Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    すわん

    @suwanu

    とうらぶマイナーCP(主にBL)と城プロ絵ばっかりなのでご注意下さい。
    ※適度に消すか移動させます※
    リスイン希望は固定ツィを♡をお願いします。

    ☆quiet follow Send AirSkeb request
    POIPOI 105

    すわん

    ☆quiet follow

    あなたにだけの呼び方(大包平✕小竜)
    https://www.pixiv.net/artworks/68755012
    pixivから移動してきました。

    ↑おおこりゅ+鶯でおまけ小話

    呼びたい気持ち「おじぃちゃま」

    そう呼んでいいと言われてから、何度も呼ぶ機会はあったのになんだか照れくさくて呼べない。
    意気地無し…つい自分に悪態をついてしまうくらい照れてしまう。

    「呼んでやればいいじゃないか」

    鶯のお爺様はくすくすと笑う。
    この人はいつもこうだ。大包平様の事となるといつも楽しそう・・・。
    湯呑みを軽く揺らす手の片方が俺の頭に乗る。

    「あいつは案外寂しがりなところがある。沢山甘えて振り回して、外に連れ出してやってくれ」

    優しい声。
    大包平様が外の自由に触れたのは一時の話。大事にされていた分、外から隔絶されていた。
    俺とは真逆な人。俺の汚い部分で汚すのが怖くなるくらいの美しい人。
    彼が許してくれたように呼べたら、俺の汚れも薄まるだろうか。

    「小竜…大丈夫だ。細かいことは気にしないでいい。」
    「え…?」
    「ほら、迎えだ…」

    何にそういったのかと聞きたいがそれは出来なかった。
    でも…彼の穏やかな声と眼差しが、もう一度大丈夫と言って背を押してくれる。
    俺はひとつ頷いて、彼の傍から立ち上がる。少し照れくさいが呼べる事が少し嬉しくなった。

    「…おじぃちゃま」


    Tap to full screen .Repost is prohibited
    🍵🍵💕💖💖
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works