五條家　晩夏のお任せコース一覧宮崎牛
エビ
うなぎととうもろこし
うずら　高菜ととびこが入ってる
シラスの湯葉巻き　きゅうりのソース
もずく　雲丹のソース
数の子と奈良漬
チーズダッカルビ
桃とゴーヤのナムル
サーモンとピクルスのホットドッグ風

切り干し大根とポルチーノ
里芋とイカの塩辛
胡麻豆腐とおくら
バインミーサンド
もやしとにんにくの芽
えびのシンジョウ、枝豆と紅生姜
ポテトとお茶のクリーム(サワークリーム入り)
万願寺ししとう　スモークオイルサーディンのパテを詰めて
ミョウガと豚足
マグロと黒糖で炊いた胡桃

アーモンドと人参のシリシリ
ハモ　生姜とノリ
軟骨の変わり揚げ
アスパラ
お餅とイチヂク、白味噌と柚子のソースを添えて

ミッドナイト・レスキュー見渡す限り広がるゴミ山。
元々あった民家や商店はゴミや瓦礫に埋まり、子ども達は埋もれていない屋根を、まるで地面のように伝って駆けていく。
土の地面など殆ど見えない、この世の終わり。
そんな、生命の最前線で数名の男女が黒い服に身を包み、ゴミだらけの海岸に降りた。
花で作った冠と、木で作った板。
それを、ゆっくりと海へ流す。
「今後、彼の加護は無い」
数名の中の誰かが言った。啜り泣くような声音はすぐに、波の音に掻き消える。
この海で神とも紛う特別な存在。
しかし、彼らの血液もまた、赤だったのだ。
「革命には大義名分が必要だ。我々は今、それを失った」
大きな波にも沈まずに、花冠と木の板はいつまでも揺蕩っている。
木の板が一度、その別れを惜しむように、海岸付近まで戻ってきた。