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    なかた

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    なかた

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    フェアリーガライベのジャクレオ

    ##その他

    「寒っ……」
    真夜中。レオナが寒さに震えながら目を覚ますのは長い学生生活の中で初めてのことだった。無造作に身体の上にかけていた布を整えてみても、状況に大きな変化はない。他に何か防寒に役立ちそうなものがないか探すため、レオナは上半身を起こすと室内を見渡した。しかし、普段ベッドに乱雑に広げているかけもの以外に足先から肩までを包めそうな大きな布は見つからなかった。基本的にこの部屋及びサバナクロー寮内レオナがは窮屈さを嫌って露出の多い格好をしていても不都合がないくらいの温度で保たれている。だから分厚い布団は置いていないのだ。いくらレオナが緑色の瞳を光らせたところで、都合よく望みのものが現れるわけでもない。
    実はこの時、学園全体の空調にトラブルが起きていたのだが、今のレオナにそれを知る由はない。ただ再び安眠を手に入れたいという一心で、ボサボサの髪をかき、無理やり重たい頭を働かせる。
    「ああ、そうだ。あいつで暖をとりゃいいんだ」

    * * *

    「レオナ先輩! どうしました?」
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