触りたいなら…職員室に用があると言う朱雀と一旦別れて玄武が事務所に行くと、珍しくプロデューサーと事務員の賢以外にはいなかった。各ユニットの予定が書かれてたホワイトボードを見ると皆何かと仕事やレッスンで外に出ているようだ。
「番長さん、賢アニさん、おはよう」
そう挨拶をすると2人は何故か自分が来るのを待っていたかのように目を輝かせて、ドドッとこちらに駆け寄ってきた。
「玄武、よく来たな!」
「待ってましたよ!」
何をそんなに喜んでいると言うのか。不思議に思っていると賢がまだ送り状が貼られてガムテープで口も閉められている段ボールを差し出した。
「玄武さん!まだ仮ですが衣装が届いたので早速着てみて下さい!あと台本も来たんですよ!」
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