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    S24243114_0102

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    今日の分の闇鍋(未完)
    昼にボヤいてたやつを活字化しようと努力した。無理。

    無題 死闘を辛うじて制し、膝をついたブレーザーは光の粒となって霧散した。空中に投げ出され、既に痛む全身を地上に叩きつけられた衝撃と激痛が包む。確実に、どこかの骨が折れる音がした。
     捌ききれなかった攻撃、腕で受け止めた光線…顔に飛んできた斬撃…今まさに痛みを感じている全てが、鮮明に記憶にある。この傷はブレーザーの傷、そして俺自信に刻まれてしまった傷だ。
     瓦礫の真っ只中に仰向けに転がり、濁った空を見上げた。視界の端が赤黒く霞んでいく。身体が動かない。これは助けを、呼ばなくては。

    《ゲント隊長!聞こえますか!ゲント隊長!》
     無線から部下たちの声が流れている。頭の中の妙に冷静な部分が、これはまたテルアキに怒られるな…などと呑気なことを考えはじめた。震える手でなんとか身体を起こし、座り込む形になる。が、それ以上はもう動けそうにない。既に感覚の無くなった左腕と、視界の端を赤黒いものが流れ落ちていく。不味い…かもしれない。グラグラと揺れる意識を必死に繋ぎ止めようと目を瞬いた時だった。身体の奥底、自分の中の自分じゃないところに激しい熱を感じたのは。
     薄れる視界の中でどろりと流れる赤黒い色が、青白い炎に包まれる。これは…
    「ブレー……ザー…」
    蒼い炎の中で意識は暗転した。


    「ゲント隊長!」
    明るさに思わず目を瞬く。
    身体の痛みは消えていた。俺は、助かったのか…?
    俺を覗き込む部下たちは皆防具を付け、戦闘スタイルだ。視界に広がるのは青い空。病院ではない。
    部下たちに支えられて身体を起こした。左腕は、問題なく動く。
    「俺はどのくらいロストしてた?」
    「20分程です。戦闘終了しても応答が無いので探し回りましたよ」
    「そうか、ありがとうテルアキ」
    「瓦礫ん中でうずくまったまま気絶してるなんて何があったんです?」
    「いや、少し疲れたんだと思うよ。身体はなんとも無い…あぁ大丈夫、歩けるから。」
    肩をかそうとしてくれたヤスノブを静止し、立ち上がって歩き始める。やはり、痛みは無い。折れた感触があった左腕も、激痛が走っていた両脚も、ザックリ切れていたはずの頬も。意識を落とす前に自覚していた全ての負傷が消えている。そして。布越しにいつも感じている彼の重みが、軽くなっていた。
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    MOURNING今日の分の闇鍋(未完)
    昼にボヤいてたやつを活字化しようと努力した。無理。
    無題 死闘を辛うじて制し、膝をついたブレーザーは光の粒となって霧散した。空中に投げ出され、既に痛む全身を地上に叩きつけられた衝撃と激痛が包む。確実に、どこかの骨が折れる音がした。
     捌ききれなかった攻撃、腕で受け止めた光線…顔に飛んできた斬撃…今まさに痛みを感じている全てが、鮮明に記憶にある。この傷はブレーザーの傷、そして俺自信に刻まれてしまった傷だ。
     瓦礫の真っ只中に仰向けに転がり、濁った空を見上げた。視界の端が赤黒く霞んでいく。身体が動かない。これは助けを、呼ばなくては。

    《ゲント隊長!聞こえますか!ゲント隊長!》
     無線から部下たちの声が流れている。頭の中の妙に冷静な部分が、これはまたテルアキに怒られるな…などと呑気なことを考えはじめた。震える手でなんとか身体を起こし、座り込む形になる。が、それ以上はもう動けそうにない。既に感覚の無くなった左腕と、視界の端を赤黒いものが流れ落ちていく。不味い…かもしれない。グラグラと揺れる意識を必死に繋ぎ止めようと目を瞬いた時だった。身体の奥底、自分の中の自分じゃないところに激しい熱を感じたのは。
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