお話は中世とはいっても書かれている全ての設定がきちっと史実に則っているわけではないです(というか作者は調べものするの大のニガテなので色々大目に見てほしいお) 実証主義よりもあくまでフィクションの面白さと分かりやすさを優先してるよ つまり間違いもあればでっちあげもあります
    ※設定上このお話はごっこ遊びみたいなものでとにかくふざけて書いたので、あんまり細かいことを気にせずに読んでくれると嬉しい


    領主ジョナサンが領土内教会の十分の一税の悪質な徴収方法について当事者間では埒が明かないので教皇DIO様に謁見する話
    エセ中世ヨーロッパ おとぎ話風ほのぼのギャグ

     むかしむかしあるところに地主貴族のジョナサンが住んでいました。ジョナさんは南ドイツの一地方の、とある小さな領地を治めていました。周囲からは真面目で心の優しい好青年として知られており、領地の農奴たちも皆、この若い領主を微笑ましく見守りながら日々の仕事に精を出して暮らしていました。

     (みんなが安心して暮らせるように、このジョースター領を守っていくのが僕の責務だ。僕はまだまだ新米だ。他の領主や王に認めてもらうためにも真摯な働きを心がけなくては)

     ジョナサンはジョースター家の当主として、家と領地の民とに強い責任感を持っていました。経営に農指導に武芸に…多忙に奔走する毎日を送っていました。

     ところで、ここ数年、ジョナサンはある問題を抱えていました。それは、領地の中にある教会――農奴に対する徴税権を持っています――の税の取り立てが厳しくなりつつあることでした。すべての教会は教徒に対して農作物の10%を納めさせるように定められているはずでした。しかしジョースター領の教会は不作の年でも収穫高を高く見積もり、肥料や種もみに回す分も持ち去ってしまうのでした。

     ジョナサンは領主として、裁判権を行使して農民と教会の仲裁をしようとしていましたが、まだ未熟な領主ということもあり、ジョナサンの立場はやや弱いものとなっていました。教会は「税率は決められており、変更は了承しかねる。少ない種もみでも努力次第で収穫を増やすことはできるはずだ」と言い張り、ジョナさんの経済基盤の弱体化には目を背け続けていました。ソ連時代の科学者かな?(時代錯誤並感)
     当時の一般的な対抗方法として私闘による復讐という手もありましたが、私闘は基本的に「やったらやり返される」のが現状であったため、ジョナさんは私兵を差し向ける気にはなれませんでした。加えてジョナさんはあくまで合理的な話し合いでの解決に拘っていましたから、教会に対し未だ決定打を出せないでいました。

     そこで領主ジョナさんは、教皇庁に使節を遣って謁見の許可を得ようとします。本当はいきなりトップの立場の人にお願いするのではなく、一段階上の立場の人にお願いして話を通すのがベターです。が、税金のことは高度に政治的な問題であるため、教皇に直接嘆願してしまうのが良いだろう、とジョナさんは考えてしまったのです……

     そんな賭けに出たジョナさんの使いのスピードワゴンは、教皇庁に着いた途端に、もしかしたら門前払いされるんじゃあないのかと内心訝しみつつ…しかしジョナさんの期待に応えるべく、教皇庁の役人に何とか嘆願書を受領させることに成功します。

     ワゴンさんは勅令の決定が下りるまで何か月でも何年でも現地で待つ覚悟をしていました(当時のジョナさんの地方の郵便制度はあまり信用できるものではありませんでしたから)。が、なぜか、3日と経たずに勅令(※教皇の命令)の書かれた文書を受け取ることができたのです。

     あまりにも早く事が運んだので、ワゴンさんはもちろん拍子抜けしました。一介の田舎貴族の申し入れが数夜にして通ってしまうなど異例中の異例のことです。教皇庁の文書官が本気を出して処理したのでしょうか?いえ、そうではありますまい。お上の介入で最優先で処理されたのは明白です。ワゴンさんは一抹の不安を覚えながらバチカンを後にし、長い帰り旅の最中も気が晴れることはありませんでした。

