温泉にてある日、救い主達一行は堺ノ國で体を休めることにした。
「救い主様、この時間帯であれば誰も来ないとの事ですよ」
「ありがとうイヅナ」
いいえ、と微笑むイヅナに救い主…黄泉は笑みを浮かべた。
何故こういうことになったか。それは黄泉が原因で…
「しかしまさか黄泉がいつも身につけてる首飾りが特別なものだったとはなぁ〜」
「うん、まさか…女の子になるなんて思わなかった」
「はは…」
実は今日堺ノ國の妖主、隠神刑部と対話していた時、気になっていたという首飾りを渡した瞬間、男から女になった黄泉。その時、その理由である記憶の1部も戻って一見いい話ではあるが………妖主の力が強かったのか、刑部が力んだことで首飾りが壊れてしまったのだ。
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