恋人たちの休日日差しが微かに差し込み、うっすらと瞼を開ける。ボーッと天井を眺めて記憶を呼び起こす。
(そうだ...昨晩俺は不死川の部屋に来て...)
冨岡は記憶を辿りながら思い出して顔を赤らめていく。そーっと視線を横に向けるとそこには昨晩一緒に過ごした不死川の背中が見えた。
(ああ...夢じゃなかったんだな)
横でスヤスヤと寝ている彼を起さないようにゆっくりと起き上がる。自分の姿を鏡越しに見て思わず息を飲む。
「全裸...」
ぼそっと呟き、近くにある不死川のシャツを羽織る。辺りを見渡すと昨晩勢いで脱ぎ散らかした2人の服が散乱していた。
「...洗濯機、借りるぞ」
寝ている相手に一応断りを入れて、散らかっている物を抱えて洗濯機に放り込む。勝手知ったるなんとやらで、手際よく洗濯機を回し洗面所で置き歯ブラシを使い歯を磨く。鏡で自分の姿を確認し、首もとに手を添える。
昨日、不死川に吸われた証をそっと撫でてふふっとにやける。普段見せない緩んだ顔を引き締めるように冷たい水で顔を洗い流し、両手でパンっと頬を叩く。
「よし」
気合いを入れて部屋の窓際でカーテンを少し開けて外を見つめる。
少し高層階なので景色が良く、朝日を浴びて軽く伸びをする。腰や背中が伸びてとても気持ちが良い。昨晩はちょっと激しく動いたからな、とストレッチを兼ねて何度も動かす。
背後からゴソゴソと布団の刷れる音がしたので振り返ると、不死川がこちらを見つめていた。
「おはよう」
こちらからふっと笑い挨拶をする。すると不死川が起き上がり髪をクシャっとしながら笑う。
「お前、すげェ元気だなァ」
「一応体育教師だからな。体力だけは自信ある」
ちょっとどや顔で言うと、不死川が近寄ってきて人の尻を撫でながら耳元で囁く。
「なら、朝からも頑張れるなァ...」
尻を撫でる手の温もりが消えたと思ったら、違う熱量を感じた。熱いモノが尻を撫でるかのようにグリグリと上下に擦れる。
それと一緒に不死川の腰も動き、気付けば両腕をガッチリと掴まれて身体が逃げられない体制になっていた。
「ちょ...し、不死川っ...こんなで...っ...外...見えちゃ...」
カーテンを少し開けてしまったので、外が良く見えて冨岡が気にして恥ずかしがるが、不死川はお構いなしに続けていく。
「ここの階からじゃ外からは見えねェから大丈夫だァ...」
腰を離したと思ったら、一気に俺の尻穴に熱量を差し込んできた。
「んああ!?」
昨晩の残液のお陰ですんなりと受け入れてしまい、奥まで熱が入り込む。
ぬちぬちと水音が部屋の中で響き、冨岡のいつもより高めの声がたまに漏れて不死川の興奮が加速していく。
冨岡の足を抱えあげて方足立ちの状態で突き上げる。
「っひ...っ...あ...見え....ちゃ...っ」
繋がってる部分と自分の高ぶるモノが丸見えになっていることと、外を気にして冨岡もいつも以上に興奮し不死川のモノをキュウキュウと締め付けていく。
「すご...っ..もう...出すぞ...っ」
我慢出来なくなり、不死川はそのまま中に熱を放つ。抜いた尻穴からは沢山の白濁が流れ落ちてきた。
冨岡の腰を掴み身体を受け止め、耳元に顔を近付ける。
「ほら、お前もイケよォ」
耳朶をしゃぶりながら、冨岡のモノを上下に扱きもう片方の身体を受け止めてる手で乳首を刺激するようにクリクリと撫で回す。
「あ..ああっ....ィ....んんっ」
ピュルッと白い液を出し、ガクガクと身体を震えさせてその場に座り込んだ。
不死川も座り込み、そっと抱き締める。
「おはよう」
―2人の休日はまだ始まったばかり―