     ジョースター領に到着した時、ワゴンさんは農作業を手伝っていたジョナさんのもとへいち早く向かいました。馬車を降り、丘の向こうに互いの姿を認めると、足を速めて駆け寄り、力いっぱい抱擁し合いました。親友同士のふたりにとって再会の喜びは何ものにも代えがたいものです。
    「おかえりスピードワゴン!君が無事に戻って来てくれて本当に良かった...!でも、思っていたよりも随分早かったじゃあないか?もしかして何か悪いことでもあったのかい...?」
    嬉しさもつかの間、ワゴンさんはきりりと顔を引き締めて教皇庁での一連の経緯をジョナさんに報告し申し上げます。
    「もう出頭命令が下ったって……!?」
    「まぁ最後まで聞いてください、ジョースターさん」
    ジョナさんもワゴンさんの報告を神妙な面持ちで聴きました。そして最後に、ワゴンさんはためらいがちに言葉を区切ってから、ジョナさんにこう忠告しました。
    「ジョースターさんなら大丈夫だとは思うんだが、あの教皇には気をつけた方が良いかもしれねぇな。ゲロ以下の臭いがプンプンするぜ(ここでは"きな臭い"の意とする)」

     (まぁ日程がすぐに決まっても日時が2年後だったのは教皇側の予定がカツカツだったから、ぐらいに捉えてくれください)

     んで、ジョナさんはいやぁな予感を覚えつつも気を引き締めて教皇の元へ向かう。お供にはワゴンさんが付きました。お見送りではエリナさんがジョナさんを力いっぱい抱擁して、「本当は私が付いてゆきたいけれど、どうかご無事で」と願いを掛けました。

     ジョナさんは長旅を終えていよいよ教皇DIO様とご対面。噂には聞いていたがやはり教皇の若さにジョナさんは驚く
    「貴方がディオ・ブランドー卿ですか?」「そういう君は(ry」
     まぁ言わなくても分かると思うけどこの時のDIO様はちょっと嬉しそうにしてるからなんかそのアレだよね



     領主ジョナさんの設定をもう少し作り込んでみた
     ジョナさんは領内の農民に慕われていて近隣領主との関係もそこそこ良い感じ。極めて温厚な性格で知られており、堅実な領地経営をしている。武勲もそこそこ上げているため、己が主君たる国王とも厚い信頼関係を築くことに成功しているようだ。

     教皇DIO様は最近貨幣経済をフル活用しているらしいよ 「ヨーロッパ世界オワタ\(^o^)/」と当時のインテリからは噂されているよ 周囲には何とかDIO様を退位させようとしてる者もいるけれどそう上手くはいってないみたい どうも教皇DIO様の情報網の方が一枚上手らしく、良くて解雇・悪くて死刑になったり(反逆罪だとか扇動罪だとか何とかで)

     善良で凛々しい貴族ジョナさんと、白いはずの法衣がなぜか真っ黒に見えそうな教皇DIO様である

     ジョナさんは教皇庁のだだっ広くてなんとなく豪奢な広間に通されてちょっと面食らう
    「(教皇はまだ若く黒い噂も絶えないが一体どんな人物なのだろう……僕の突拍子な嘆願を通してくれたぐらいなのだから、案外話の分かるお方かもしれない)」とあれこれ思案しながら待つ

     まぁカーテンの裏でDIO様もワクテカしながら待っているんだけどね
     この話のDIO様は学生時代に社会勉強で地方の視察に行ったことがあるんだけど、その時にたまたまジョナさんを見かけて一目惚れする。だからジョナさんのことは前々から目を付けてはいたらしいぬ。密偵にジョナサンの身辺調査をさせたりもしていたみたい

    (幼なじみ設定の方が良かった気もするけど今回はこの設定で行くことにする)

