antidote　ん、と小さな声。緊張で力の籠る唇から震えが伝わり、黒々とした睫毛が揺れる。
「Darling……イサミ」
　そんなに怖がらなくていいと教え込むように親指の腹でやわい唇を撫でた。
　こんなにも美しいのに本人ばかりがその輝きを知らず、無頓着に放置され続けてきた肌を丁寧に整えたのはスミスだ。ボディやリップでクリームを使い分け、決して傷つけないように優しく擦り込む手に「お前って結構マメだな」とすっかり感心するイサミを何度笑顔で誤魔化したことか。まさかこんな事をするのは――スミス自身さえも除いて――イサミだけだよと言えないのは、全てはスミスの為の下ごしらえだからだ。
　スミスの手によってスミスの為に磨かれた皮膚。だから、触れる権利は自分にだけあるとスミスは存分に堪能する。何度か撫でさすれば躊躇いながらも口は薄く開いて白い歯が覗く。健康的に焼けた褐色気味の肌に白さが映えて、スミスは感慨に耽った。

邪教系列之Nightmare × Phantom Freddy幻影弗雷迪（Phantom Freddy）、弗兰顿（Frantom），连自己都不知道为什么地，被绑住手脚正襟危坐地跪在眼前散发着黑气的黑发男人面前，在这个明显十分生气的男人跟前被他的气场压迫得有点颤抖起来。


要说原因的话，老实说他自己都不太记得了，只记得自己好像隐藏着在办公室里迷迷糊糊地睡觉的时候，突然被什么东西撞了一下，然后条件反射地仿佛被触发了开关一样立刻睁开眼实体化发出了跳杀时嘶哑的尖叫。他在发出跳杀声的同时也听到了对方凄惨的惨叫声，明显是被自己吓得很惨。老实说他还有点小得意，毕竟平时无论是保安还是“那个男人（the Man）”，被吓到也只是呼吸困难而已，完全没有发出如此让人有成就感的惨叫。无论是谁被吓到，总之他都得感谢他、给了自己一点（或者很大）成就感。