堀川さん:すえひろがりぶり
兼さん:真剣乱舞2022ライビュぶり(現地初)
まんばさん:現地初

前提
・江水と陸奥未履修
・むすはじは未だにOPから先に進めていない
・初期刀に関する考察は知ってる
・まんばさんのこれまでの行動についてもネタバレ見てちょっと知ってる
・浮世絵ちょっと学んでる

席は3階席最前列センター、もしかしたらあの会場で1番良い席なんじゃないかと思うくらい視界明瞭で見やすかった。ありがとうフォロワさん。

【1部】
江戸のあの頃は黒船来航前で、贅沢禁止のお触れが出されていたものの治安の良さはそれなりに保たれていたので庶民文化が賑わうにはベストな環境。平均寿命が現在の半分以下くらいなのも考えると、辛いことも多い世の中(憂き世)ではあるけど今しかないこの時をウキウキ楽しく(浮世)精一杯生き抜くという風潮によって流行ったのが浮世絵。喜多川歌麿から花火鑑賞シーンでの「この世は現〜」の歌が当時を表す最適解ワードです。
浮世絵や芝居に規制がかけられた頃は、現代のコロナ禍において不要不急とランク付けされた娯楽や芸術の在り方と重なる部分もあるなと。ちなみにバリバリ余談なんですが、浮世絵の国内評価が高まってきたのは戦後からなので、もし海外からの評価が逆輸入されていなければ「俗世的で評価するに値しない」と失われた文化になっていたかもしれないんですね。マジサンクス海外。

たかが紙切れ、されど紙切れ。紙切れの中には無限の世界が広がっている。今回のメンバーでこれを1番身をもって理解してるのは紙切れ(手紙)1枚の存在と物語の創作によって刀剣男士として顕現している堀川さん。ナイス組み合わせ。たぶん世が世ならお国ちゃんも浮世絵になって爆売れしてたと思うよ。

喜多川歌麿に無茶振りされて三味線で唄ったあの曲、絶対初期刀のこと思いながら歌ってるでしょ！そんで落ちる花びらで顔が隠されてるでしょ！それまでは手のひらに落ちた1輪の花だけを見つめ、白布で周りの世界が遮断されてたけど、大包平や加州と周りから手を差し伸べられてようやく花が残した鮮やかな世界に気づいて、その中で前を向いて生きることを選んで1歩踏み出したんですよね頑張れ(自本丸の初期刀と行動が重なりすぎて大変なことになってる)
硝吉が独り立ちする時に1番深く礼を返していたのは、ものづくりの苦労を分かっているからこその敬意なんだろうなと。あとあなた逆に何が出来ないんだ？自分の身を大切にすることくらいじゃないか？

兼さん、あんたは紛れもない粋な色男だよ……。こっちも世が世なら役者絵の大首絵出されて爆売れ間違い無しだった。パンフに人情を軸にみたいなこと書いてあるのを見てなるほどってなりました。兼さんに江戸が似合いすぎて、他の時代に出陣するとどうなるかの想像が全くつかないので、鎌倉あたりの人情だけじゃどうにもならない時代に行ってみてもらいたい。

【2部】
歌唱力の塊。なんだあれは。まんばさんは音域広すぎやしないかね。兼さんとのコンビで超絶ハイトーン出された時に私は度肝を抜かれたし、刀剣乱舞歌ってる時の間奏前パワーロングトーンもやばかった。あとソロの女性的歌詞によるギャップ。総じてとんでもない。音曲祭幕張現地も楽しみにしてます。

兼さん。真剣乱舞2022の「お前だけが知ってる」でそもそも色々持ってかれてるんですが、ソロの優しい感じの歌い方で引き出しの幅広さを実感しました。国広兄弟が高め音域を担当してる分、兼さんの低さが際立ってとても良かった。

堀川さん。すえひろがりは野外&会場の横幅がかなり広かったのもあって、歌の上手さを浅く認識してたんですが、今回ずどんと思い知らされました。あと噂のアコギ弾き国広も見れてよかった。


また思うとこがあったら追記するかもですが、ひとまずここまで。