     名門大学の学生DIO様は、前領主の父親に付いて回って立派な貴族になろうと頑張ってる少年ジョナさんを見かけて「可愛いな」って思ってしまうわけだ。DIO様は少年を愛してしまったことに神学的にちょっとだけ悩むんだけど、即刻「私が導いてやれば問題ないだろう」と合理化・謎の使命感に駆られ、ジョナさんが領主に就任した年からジョースター領内の教会に目を掛け始める。お金のノウハウを教えたり有能な人材を送ってみたりと贔屓をし始めるよ 相対的にジョナさんが困るように仕向けて、裁判記録の報告書からジョナさんが苦しみもがいている様子を読み取るのを毎年の楽しみとしていたみたいだよ

    これDIO様じゃなくてディオ君でも良かった気もする
    ムダに権力駆使して手の込んだ虐め(愛情表現)をしているから…でもゆったりとした法衣を優雅に着こなしてるDIO様が僕は私は見てみたいんだぜ

     領主ジョナさんを一瞥するなり教皇DIO様は「この就任したばかりのクソ忙しい時に田吾作風情がわざわざこの私に陳情を送り付けて来るとはなァ」とか嫌味を言う。ちなみに訳は「会いたかったよジョナサン」

    ジョナさんは相手が立腹している(らしい)ことに気付いて、慣れないラテン語で精一杯謝罪するよ

    「も、申し訳ございません。ですが、私どもの力だけでは彼らを追及し切れないのも事実です。あの地方一帯の教会は何かと理由をつけて農民から必要以上の税を搾り取っているのです。農民が汗水流して育てた小麦をみんな彼らが持っていき、農民の懐には僅かな量しか残りません。教会が穀倉に3年貯える小麦は、農民にとっては明日を生きる糧となるのです。これ以上農民の困窮が続くならば、僕た……いえ、私共は、作物を育てることもままならず、教会に税を納めることもできないでしょう。ブランドー卿、貴方は法学を学んでおられると伺っております。貴方ならば、きっと法を遵守し、教会の彼らに適切な徴税を行わせることができるでしょう。貴方ならば、きっと刷新を実行してくださると信じています。どうか、どうかお願いします」

    と領主ジョナさんは丁寧に頭を下げるよ

    ジョナさんが必死に頼み込む様子を見て教皇DIO様は内心萌えと爆笑が止まらないみたいだよ

    (そういや教皇への敬称は「猊下」だったぬ失敬失敬)

    (作中のジョナさんは一応の敬意を込めて呼んでるので「聖下」でも良さそうだけど字面的にDIO様には合わない気がするね)

     DIO様はジョナさんを長年かけてじわじわと遠方から苦しめてはいたけれど(愛の鞭のつもりだったらしい)、まさか向こうから来てくれるとは思ってなかったから、とても慶ばしいことだなぁと満足気なご様子。そしてDIO様は大人になったジョナさんの謹厳実直ぶりを見てますます惚れ込んだみたいだよ

    「ふむ、そういう事ならばひとつ私に提案があるが…」

     DIO様はジョナさんを矯めつ眇めつ舐め回すように眺めた後でやっと返事をする気になったようだよ

    「君、ジョースター領を”私の"教会に寄進するつもりはないかい?もし君の領地が教皇領になれば、君の生活も少しはラクになると思うんだが」

    (お伽話の王道を行きそうになってる感じisある)

     まさかの勧誘そして教会の私物化を臭わせる発言に領主ジョナさんは絶句。ジョナさんには代々続くジョースター家としてのプライドがあるから全力で断ろうとする

    「それはできません!確かに僕の領地はまだ歴史も浅く土地もひ弱かもしれない、ですが代々大切に育て守り抜いてきた故郷です、僕自身、幼少のみぎりより文武に励み、ジョースター家の誇りと責任と共に今日まで歩んできました。ですから、自分の領分は自分で養い子どもたちに受け継がせたいのです、その上で猊下にお願い申し上げたい、どうか考えをお改めください」

     ジョナさんは困惑しつつも興奮を抑えながら自分の意志を示すよ

     話しながらジョナさんは段々と猜疑心を強める

    「(そういえば教会の搾取が激しいのはあの地方では僕のところだけだった。教会の税は収穫量に応じて他のところと大差なく決められるはずなのに、どうしてジョースター領の教会だけがやたらと意地悪だったのか…)」

    そしてジョナさんはさらに推察を進めていくよ

    「(ブランドー卿は教区長時代は僕の地方も含む教区を担当していたはずだ。単にお忙しいから僕らのところまでは手が回っていないのだと思っていたけれど…ダメだ、これ以上追及しては、触れてはいけないものに触れてしまう気がする…)」

     教会の暗黒部ってヤツだね!

