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    義眼のスペースヴァンパイア閣下と意識をクラウド化した電子幽霊フェルナ~の宇宙二人旅なフェルオベになればいいなという与太話

    閣下は貴族の生まれで父の友人の吸血鬼に噛まれしっかり復讐した後特権を行使しながら旅をしてきた。義眼を手に入れる為一定期間で医師と技師を変える必要があった。秘密を共有する者はいなかったが運悪く最新技術を押し売りするクリニックに当たりそこで脳外科医フェルナ~と出会ってしまう。
    真実を話せば精神の病だと敬遠され胡乱なクリニックから解放されるだろうと判断したがこれがまずかった。興味津々に話を聞くフェルナ~。待ち受けるCTスキャン的な何か。閣下の脳を分析したフェルナ~が言う「あなたのお話は真実ですね」閣下に観測者ができた瞬間であった。
    クリニックは技術を振りかざして暴利を貪っていたが客の評判は悪くなかった。つまり研究資金は潤沢でフェルナ~は永劫の命に相応しい義眼の開発に着手する。様々な義眼が誕生しどれもイマイチなままフェルナ~の寿命が近づく。
    人生で最も深く交流した人物に対し閣下は提案する「私と同じ存在になるかね?」「私は人の生き血は気色が悪く感じますし薔薇の精気で生きるという柄でもありませんので辞退します」残念そうにそうかと呟く閣下。しかしフェルナ~は続ける「閣下と同じ存在にならなくとも共に生きる手段を用意してあります」
    それはすでに技術としては珍しくもないネットワークへの自意識のアップロード技術を応用したものだった。フェルナ~の提案は無数の自己がネットワーク上で情報を収集しオリジナルである自己が閣下の義眼を世が続く限り最新のものとするというものであった。
    「たかが義眼にそこまでせずともよい」「たかがではありませんよ。あなたの義眼です。お気づきになりませんか?おれはすっかりあなたに人生を捧げてしまったのです。おそらく、おれはあなたを愛しているのでしょう」
    おそらく情が湧いたの間違いでは?と閣下は思うが指摘はしない。閣下はどうやら自分こそこの男を愛し始めていると自覚しているので。
    こうしてフェルナ~は電子幽霊となりネット上でそこそこ増殖し、ほぼ他人となった自分が最新技術やあやしげな技術が日々オリジナルに蓄積されていく。オリジナルは時には義体を用い、必要とあらばただの端末として閣下の手の中に居る。二人は特に目的もなくただ宇宙を旅をしている。二人の間に真の愛は芽生えるかもしれないしただの近しい他人のまま終わるかもしれない。答えを出すのには十分すぎる時間がある。タイムリミットは義眼を作る技術がある文明が終わるまでである。

    この後コピーフェルナ~が各地に実体化して実業家になってて二人の関係をからかったり普通に家庭築いてたりして閣下がちょっと嫉妬したりする(本編)
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