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    ななみ

    @nanami_xH

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    ななみ

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    ゼロvsディノ
    ゼロディノくんに対する感情を落ち着かせたくて書きました。ゼロと呼ばれる人格くんが死ぬ夜の話です。気持ち程度の阿吽要素あります。
    5章の出来事を否定しているようにも見える可能性がございます。閲覧は自己責任でお願いいたします。

    『ディノ』が死ぬ日「……来たか」
    「…………こ、んばんは」
     ここはどこだっけ、自分は何をしていたんだっけ。ぼんやりとは分かるけれど具体的に直前のことは思い出せない感覚に、ここは夢の中なのだとすぐに気付いた。何より目の前にある光景が現実では絶対にあり得ないものなのだ、夢と思うほかなかった。
     薄暗い小さな部屋に簡素なベッド、ガタガタと揺れてその職務を全うできないであろう机と椅子だけがあるここは、記憶の片隅に薄っすらとある場所──イクリプスの戦闘員として働いていた時に貰っていた部屋だ。当たり前にあまり居心地のいい場所ではないが、なぜかこの部屋から出ようとは思わなかったのは、きっとディノの脳はこの部屋以外の場所を作っていないからだろう。何とも都合のいいことだ。
     そしてぽつんと立っているディノの目の前には、男がベッドに腰掛けこちらに敵意のこもった瞳を向けていた。その顔をディノはよく知っていた。
     ディノ・アルバーニ。
     自分と全く同じ顔をしたそれが、こちらをじっと見上げていた。だが、その雰囲気は到底自分が纏うことがない色をしているように思えた──自分の雰囲気なんて自分では分からないが、それでもディノはそう思う。その瞳に灯っているのはただの敵意や怒りではない、もっと静かで根源的なものだ。そんなディノらしくないディノの姿に思い至るのはひとつの可能性だ。
    「君は?」
    「……俺はお前だ。でもお前じゃない」
    「……だよな」
     なにより、目の前のディノは見知った白と水色の戦闘服に身を包んでいたのだ。見せてもらった監視カメラの映像で見覚えがあったその姿と雰囲気に嫌でも思い至った。
    「イクリプスの、洗脳されてた時の俺か」
    「……ふん」
    「……い、いや……待って。かなり前に俺の体から洗脳細胞は取り除かれたはずだ……!? お前、なに──」
    「安心しろ。俺はもうお前の中にはない。今の俺はただの余韻、残響──残り香でもいい、それをかき集めただけだ。今夜使い切って、朝には完全に消える」
    「……そうか」
    「お前と話をしたかった。もう俺はお前に害をなすことはない。なせないからな。そのくらいはいいだろ」
    「……もちろん」
     抑揚の少ない、棘がいくつも刺さっているような自分の声には慣れそうにない。おそらく今夜のうちはずっとそうだろうなと諦め、大人しくガタガタとバランスの悪い椅子に座った。