     あれこれと思い悩むジョナさんを目の前で見て、DIO様は笑いで口の端が引き攣りそうになるのを堪えるよ

    「まさか断られてしまうとは残念だなァ…君なら私の庇護を受け入れてくれると期待していたのだがな、異教徒接近の噂も聞いていない訳ではあるまいに」

     ジョナさんをどう料理しようか計略を巡らせるよ



     前回までのあらすじッ!時は中世盛期(もどき)!ヨーロッパのとある地方で田舎領主を務めるジョナさんは、領土内教会の悪質な搾取に耐えかね、よりによって教皇DIO様に助けを求める手紙を出してしまったッ!あっさり謁見許可が下りたことに驚きつつも、ジョナさんはバチカンへの長い旅へと出たッ!
     教皇庁でいよいよDIO様と対面することになったジョナさんだったが、噂に違わず教皇のカリスマの背後には只ならぬ謀がある様子ッ!一方ジョナさんをこっそりストーカーし続けていたDIO様は、何とか穏便に事を運ぼうとするジョナさんを見て舌舐りを隠し切れないようだッ!
     果たしてジョナさんは何とか自身の意志を通し切り、ジョースター領を救うことができるのだろうかッ!時間の取れるうちに最後まで書けますようにッ!



     さてジョナさんは自分が今まさに毒牙に掛かりそうになっているのを知ってか知らずか、

    「異教徒、ですか……もし僕らが彼らの襲撃から大切な故郷を守れなかったとしたら、それは僕らが未熟だったということだ。そうならないために、僕は自分の力をつけ、周辺領主とも良くしている。畏れながら、教皇、ジョースター領の決定権は僕にあります!もし僕が猊下に僕の領土を寄進し申し上げるとするならば、時は猊下の改革の後にしてもそう遅いということはないでしょう」

    と真面目に返答するよ

     やや挑発的とも取れる物言いに、DIO様の方もこのまま引き下がることはできないから、

    「確かに此度の件についてはもう少し時間を掛けて話し合う必要がありそうだな……さぁジョナサン、歩み寄れ」

     んでジョナさんが一歩二歩進み、教皇のカーテンのすぐ前まで近づく。途端、DIO様はカーテンを捲ってずいと前に踏み出し、御姿を現す。ジョナサンが驚く間もなく、教皇は左手でジョナサンの右腕を掴むと勢いよく引っ張り、カーテンの内側にまでジョナサンを迎え入れる

     高位の聖職者として凄くアウトな行為だよ 後は皆さん方のご想像通りだよ

     ジョナさんは予想外の教皇の行動と間近で見た御姿とに目を見開くよ

    「なぁジョナサン、神にも等しい私の愛が拝領できないのか?一端の田舎貴族ごときが全世界の支配者たるこのDIOに背くのか?となれば良くて破門、追放。と、その前に異端審問に掛けようか?或いはお前の地方の教会すべてに聖務停止処分を言い渡しても良い。そうすると民は礼拝と娯楽とを奪われて心の拠り所を失ってしまうだろうなァ…人心の荒廃が飢餓以上にどれだけの惨禍を産み出すか、お前も知らないわけではあるまいに」

    と猫撫で声でDIO様は脅すよ

     あっそうだこれ一応椅子か何かに体重かけて押し倒してることにしてほしいよ!!
     DIO様はジョナサンの右腕を引く勢いでジョナサンの左肩を強く押して、組み伏せることに成功しているよ

     ジョナさんは「(なんという事だ…!この教皇は教会法をほしいままにし、神の愛に報うどころか己の目的のために立場を利用しているのか…!やはり僕は王ときちんと話し合ってから来るべきだった…!)」

