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    なかた

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    なかた

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    フェアリーガライベのジャクレオ

    ##その他

    「寒っ……」
    真夜中。レオナが寒さに震えながら目を覚ますのは長い学生生活の中で初めてのことだった。無造作に身体の上にかけていた布を整えてみても、状況に大きな変化はない。他に何か防寒に役立ちそうなものがないか探すため、レオナは上半身を起こすと室内を見渡した。しかし、普段ベッドに乱雑に広げているかけもの以外に足先から肩までを包めそうな大きな布は見つからなかった。基本的にこの部屋及びサバナクロー寮内レオナがは窮屈さを嫌って露出の多い格好をしていても不都合がないくらいの温度で保たれている。だから分厚い布団は置いていないのだ。いくらレオナが緑色の瞳を光らせたところで、都合よく望みのものが現れるわけでもない。
    実はこの時、学園全体の空調にトラブルが起きていたのだが、今のレオナにそれを知る由はない。ただ再び安眠を手に入れたいという一心で、ボサボサの髪をかき、無理やり重たい頭を働かせる。
    「ああ、そうだ。あいつで暖をとりゃいいんだ」

    * * *

    「レオナ先輩! どうしました?」
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    recommended works

    にし乃

    REHABILIいんこさんよりアイディアを頂きました、『狭いロッカーに閉じ込められてむらむらむんむんしてしまうまだ付き合っていない五夏♀』です。好みで呪専時代の二人にしてしまいました。むらむらむんむんはしなかったかも知れません、すみません…。
    拙いものですが、いんこさんに捧げます。書いていてとっても楽しかったです、ありがとうございました!
    とても短いので、スナック感覚でどうぞ。
    In the ×××「元はと言えば、君が帳を下ろし忘れたせいじゃないか!何で私までこんな目に!」
    「うるせぇ、今は口より足を動かせ!」

    特級の二人は、呪専の敷地内を並んで激走していた。

    「待て〜!!」
    「待〜て〜!!」

    担任である夜蛾が放った、呪骸の大群から逃れるために。

    「チッ、しつけーなぁ!」

    呪骸達が悟と傑を追いかけくる理由は一つ、彼らの親(?)が大変にお冠だからである。
    事の発端は昨日の、二人の共同任務にあった。現場は三年前に廃業し廃墟となったコンクリート工場であったのだが、悟が帳を下ろし忘れ、彼の手加減なしの『赫』と傑が繰り出した一級呪霊の容赦ない攻撃が営業当時のままにされていた大きなタンクを破壊してしまったのだ。
    住宅街からは離れた場所にあったとは言え、空気が震えるような爆発音に周囲は一時騒然となり、野次馬達や緊急車両の他に、上空には新聞社やテレビ局のヘリコプターなどもやって来る大騒動となった。
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