     しばらく痛い沈黙の後、耐えきれずに口を開く。
    「ゼロ、」
    「ディノだ。それはあいつが勝手につけた名前」
     早速逆鱗に触れたのか、その声は先ほどよりも棘が多いように聞こえた。ごめん、と謝って口を閉じてしまう。ただの初対面の相手というだけならばこんなに緊張しないのだが、なにぶん相手は自分ではない自分であるし、さらにまだ警戒を解くわけにもいかないのだ。流石のディノも関わり方が分からなかった。
    「君は……ずっとここにいたのか?」
    「……そんなところだ。お前がヒーローに復帰してからのことはここから見えていた。それしかすることがなかったとはいえ、不愉快だった」
    「……そうか」
     聞きたいことはたくさんあるはずなのに何も出てこないのは動揺しているのか、夢の中だからなのか──ぐるぐると思案していると、白い衣服を見に纏ったディノは一言小さく呟いた。
    「満足か?」
    「……え?」
    「仲間の元に戻れて、嬉しいかと聞いてる」
    「……それは、もちろん。みんなが頑張ってくれて、信じてくれて俺は戻ってこられた。満足……かどうかはともかく嬉しいし、これから頑張りたいとも思う」
     その言葉に嘘はない。まだまだ考えることはたくさんあるし、解決していないことも多い。それでも、自分が自分として彼らの隣にまた戻ることができて、ヒーローに復帰も果たすこともできたのだ。その奇跡を思えば何度だって込み上げてくるものがある。それを改めて思い出せばふわりと胸の奥が暖かくなった。
     ──大丈夫だ。俺はもう二度とあそこには戻らない。あんな風には、こんな風には二度と──
    「抵抗できない俺をよってたかって殺してまで手に入れて?」
    「……え?」
     そのディノの反応に、目の前の男は少しだけ目を見開いた。マジかこいつ、とでも言いたげな表情だ。
    「……はあ。俺はディノだが、お前じゃない。ここまでは分かるか?」
    「ああ。俺は君の記憶はほぼ持ってないし、逆も然り。……それにしても本当に違うんだな、喋り方とか……考え方や性格も君はかなり俺と違うと見受けられるし、ここまで違うならもう別人だろ。はは、なんか新鮮だな」
     率直に抱いた感想を目の前の男に告げる。顔と声だけが同じな全然違う人間というのはなかなか──いや、グレイとジェットでたまに見ることはあったか。
    「……分かってるんだな。俺たちは体が同じってだけで違う。『俺』っていう人格なんだよ。……そして俺は、お前の仲間たちに『お前はディノじゃない』って烙印を押された。そのまま……俺は否定されたまま消えるんだ。お前たちに殺される」
    「──ッ!」
    「お前も今言ったな。『洗脳されてた時の俺』と。俺は偽物で、存在してはいけない存在だと」
    「──そこまでは言ってないだろ?」
     苦笑いをして慰めるように嗜めるように目を見て言えば、目の前の燻んだ青い瞳は燃えるように暗い輝きを増した。ばっと立ち上がりディノの胸ぐらを捕まえて引っ張り上げた。されるがままのディノも合わせて立ち上がれば当たり前に視線がまっすぐに重なる。
    「っ、同じことだろ……! 洗脳されたディノではないディノ。『俺』は邪魔者で消えるべき存在だって思ってるんだろ。じゃないとそんな言葉は出ない。お前だって、あいつらだって──俺のことなんてひとつも見なかった」
    「……それは……」
    「……トリニティだってどう思っていたか分からない。でも──あいつらは俺を『ディノ』と呼んで俺という個人を認識していた。それでよかったんだ。俺の仲間は、帰る場所はあそこだったのに」
    「っ──! それはちが……く、は、ないけど」
     ディノからすると、イクリプスが帰るべき場所だなんて冗談ではないし、仮にそうだとしたらと考えるだけで背筋が凍ってしまいそうだ。確かにもうどうにもならなくて帰る場所がそこにしかないと思った事はあったけれど、やっぱりずっと自分の居場所はHELIOSだと思いたかったし今ではちゃんとそう思っている。
     でも、目の前の男が自分と違うひとりの人間ならばイクリプスに帰りたいと思うのは至極自然な事だ。咄嗟に出てしまった否定の言葉をすぐに誤魔化した。そんなディノの心のうちを知ってか知らずか、畳みかけるように男は続ける。
    「なあ……あいつ……ジェットって言ったか。いいよな、あいつは。存在を許されて、あいつだけを示す言葉がちゃんとある」
     ディノはそっと胸ぐらを掴んでいる手に自分の手を添えて、ゆっくりとそれを押す。されるがまま男は手を離し、ディノを睨みつけるのもやめてそっぽを向いた。
     冷たい色をした目の男に幼子に言い聞かせるように優しく語りかけるが、どれもこれもうまくいかない。どこに地雷があるか分からない、足場の悪い草原を当てもなく歩き回っているみたいだ。
    「それは──ゼロって呼ばれるのを嫌ったのは君自身だろ?」
    「……俺はディノだ。そう自覚しているんだからディノって呼ばれたい。俺から見ると偽物で『もうひとつの人格』はお前なんだ、なんで譲らないといけない? ……ジェットは、ゲームの中の人格、だったか? それがあいつの名前なんだろ」
    「……」
    「なあ、なんであいつは良くて俺はダメだったんだ? 生まれた経緯が違うのは知ってる。だが別人格って意味では同じだろ。──あいつは許されて、俺は問答無用で消されるのは何故だ。俺とあいつの違いはなんなんだ。なあ、ヒーロー」