     と冷静なのかそうじゃないのか、押し倒されたことよりも教皇の思想の過激さの方に怒りがこみ上げ、言葉による抵抗を試みるよ

    「(僕を信じて送り出してくれた妻と友のため、そして何よりも領地の皆を守るため、僕がどんなに不利であっても、教皇がどんな悪魔であっても、僕には闘う理由があるんだ…!)」

    とジョナさんは自らを奮い立たせるよ

    「ブランドー卿、僕は決して貴方に背くわけではない…しかし、もし貴方がこのまま教会の彼らの横暴に見て見ぬふりをし、みだりに威光を振りかざすのであれば、僕は何度でも貴方に異議申し立てをするだろう!決して貴方の好きにはさせない!」

    とジョナさんは自分を押し倒している相手を見上げて反抗するよ

    なおも噛み付くジョナさんにDIO様は苛立ちを顕わにし始め、周りの空気が重く重くなっていくよ
    DIO様は眉間に皺を刻んだまま凍てついた眼でジョナさんを見下ろして威圧するよ

    「(沈黙が恐ろしい…しかし弱みを見せてはなるものか)」

    ジョナさんは怒らせてはいけない人を怒らせてしまったと思いつつエメラルドの瞳で相手を見据えるよ

    ややあってDIO様が口を開くよ

    「ジョナサン…遥々東から旅路を歩み、幾星霜もの夜を経て来て、私に言いたいことはそれだけなのか?」
    「東…?いえ、僕が来たのはむしろ北方うぐ」
    「言葉の綾を解さんとは勉強不足だな、少し黙れ…私は地上を栄光で満たそうと決意した時からお前のことを待ち侘びていたのに」

    ジョナさんはDIO様の真意を掴みかねて混乱するよ

    「(一体何のことだ…?何を言っている…?)」

     ホントに何言ってるんだろうね

     まぁジョナさんはまさか自分が少年時代から片想いされていたとは知る由もないし、DIO様が自分と神を同一視する感じの教義の独自解釈をしてるとは夢にも思っていない
     それにジョナさんは、さっきから自分が教皇に楯突いてばかりいるので、てっきりDIO様に雷を落とされるものだと予想していたんだ
     だから「待ち侘びていたのに」と凄まれても身に覚えがないからキョトン顔をするしかなかったんだよ

    「(教皇はずっと昔から僕のことを知っていたとでも言うのだろうか…?一体いつお会いしたのか…一目見たら決して忘れそうにない人なのに)」

    ジョナさんは自分の領地からほとんど離れることはなく、公務で外出する際も行動範囲は国内に限られていたから、少なくとも'領主に就任してからは'正式に教皇に会ったことはなかったよ(教皇が出席するような式典に参加したこともなかったよ)学生時代のDIO様と会った時はジョナさんがまだ幼かったからというのも覚えてない要因の一つだぬ 多分当時DIO様は19歳位でジョナさんが12歳ぐらい?

    年の差の設定が決まったところで本筋に戻るお

    さてDIO様の方はと言えば、自分の下でジョナさんが百面相してるのが可愛いやら面白いやら ジョナさんの顔を間近で見れて、辛抱堪らなくなってお顔を寄せるよ ジョナさんは顔を背けようとするけど顎を掴まれて割としっかりちゅっちゅされるよ

    ジョナさんは勿論びっくりして、DIO様が恣意的に・割と本気で襲おうとしていると流石に悟る 舌を入れてこようとしてるのが気持ち悪いし、肩の付け根を強く押さえ付けられて身動きが取れず痛みが走る 
    護身術でDIO様を振り解こうとするが、
    「(しまった…このまま抵抗するとそれはそれでマズいことになる…!)」
    と懸念が浮かんでしまう
     DIO様はいくらゲロ以下の臭いがプンプンするとはいえ、仮にも現在の中世ヨーロッパ世界の全権力を一手に握っていると言っても過言ではない教皇である 万が一にケガでも負わせたとなると、ジョナさんは政治生命どころか絞首刑に掛けられて自分の命まで失いかねないし、さらに子孫代々まで罰せられるなんてこともあり得る(この教皇の粛正癖から見て十分にあり得る)(当時の刑罰は基本的に死刑or身体刑なので、再起不可能な状態にまで至らしめられ、子どもを残すことももしかしたらできなくなるかもしれない)

