pink cloud薄暗い寝室、目が冴えてしまったオレは眠気が来るまでの戯れに、腕の中で寝息を立てているマクワの頭を撫でていた。
サラサラの髪が手に心地良い。
くすぐったかったのか、小さく声を上げて身動ぎしたマクワに、起こしてしまったかと思ったが、また穏やかな寝息を立て始めたからほっとした。
「……ん」
そんな風にしばらく触っていたら、今度はもぞりと動いたマクワがオレの胸に頭をぐりぐりと押し付けてきた。
どうやら無意識のうちに甘えてるらしい。
なんだこれ可愛いな!?
「んふふ、かーわいいなぁもう……」
額に軽くキスをしてやると何やらムニュムニュ寝言を言っているようだが、まだ夢の中にいるようだ。
こんな無防備な姿を見せてもらえるくらいには信頼されているようで、とても嬉しい。
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