    「……それは──ジェットは、」
    「グレイとHELIOSに取って利益のある存在だから、か? ──なあ、お前たちはいつから自分たちの損益だけで人の生と死を選べるほど偉くなったんだ?」
    「っ……。…………ごめん」
     気付けば素直に謝っていた。
     自分がヒーローに戻れたことを後悔はしていないし、間違ったことはしていないと断言できる。否、断言できるように精進している真っ最中だ。もしあの時に戻ってしまってまた選択をし直すことになっても、その裏で目の前の男がこうして悲しみ怒ると知っていたところできっと自分も仲間たちもディノがヒーローに戻るために動くだろう。
     だが──知らずにそうすることと、知っていてそうすることには大きな差があるとも思う。ディノは今まで知らずにそうしてきた。ディノじゃないディノのこのひとつの人格を、そうとは知らずに踏みにじっていたのだと正面からぶつかられてやっと気付けた今、せめて誠実でいたかった。
    「……」
    「──君には悪いことをした。悪いことをしたと今まで思うことがなかったのも事実だ。それもごめん。……本当にごめんな」
    「許さない」
     雰囲気に絆されずキッと睨んだ男は、しかしすぐにその張り詰めた空気を弛緩させた。といっても、元から刺々しい雰囲気を持っているのだから大差はないようにも見えるが。
    「俺が許しても許さなくてももう関係ないがな」
    「……ごめんな。……なあ、君の望みはなんだ」
    「は?」
    「夢の中──精神世界とも言うのかな? ここに残って、最後の力を振り絞って伝えたかったことがあるんだろ?」
    「……ない」
    「ない?」
    「ああ。文句が言いたかっただけだ。あわよくばお前の傷になればいい」
    「文句……」
    「どいつもこいつも、俺にお前の話をしてきたんだ。誰も俺なんか見ちゃいなくて、俺の向こうにいるお前を見ていた。──俺を見られたところで俺からあいつらに話すことなんてなかったが」
    「それは……」
    「──ブラッド、だったか。あいつは多少俺が見えていたようだが。……でも、だから俺も言ってやる。俺はお前を認めない。俺を認めない、俺を殺したお前たちを許さない。絶対に」
     反論の言葉はない。同情は決してしてやらないが、この男──ディノの言う事も一理あると思うほかなく、何か言葉を紡ごうとしてぐっと堪える。この言葉たちを自分は否定すべきではない。彼の存在も言葉たちも否定する、その資格がないと感じ取ったのだ。
     かと言って、ディノからしても目の前のディノを許してただ優しくしてやるだけなんてこともできなかった。ディノだって、この男に色々なものを奪われてきたことには変わりはない。それとこれとは話が別で、むしろ自分の感情をぶつけることが彼に対する誠実だと判断した。
    「俺もお前を許さないよ」
    「……」
    「俺の4年間を奪った。同じ言葉で返すなら、4年間俺を殺し続けたのはお前だよ、ディノ。それに何よりお前のせいで俺は……親友たちを傷つけた。お前が投げた言葉も攻撃も、向かう先は仲間たちだった。それにエリオスに損害を与えて市民に恐怖を与えたのもある。お前の存在は認めるし、今まで認めていなかった事は謝る。……でも、俺はお前のしたことを許さない」
    「謝らないぞ」
    「ああ。平行線ってやつだ」
    「……ふん」
     目の前の男はそう不満そうな返事をしつつも、少しだけ雰囲気が変わったように見えた。ディノは持たないであろう冷たさを浮かべた表情自体は変わっていないけれど、少しだけ穏やかなものに変わったように見える。言いたいことを正面から言えてスッキリしたのだろうか。
     お互い相容れない事はもうよく分かった。それならばそれなりの対話の仕方があるだろう。ディノからすれば、イクリプスにいたディノに話を聞くのは大きなチャンスで、自分の過去やルーツ、イクリプスのことを聞ける可能性もある──素直に教えてくれるとは思わないけれど。
     しかし、それも無理だろうこともすぐに察せてしまった。目の前の白はよく見れば少し透け始めていたのだ。
    「……時間、か?」
    「ああ。じゃあな、ディノ・アルバーニ。ヒーローのお仲間と頑張れよ。俺はイクリプスを……シリウスを応援するが」
    「……そうか」
    「ああ、最後に」
    「最後に?」
    「俺は……俺たちはディノ・アルバーニだ」
     ぴ、とその男はほとんど見えなくなっている体でディノを指差し、今夜散々話した自分たちは違う存在なのだという前提をひっくり返しかねない言葉の後にひとつの呪いを放った。
    「俺の所業を、お前に託してやる──押しつけてやる」
    「な──」
    「譲ってやるつもりはないがな。……お前が言ってた、仲間にひどい言葉を吐いたのも傷付けたのも──俺でありお前の、この体だ。お前は『これ』を使い続けるんだ」
     改めて突きつけられたその簡単な事実にひゅ、と息が詰まった。頭が真っ白になり、喉の奥が張り付いたみたいに何も言葉を発することが出来なくなる。そのまま、何も言えないままディノの意識はがらがらと崩れ──。
     最後の瞬間、もう見えないはずのディノが笑っているのが見えた気がした。
    「俺からの最後の仕返しだ」