    「(ただでさえ自分は教皇のご不興を被ってしまったのだから、これ以上自分の行いで周りの者に被害が及ぶのは避けたい…しかしこのままでは男としての沽券に障る…)」
    とジョナさんはあれこれ悩んでいるうちに、脚の関節を完全に押さえられDIO様のローブの腰布か何かで手首を縛られてしまう



    前回までのあらすじッ!領主ジョナさんは教皇DIO様と対面することができたものの、話し合いは平行線を辿るばかりとなってしまったッ!ジョースター領だけでなくジョナさん自身も手に入れようと目論むDIO様は、さりげなく愛の告白をしつつ(語弊ではない)、力づくで押し倒すという強硬手段に出たッ!ジョナさんは何が起こっているのか咄嗟に把握できず、あっという間に動きを封じられてしまうッ!ジョナさんが体面を気にしている間にDIO様はせっせとジョナさんを縛ってしまったッ!
     はたしてジョナさんは貞操を守り教皇の頭を冷やすことができるのかッ!DIO様はこのまま本懐を遂げることができるのかッ!書き手にもどっちを応援したら良いのかよくわかっていないぞ!



    ジョナさんは手首を縛られていることに気付き、やはりこの台詞を叫ばずにはいられなかったッ!
    「なっ…何をするだーーッ!」「まだ何もしていないが」
    DIO様はムっとしながら極めて冷静にとぼけるよ ジョナさんが目に見えて焦っているのを良い事に、一度腹を殴って動きを止めさせ、その隙に手首を縛っている布を椅子の肘木に絡めて固定するよ ジョナさんは鳩尾を殴られたので痛みと吐き気がこみ上げ、反射的にえずいてしまうよ DIO様はそんなジョナさんがやはり可愛く思われたので、髪を掴んでちゅっちゅするなり耳の後ろを舐めるなりするよ うん、これは気持ち悪いな 

    「どうしてあなたがこんな事を…まっ、待ってくれ!」

    しばらく痛みと嫌悪感に耐えていたジョナさんだったが、服を脱がされそうになってDIO様を制止しようとするよ しかし案の定DIO様は手を止めず、ジョナさんの上着の裾を捲り上げてお肌にお手を這わそうとするよ

    「駄目だ。幾年も待ち既に機は熟したぞ!せいぜい未知の悦びに身を震わせるがいいさ…お前が何度でも異議申し立てをするのなら、私はその度貴様に私の愛を教え込んでやろう、それこそ何度でも、何度でもな」
    「何を言っているのかよく分からないがとにかく放してくれ!教皇、あなたは理性の人(のはず)だ、何故あなたが僕のような一介の領主に、こんな卑劣な手段を行使するのか、僕にはわからない、分からないが、僕が過去にあなたに何かしたとでも仰るのか」

    ジョナさんはDIO様のお手から逃れるように身を捩りつつ、手を縛られているため丸まった体勢で、横目でDIO様を睨み付けるよ
    ジョナさんは縛られた手首の痛みを耐え、衣擦れを直す余裕も無く、ただもがき撥ね退けようとし、頑なな態度を崩そうとしない。
    (あの幼かった健児のよくも清浄無垢なままに育ったものだ)
    と思いながら、DIO様は一旦手を止め、困ったように首を振ってから、ジョナさんの耳元で窘めるように囁くよ

    「忘却は罪だな、ジョナサン。思い出せないと言うのなら、ヒントをくれてやろう…お前は十年程前に父親に随伴してニュルンベルクへ赴いた時のことを覚えているか?胸の内によく問いかけてみると良い」

    そう言われてジョナさんは戸惑いつつも記憶の奥底を探ろうとするよ

    (僕が父に付いて地方の中核都市に行った時か…薄ぼんやりとは覚えているが …)

    少年時代の自分に思いを馳せるうちに、少しづつ頭の中の映像が鮮明になっていくよ
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works