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    そまふみ

    @somahumi_though

    イラストまとめとかSSとか。センシティブなのもあります。夢、書いてる、ヨ。

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    そまふみ

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    アカセカの道長様夢。巫女ちゃんの名前有り。

    ちいさな恋人と。 陰陽術のせいで、瑠凛が小さくなった。小さくなったと言っても子供になったというものではなく、手のひらに乗ってしまうような大きさとなったのだ。
    「あうぅ」
     やはりそんな大きさでは不安なのか、俺の手のひらできょろきょろと辺りを見回している。警戒しているのだろう。
    「大丈夫やで。俺がついとるから、怖いことなーんもあらへん」
    「ほんとれすか」
     ああ、舌が回っていなくてかわいい。「ほんまやよ」と笑いかけると、ふにゃっと笑ってみせてくれた。
    「(あかん、かわいすぎて食べたなってきた。一口で飲み込めてまう)」
     唾液が溢れそうになるのを必死で堪える。かわいらしいが、食べてしまっては無くなるのだから、我慢しなければ。

    「ぅー……ねむれません……」
     寝室に小さな机を置いて、布を何枚か重ねて布団代わりにしてやる。だがやはり慣れないのか、ぐるぐると転げては唸っていた。
    「眠れへん? せやけどなあ、俺のとこに来たら潰してまうし……」
     ほわほわ、と想像するのは、成人男性の体躯に潰される小さな瑠凛の姿。それはさすがに可哀想すぎるので、簡易の布団で我慢してほしいのだが。
    「やぅ……さむい……」
    「ああ……机が冷たいんかな? もうちょい分厚い布敷くか」
     冬用の布をいくつか使用人に取らせ、敷いてあげる。少し、瑠凛の表情が和らいだように思った。
    「さむくないっ」
    「よかったなあ。ほな、頑張っておやすみ」
    「はぁい」

     瑠凛が起きてから、手に乗せて庭の散歩をしてやる。「おはな、きれいですねえ」と笑う姿が愛おしく、自然に頬が緩む。
    「せやな。俺が花選んでんねん」
    「ほゎ」
     驚いたような顔をしてから、「すごぉい」と頬を撫でられる。くすぐったくて、少し恥ずかしくなる。
    「せ、せや。あっちはもっと綺麗なんもあるんやで」
    「わぁい」
     嬉しそうに笑うから、こちらまで嬉しくなる。瑠凛を庭のあちこちに連れ回し、その都度説明をしてやっていた。
    「道長さん、おはなすき?」
    「せやなぁ。嫌いとちゃうけど……一番は景観の維持やな。綺麗な庭ある方が威厳っちゅうもんも出るやろ?」
    「そうなんですねえ」
     こくん、と頷いてくれる。「ええ子やね」と笑いかけた。
    「道長さん、もっといっぱいみたいです」
    「さよか。ほな、もっとお散歩しよ」
    「はぁいっ」
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