まぎどる フラオリ(R)小さくしなるベットの軋む音とその上で淫らな水音が静かな夜の部屋に響いている。
身体をがくがくと快楽に震わせながら膝を開いて両手で湧き上がる嬌声を我慢しているオリヴィエと下半身の中心の蜜が滴る部分を丁寧に舐めつつ、小さな可動式の指を器用に動かし、蜜壺の上にある花芯を指ですりあげたりつまみながらオリヴィエの快楽の深い部分を探しているのは人形のフランソワだった。
「あっ、あっ、フラン、だめっ」
揺れる下半身を想像より強い小さな腕で固定され、フランソワの愛撫から逃れようとするがそれより早くフランソワの舌と指はオリヴィエの感度が高い場所を丁寧に愛撫してその身体を一旦イカせた。
「……っ!!……んっ!!!」
背中を仰け反らせたあと細かく全身を震わせているオリヴィエの下半身から顔をあげ、見た目にそぐわない艶を含んだ顔でフランソワは丁寧に舌と指で解したオリヴィエのそこにまだ小さな自分の分身を押し当てた。
くちゅ、と音をたてまだタンポンサイズのそれをオリヴィエの中に押し込んだ。
「……っんんっ!っ……」
「はぁ、ヴィエの中、ザラザラしたとこや動くたびにぎゅぎゅっと締め付けてて気持ちいい」
小さな身体でオリヴィエの中をぺたぺたと突きまくる。
サイズと長さがまだ子どもサイズのためオリヴィエの処女膜には射精した時の白濁があたるだけでこのような行為は幾度となくしているのにオリヴィエは処女のままだった。
処女のまま恋人を犯している、それもフランソワの快楽を高める要素であり、精通したばかりの小さな身体は何度も何度もオリヴィエを求めた。
何度目かの抜かずの射精後フランソワの小さな分身がオリヴィエの中から抜かれる。
繰り返も吐き出された白濁がこぽっ、と、音をたてながらオリヴィエの白い太ももと尻の間に流れ落ちてシーツを濡らしていく。
嬌声をあげ続けてほとんど声も出せなくまだ荒い息のオリヴィエをそのままにフランソワは丁寧に温水で温めたタオルでオリヴィエの身体と体内から出てくる白濁を片し寝間着を着せた。
そのあたりでとろんとした瞳のオリヴィエがお礼を言いながら同じ寝間着を着たフランソワをぬいぐるみのように抱きしめた。
「ありがとうフラン。……こんな日がずっと続くと良いね。仕事のない日にデートして同じもの楽しんで愛し合って……」
かすれた声でゆっくり呟くオリヴィエに抱きつかれたままフランソワも返信をしていく。
「そうだね、大人ボディも体内機能を気にしなければ何時でも動かせるからね」
「人体に近い生殖機能とかで、更に今のフランと同じにするのはやっぱりちょっと時間かかるみたいだけど、それも楽しみだね」
「うん、あの身体だけで過ごせるようになったらさ」
「うん」
「結婚しようよ。ヴィエ」
その一言にオリヴィエのフランソワを抱きしめていた腕の力が緩んで上半身をベッドの上に起こし同じように身体を起こしたフランソワの翠の瞳を見つめた。
「ヴィエが家族を持つのを怖がってるのは知ってる。だけどボクは人形だから」
「……」
「人の男性は18歳になると結婚できるんだよね?結婚したら一生ヴィエはボクのものだし、ボクはヴィエのものでいれるよね」
そういうとフランソワは自分の普段着のある場所に向かいスチームパンクの衣装の1部の大きめのチェーンを1つオリヴィエの左手の薬指にはめた。
「今はこれしかないけど、結婚する前にちゃんと指輪も一緒に見に行こうよ」
嗚咽しながら小さく何度も頷くオリヴィエを抱きしめてフランソワは涙でぐしゃぐしゃの顔に何度も口付ける。
「……っと……」
「ヴィエ?」
「もっとして。フラン。唇にも身体にも。愛してるって感じさせて」
オリヴィエは自分より小さな身体のフランソワにすがりつくように抱きしめた。
フランソワはそんなオリヴィエを優しく押し倒して再度寝間着のボタンを外し、またベッドを何度も軋ませていた。