シルバーアッシュのドクター評「おにいちゃんはドクターのことを前から知ってるんだよね?どんな人だったの?」
忙しい合間を縫ってロドスへやってきたシルバーアッシュは今後参加する作戦の打ち合わせの後、妹のクリフハートに誘われてともにお茶をしていた。
「…記憶がなくなってからはだいぶ落ち着いたが、酷い人間だったぞ」
「ええ!うそ!優しくて賢いし酷い人なんて全然そんな風に見えないよ!なにかあったの?」
クリフハートは机に身を乗り出して兄に尋ねた。
談話室には休憩に訪れたオペレーター達がまばらに座っており、シルバーアッシュ達の話し声も他の話し声に紛れている。
少しだけなら話しても構わないだろう。
「アレとはヴィクトリアで学友だったのは知っているだろう。あの頃から突出した才能を発揮していて神経学者にも関わらず鉱石病、天災研究の権威。アレのお陰で50年分の研究が進んだと言われている。」
2757