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ほたぴ

@EktLs0n

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MEMO

なにかしらのオカ日（昔書いたネタ供養）

##オカ日

エセ霊能グッズを適当な人に売りつけてぼったくりを計画する神集冬架(ちょうどいいやついねーかな…弱っちそうなやつ…)
部長「今日も疲れた(下校途中)」
神集冬架(いたわちょうどいいやつ)

神集冬架「おい」
部長「ヒッ」
神集冬架「お前、今すぐこの札を買わないと、最悪の場合、死ぬぞ」
部長「死ぬの！！！？？」
神集冬架(しまった…死ぬは言いすぎた…)

神集冬架「まあ死ぬまでは行かないけど…いや、やっぱ死ぬこともあるかもしれないけど、」
部長「俺この札買わないと死ぬの！？！？」
神集冬架「ああ。(適当)そうだな、死ぬ」
部長「今ここで札買わないと終わっちゃうの俺の人生が！？マジで！？何で！？」
神集冬架(しまった、説明を省きすぎたか)

神集冬架「端的に言うとお前についてる霊がこの世の中で最も邪悪なものだから、最終的にお前はその霊に呪い殺される」
部長「俺悪霊に取り憑かれてたの！？！？！？」
神集冬架(本当は悪霊っていうかなんか花みたいなの持った変な幽霊だけど)

神集冬架「ああ、そうだ。お前は悪霊に取り憑かれてるんだ。だからこの札を買って僕のお祓いを受けないと、この後ありとあらゆる草花に囲まれて死ぬ」
部長「ありとあらゆる草花に囲まれて死ぬ！？」
神集冬架「ってお前についた悪霊が言ってる」
神集冬架(さすがに無理か…？買うか…？札…)

部長(やばいな…これはついに菜畑が人を呪う方法覚えてしまったっぽい…どうしよう…2日前に菜畑の育ててる観葉植物の鉢倒しちゃったのバレて呪われたのかな…)

部長「買います…」
神集冬架「嘘だろ、買うのか！？！？！？」
部長「えっ！？だって買わないと死ぬんでしょ！？」
神集冬架「いや、死なない場合もある！！でも買ったら死ぬリスクが下がるってことだ！！！」
部長「結局死ぬんですよね！？あと俺その悪霊に取り憑かれたのなんか心当たりあって…怖いんで…買います」
神集冬架「え…買ってくれんの？ほんとに？」
部長「はい…(えっ…？自分から買えって言っといて何だこの子…？買って欲しいんじゃないのか…？)」

神集冬架(ヤバい…今までで1番バカなやつだ…こんな簡単に買うとか言ったやつ初めて会った…ていうかこいつなんで悪霊に取り憑かれた心当たりあるとか言ってんだ？本当にやばいのか？僕じゃなくてプロにお願いした方がいいのか？)
神集冬架(でも儲けるならいいか…)
神集冬架「御札1枚2万円のところを今回はマジよく効くお清めの塩と数珠さらに僕のお祓いもつけて5万だ」
部長「たっっっっっっか」
神集冬架「はあ！？お前これに5万払っとけばこの先悪霊に取り憑かれて死ぬことなくなるんだぞ！今失う5万と今後失う命どっちが大切か言ってみろ！！リーズナボォだろうが！！！」
部長「リーズナボォってなんですか？」
神集冬架「リーズナボォはリーズナボォだろ」
部長「あのそれでも5万は高すぎます…俺高校生だしいまそんなお金もってないので…」
神集冬架「いいのか？」
部長「えっ」
神集冬架「いいのか？今5万出さないとお前の心当たりは一生解決しないんじゃないのか？」
部長「はっ……。(そうだ…。菜畑…。俺に取り憑いているのは菜畑の怨念が集まって誕生した悪霊…このままここでこの子のお祓いを受けずに明日部室に行ってみろ…菜畑はなんで生きてるんですか？とか言うかもしれないぞ…)」
部長「……。」
神集冬架「フン、ようやく分かったようだな」
部長「くっ……！(財布を出す)」

菜畑「何してるんですか？」
部長「！？！？」
神集冬架「！！！！！」
菜畑「そいつの商売ぼったくりなので信用しない方がいいですよ」
部長「で、でででででも俺はいまここで御札と塩と数珠を買ってお祓いを受けないと悪霊に呪い殺されてしまうってこの子が」
菜畑「部長って幽霊見えるからオカ研作ったんですよね？自分で見えないんですか？馬鹿なんですか？強度近視ですか？メガネ要りますか？」
部長「ああああああああああ！！！！！悪霊の前に後輩からのメンタル攻撃で死んでしまう！！！！！」

神集冬架「テ、テメェ……。せっかくの販売チャンスを台無しにしやがって…………。」
菜畑「学校でやるなって言ってんだろ」
部長「！？」
神集冬架「お前には関係ない！」
菜畑「僕には関係ないけどこの弱っちそうな人には関係あるんだよ」
部長（え…？弱…え？）

部長「っていうか！2人とも知り合いなの？」
菜畑＆神集冬架『幼なじみ』
部長「ええ…」
菜畑「普通に七穂高校の生徒が今みたいに売りつけられてるところを発見したら引き剥がすんですけど、何回注意しても聞かないんですよ」
神集冬架「人の仕事に口出すんじゃねえ！」
部長「あっ、助けてくれたんだ！？」
神集冬架「嘘つけよ！おまえ途中まで見てただろ！そんでたまに笑ってたろ！こっから見えてたんだよ！」
部長(あっ、うんそんな気はしてたよ安定の菜畑)
菜畑「まあそれは事実だ。部長はからかうと面白いから放置してた」
部長「ヒュゥ！ためらいがないね！」

菜畑「本気で買いそうになるとは思わなかったんですけどね、次は止めません。(部長のみ)」
部長「……。」
神集冬架「ちっ……。今日のところはこれで帰ってやるよ。でもお前に霊ついてんのはホントだからな。お前の髪の毛のぴよぴよの先についてっから！じゃあな！！」

部長「帰った…」
菜畑「部長」
部長「は、はい！」
菜畑「部長についてる幽霊っていうの」
部長「はい……。」
菜畑「あれやったの僕です」
部長「やっぱりお前かーーーーーーい！！！！！！」
菜畑「すみません。でももうやりません。人に試せて満足したので。」
部長「なんで？ねえ、なんで俺で呪いを試したの？」
菜畑「ふふっ」
部長「ふふっ…じゃなくて…まあ…もういいよ…なんかもう疲れたし…」
部長(あと、2日前のことは気づいてないっぽいし)

菜畑「部長も僕の育ててる鉢を倒したの反省してるみたいだからもう呪い解きますね」
部長「菜畑芙季さん、本当に申し訳ございませんでした」

〜完〜

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