     ゆっくりと目を開いた。目の前には少し散らかった自分の部屋と、その向こうにまた違うタイプの散らかり方をしたキースの部屋が横になって見えた。窓から差し込む光はまだ淡くて、これから希望に満ちていく、起きるには一番いい時間なのだろうと認識した。
    「ん、ぅん……」
     体を起こしてぐっと伸びて体のあちこちに順番に力を入れてみると肩のあたりからぱき、という音が小さくひとつだけ聞こえた。その音に謎の達成感を覚え、今日も一日頑張るぞと頬を叩く。
    「……」
     夢を見ていた気がする。夢を見た、ということだけは覚えているのにそれがどんな内容だったのか、いい夢なのか悪い夢なのかすらわからないのがもどかしかった。
     だが夢は所詮夢で、それがイクリプスに関する悪夢だろうとピザビュッフェのいい夢でも現実には関係がない。予知夢の能力なんてものも自分は持っておらず、どんな夢を見ていたとしてもヒーローディノ・アルバーニとしてこの今を、現実を生きていくだけだと、そんなことはとうの昔に誓っている。──それなのに、どうにもスッキリしない。忘れてはならない何かがあった気がしてならないのだ。
    (なんだったかな……)
     早めに思い出すに越したことはないけれど、見つかるはずのないものを追いかけることは難しい。二度寝するにももうディノはしっかり目が覚めてしまっているし、そもそもそうしたところで『それ』にはもう会えないだろうことを本能に近い部分で理解していた。
     ふと自分の手のひらをじっと見つめる。この手が何をしてきたのか、どれほど汚れているのかを知る術をディノは持ち合わせていない。さすがにシリウスだってそこまでは把握しきっていないはずだ、となるともう誰も知らないだろう。あまり悪い方へ考えすぎないようにと気をつけてはいるけれど、どうしても答えのない問いを何度も繰り返してしまう。今もまた潜っていってしまいそうになったが、ゆるりとかけられた低い声にハッと我に帰り振り向いた。
    「ディノ?」
    「っ、ああ、おはようキース」
    「はよ。……何かあったか?」
     気怠げな親友は朝一で目敏い。変に隠してもきっとすぐにバレるだろうし、そうでないならないで変に心配させるだけだと判断して素直に答えた。といっても、嘘をつかないことは全てを話すこととイコールではない。少しだけ誤魔化して笑いながら語った。
    「夢を見た感覚はあるんだけど、全く覚えてなくてさ。いい夢なのか悪夢なのかも分かんなくてどうしようかなってなってたところ」
    「………………そうかよ」
    「そう、それだけ」
     それだけならばそんな風に難しい顔をすることもないだろう、とキースは思ったが何も言わなかった。ディノのことを心配しすぎて不穏なことは何でもかんでも問い詰めたくなるが、そんな過保護なことは望まれていないし道理から逸れているという認識もあったからだ。そして、キースがそう考えていることもディノはもう知っていた。
    「ならいい……が」
    「ん、心配してくれてありがとな」
    「……おう」
     少しの沈黙の後、ぱんぱんと気丈に手を鳴らし意図して明るい声をキースに投げた。
    「ささ、起きるぞキース! 今日はまず午前中パトロールに出かけないと!」
    「それはあるにはあるがまだ時間はあるだろ……そんな気合い入れて準備することもねえし……もう少し寝て……ふわあぁ……ぁ……ぐう」
    「いやいや、髪もっさもさになってるんだ、整えてからいかなきゃだろ。あとメンターとして後輩に示しもつけないと! ほらほら!」
    「オレたちそういうタイプじゃないだろうよ」
    「今からでも頑張ろうよキース!!」
    「えぇ……」
     そう言いつつも、のそのそと布団から這い出る準備をしているキースを微笑ましく見守っていると、こちらから顔が見えなくなったタイミングで真面目な声音で名前を呼ばれ、つい気の抜けた返事をしてしまう。
    「ディノ」
    「うん?」
    「大事なことなら……大きなことならきっと、絶対に思い出す。また夢に見る。その時に難しいって思ったら、オレに話してくれ」
     表情は見えない。付き合いが長く声音だけでもだいたいのことは察せるようになったとはいえ、きっと今のキースの複雑に色々なものが混ざり合っているだろう感情をそれだけでひとつ残らず汲み取ることは無理があった。それでも、キースがディノのことを大事に思っていることは間違いなく伝わり、理由はわからないが冷えていた胸の奥にじわりと暖かいものが広がっていった。
    「……! ああ、もちろん。ありがとう」
    「うーーーっし、起きるぞー」
    「声だけは立派だけど動いてないぞキースぅ」

    『俺はお前を認めない』

     一瞬、その言葉だけが脳裏にちらついた。
     その声は間違いなくディノのものだが、あいにくそんなことを言った覚えはない。いつか誰かに言われたことを自分の声で再編成したものだとしても、こんなにショックな言葉を忘れるなんてことがあるのだろうか。この言葉の主は仲間たちか、市民か──自分自身か。
     本当に潰されそうになったら流石に話すつもりだが、まだ何も分からないこれは誰に話すべきでもなく、話したくないと何故か自然にそう思った。
    (──これはきっと、俺が抱えなきゃいけないものだ)
     それがこれからどんな色になってディノに染みていくのか、まだ誰も知らない。
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