キスの日「もうカエルよん」妙なカエルのスタンプとともにホヨルが帰宅を告げてきてから数秒後玄関の扉が開いた。
「おーいじゅのっ!いい事教えてやるぞ!昨日何の日だったか知ってるか?!キスの日だって!キッスの日っ!何でだか全く分からんけど。いやあ、いい事聞いたわ」ふらついた足でジュノに近づく。少し飲み過ぎているようだ。
「それのどこがいい事なんですか?」
「ジュノはいつもいい子だからヒョンがキスしてやるよ〜!ん〜〜」ホヨルがジュノの肩に手を置き顔を近づけてくる。
「あー酒くっさいなあ」顔をしかめるが逃げはしない。
「あれ、…逃げないの?」
「なんで逃げるんですか、キスの日なんでしょ?」
「……うん、昨日だけど」目を泳がせたホヨルの唇にジュノは唇を重ねた。
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