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    ツイステ夢 エー監①

    設定
    固定名前、ユウ
    オンボロ寮監督生、1年生の女の子

    #twst
    #二次創作
    secondaryCreation







    夕焼けが差し込む教室内。
    日直のユウとエースは向かい合わせに座り日誌を書いていた。




    「……でした、と。こんな感じでいいかな」


    「いいんじゃね。あとは明日のカリキュラム書けば終わりでしょ」


    「えーと、明日のカリキュラムは……」




    ユウが黒板の横にあるカリキュラム表を確認しながら書いていると、机に頬杖をついたエースはどこか落ち着きのない様子でユウに声をかけた。




    「なあ、ユウって好きな奴いんの?」


    「どしたの急に」


    「あー、ほらあれだよ、友達として気になったっていうか? ユウって一応女の子じゃん? この学園オレを含めて、顔がいい人は多いからそろそろ好きな奴でもできたかなーって」


    「一応って失礼だよね。もし好きな人いるって言ったら?」


    「ユウに相応しいかオレがチェックする」




    ユウが日誌を書きながら聞けば、エースの返答は被り気味で返ってきた。




    「なんで相応しい条件をエースが決めてるの」


    「そりゃ、オレらの大切な監督生殿を変な奴に渡すわけにはいかねーじゃん。で? どうなんだよ」




    ユウは考える。
    いない、と誤魔化してもいいがまた同じようなことを聞かれる可能性があるかもしれない。
    気持ちを打ち明ける予定はなかったのだが、今なら自然に伝えられそうだ。
    ユウは深呼吸をし、ドキドキとうるさく鳴る胸を落ち着かせると平静を装いながら口を開いた。




    「いるよ」


    「誰!?」


    「エース」


    「…………は?」




    自分から聞いておきながらユウに好きな人がいることに驚いたエースだが、その好きな人が自分であることにエースは理解が追いついていないようだ。
    ぽかん、と口を開けて目を大きく見開いたまま固まっている。
    その様子にユウはくすりと笑う。




    「だから、私の好きな人はエースだよ。どう、相応しい?」

    「………………相応しすぎて言葉も出ねーわ」

    「そっか、それなら良かった。日誌書けたから先生のとこ渡してくるね」




    平静を装っている仮面が今にも崩れ落ちそうだ。
    ユウはエースから逃げるように席を立つと、その手をエースが掴んだ。




    「エース?」


    「……あとでオンボロ寮行くから」


    「……ん、待ってる」




    .





    「はああ……言っちゃった……」



    教室を出て少し歩いたユウはヘナヘナとその場に座り込んだ。
    エースに想いを告げた。
    胸のドキドキが止まらない。
    友達だった関係が変わってしまう期待と不安を抱えて、少しの間ユウは立ち上がることができなかった。






    .





    ユウが廊下に座り込んでいる頃。
    教室内には、同じように顔を赤く染め、机に突っ伏しながらもガッツポーズをするエースがいた。





    .
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