Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    zero_crash1

    シナリオの卓ログや探索者の会話文がメイン。
    有料シナリオは同卓限定。PWはLINEの@以下(@含む)

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 157

    zero_crash1

    ☆quiet follow

    雪緒と虎徹の学業設定と重さ雪緒は学校ほとんど行かせてもらえなかった。EDU的に高校も行ってない。
    逆に虎徹は専門まで行かされてる。

    雪緒は、高校大学まで行かせたら未来が広がって、恩のために藤宮組に残るか、外に出るかの葛藤を持つのが目に見えてたから父親(組長)が行かせなかった。
    本人もそれは理解してるので、学校に行く選択肢を奪われたとは思ってない。その先の世界を知るつもりはない。受けた恩は一生かけても返しきれないと思ってるから。

    虎徹は逆に、外の世界を知って自分にいろんな選択肢があるのを見ても、雪が残るならば必ず藤宮に戻る。だから雪の代わりに学校に行ってる。雪の役に立つ知識を身につけるのが目的。
    本人に継ぐ気は全くないけど、雪がいなくなれば継がざるを得なくなるので、雪からは運営をきっちり仕込まれてる。



    虎徹の方が感情クソ重いように見えるけど、実際は雪緒の方が重症。

    雪は虎徹が継ぐなら自分が死んでもいいと思ってる。
    虎徹が雪を裏切ることはないと思ってるけど、もし自分を裏切ることがあれば雪は喜ぶ。
    どんな方向性でも虎徹の成長が見れるのは嬉しいから、裏切ったならば全力で潰しにかかる。
    潰しにかかるけど、手は抜く。もしそんな未来があるなら、虎に殺されたいって思ってるので。

    愛着障害甚だしいね……
    私が作る兄弟って毎回こんなん……探索者だから裏切りはなさそうなのが救いかな
    Tap to full screen .Repost is prohibited

    recommended works

    a_la_do

    DONEGRATE×GREED×CHOCOLATE
    リュリュのはなし




    一日ひとつ、浮世の楽しみを形にしよう。

    心がきらめくような喜びを、
    遠く夢みた憧れを。

    小さき命の愛らしさを、
    垣根の下に咲いた日陰の花のいじらしさを。


    ──なあ、悪魔よ。
    我はまだ「人」のフリをして、最期まで足掻きたいのだよ。
    ──────────────────────────────────────────────
    GRATE×GREED×CHOCOLATE

    「やはり、一日ひとつが限界かの」
    生まれたばかりの小さな星型のチョコレートを手のひらに転がし、リュリュは深く溜息をついた。錬成に集中したせいか、頭の深部が銀色の靄でもかかったかのように、重く、鈍く、痛む。眉間に寄った皺を親指でぐいぐいと伸ばす。それから、その小さな体躯の隅々まで行き渡らせるかのように、ゆっくり、大きく息を吸い込んだ。

    リュリュには、かつて大魔術師と呼ばれた時代があった。

    この界隈でいう魔術師の強さとは、必ずしも物理的な破壊力や影響力を指さない。襲い掛かる敵を薙ぎ払ったり、巨大な建物を倒壊させたりすることができたとしても、それはただ、発動した術のおこした結果にすぎない。ここの……菩提樹の術者と呼ばれる連中は、どちらかといえばそれらを起こすプロセスの方に強く注目し、評価した。リュリュが得意とする術式は、感情、記憶、因果……そういった目に見えぬものの理を解き、変質させ、事象を引き起こす。そういう類のものだった。
    悪意を呪いに。願望を幻覚に。物質に思いを結びつけ、別のカタチに。
    柔軟かつ汎用性のきく術式、発動した事象の影響力、そ 4974