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    yata_lia

    @yata_lia

    AC6の夢とか妄言・幻覚を投げます✏️

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    イグ6
    なんやかんやあって平和な時空
    ふとした瞬間に6との体格差に色々びっくりしててほしいn番煎じのおはなし とても みじかい

    #イグ6
    Iguazu/621
    #イグ621

    ちょっと足りない「……オイ、お前ちゃんと食ってんのか?」
    パイロットスーツ越しに見える、少し骨の浮いた身体のライン。
    初めて会った頃より幾分かはマシになったが、それでもやはり年相応より細々としていると思う。2,3歩踏み間違えたらたちまち不健康…そんな肉付き。
    「最近なら、きちんと食べてる」
    食堂のごはんもおいしいし。ふふん、と自慢げに語るレイヴン。
    ……こないだその食堂で見た時、子供用みたいな小せえ茶碗で食ってなかったか?しかも量はその半分。あんなんで足りるのかよ。
    「……そうかよ」
    まあ、本人が言うのならそうなのだろう。
    「それにしたって細すぎやしねえか、コレ」
    するりとレイヴンの腰周りに手を伸ばす。両の手で輪っかを作るようにしてやれば、もう少しで指先どうしが触れてしまいそうだった。
    このまま力を入れたら、きっとぽきりとどこからか聞こえてくるだろう。
    「本当に同じ骨も内蔵も入ってんのか分かんねえな」
    自分よりはるかに薄い腹に手を当て、ぽつりと呟く。
    「……ふふ、中身、ちょっと足りないけどね」
    「そういうことじゃねえ」
    滅多なこと言うな、と軽く小突いた。

    手を伝い感じる、自分のものではないやわらかい体温。それだけが、かろうじてコイツが生きていることを実感させる。
    いや、それだけでも。自分が安堵するには十分な材料だった。
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